三葉虫が何を食べていたかが明らかに。最後の晩餐が内部に残っている化石が発見される

thumbnail image チェコ共和国、プラハ盆地にある4億6500万年前の地層で三葉虫の化石が発見された。この化石が貴重なのは、内部に最後に食べたものが残されていたからだ。 およそ2億5千万年もの間、2万種以上の仲間たちが海底にひしめいていた三葉虫は、古代生物のシンボルのような存在で、これまで多くの化石が発見されている。 だが、基本的生態はあまりよくわかっておらず、彼らが何を食べていたのかも明確ではなかった。 今回、お…
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密売業者から押収されたセンザンコウがこれまで知られていない新種であることが判明、8種から9種へ

thumbnail image 密猟されたセンザンコウのウロコから、これまでに知られていない新種の存在が明らかになったそうだ。 だが、それがどこに生息しているのか誰にもわからない。その謎めいた素性ゆえに、新種は「マニス・ミステリア(Manis mysteria)」と仮に命名されている。 せっかくの出会いだが、この新種はすでに絶滅の危機にあるそうだ。 ウロコに薬効があると信じられていることから、センザンコウは世界でもっとも密猟さ…
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うれしいニュース。絶滅したと思われていた先史時代の鳥「タカヘ」がニュージーランドの野生に戻る

thumbnail image 鮮やかな青と緑のグラデーションの羽色と真っ赤なクチバシが特徴的な、飛べない鳥「タカヘ」は、ニュージーランドの固有種だ。 先史時代から存在する希少な鳥だが、自然下では絶滅に追い込まれた。 だが、熱心に繁殖を試みた人々の地道な努力が実り、8月23日、ニュージーランド南島の高山地帯にあるワイマオリ渓谷に18羽が放された。 この土地の所有者であり、その返還をめぐって長年戦い続けてきた、ニュージーランドの…
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巨大昆虫「ジャイアント・ウェタ」が飼育繁殖を経てニュージーランドの自然へ再導入

thumbnail image 世界最大・最重量クラスの昆虫は今、絶滅の危機にある。だがニュージーランドの人々の尽力のおかげで少しずつ野生に戻りつつあるそうだ。 その昆虫の名は「ジャイアント・ウェタ」。ニュージーランドの固有種で、その中でも最大の「ウェタ・プンガ(Deinacrida heteracantha)」は、恐竜よりも昔からこの地球で生きていた。 ニュージーランドへの入植者が環境を大きく変えたために激減してしまったが、…
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嬉しいニュース。カリフォルニア州で絶滅の危機に瀕しているハイイロオオカミの新しい群れを確認

thumbnail image 研究者とオオカミ愛好家にとって、うれしいニュースが舞い込んできた。 米国カリフォルニア州に横たわるシエラ山脈の森で、絶滅の危機に瀕しているハイイロオオカミ(タイリクオオカミ)の新しい群れが確認されたそうだ。 かつてカリフォルニア州ではハイイロオオカミが駆逐され、1920年代にはついには絶滅してしまっていた。ところがこの10年ほどで、他の州からオオカミたちが移り住んできているのだ。続きを読む…
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三葉虫が2度の大量絶滅を生きのびた理由を解明。その秘密は体の構造にあった

thumbnail image 多くの化石が残されている三葉虫は、古生物のシンボルのような海生動物だ。2度の大量絶滅を生き延び、じつに3億年もの長きにわたり古代の海底を支配したすごいヤツなのだ。 地球の酸素の量が変わることもあった激動の時代において、三葉虫はどうやってそんなに長い間生きることができたのか? スペインとアメリカの古生物学者によれば、そのヒントが三葉虫の変わり種「アウラコプレウラ・コニンキイ(Aulacopleur…
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シロナガスクジラの2倍以上。史上最も重い動物かもしれない絶滅種のクジラの化石を発見

thumbnail image 南米ペルーの砂漠でまるで岩のような化石が発見された。それはもしかしたら地球史上もっとも重たい動物だったかもしれない。 新たに発見された『ペルケトゥス・コロッスス(Perucetus colossus)』と名付けられたこの絶滅種は、3700万~3900万年前に海の浅瀬で生きていたクジラの仲間だ。 これまでの動物の重さのチャンピオンは現代のシロナガスクジラで、体重130トンもある。だがペルケトゥスは…
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恐竜が出現する前、5億年前のクラゲの化石を発見。地球最古のクラゲの可能性

thumbnail image カナダのカナダのロッキー山脈には、カンブリア紀の海棲動物の化石がたくさん埋まった、5億500万年以上前の地層「バージェス頁岩」があり、これまでもさまざま太古の海の生物たちが発掘されてきた。 そして今回、驚くべき発見がもたらされた。それは、恐竜が出現するずっと前に海を泳いでいた170点以上のクラゲの化石だ。 軟組織が化石になることはとても珍しいが、このカンブリア紀のクラゲたちは、触手のような細部ま…
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絶滅した巨大ザメ「メガロドン」は体温を保つことのできる「温血動物」だった可能性

thumbnail image 2300万年前から360万年前。古代の海で頂点の座にあった史上最大のサメ「メガロドン」は、魚でありながら、温血動物(恒温動物)だった可能性があるという。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校をはじめとする研究チームが、メガロドンの歯の成分を分析したところ、この巨大ザメは周囲の水温よりも7度体温を高く保てただろうことがわかったのだ。 この体温維持機能は、メガロドンが頂点捕食者として世界中に広まるうえで…
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地獄のオタマジャクシと恐れられていた、古代生物「クラッシギリヌス」の頭の復元に成功

thumbnail image 恐竜が登場する以前、3億3000万年前の石炭紀に、地球上には恐るべき捕食者が存在した。「地獄のオタマジャクシ」の異名を持つ「クラッシギリヌス(Crassigyrinus scoticus)」だ。 これまで、巨大なオタマジャクシのような姿をしていると考えられており、学名も「厚みのあるオタマジャクシ」という意味がある。 ところが最近の研究によると、どうやらオタマジャクシっぽくないらしい。 残されてい…
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博物館にメノウとして展示されていた鉱物、実は恐竜の卵だった!

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絶滅したマンモスの肉の味を再現したミートボールが登場、DNAを使用した培養肉

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繁殖のために飼育された鳥は羽根の形が変化してしまい、野生での生存率が激減することが判明

thumbnail image 絶滅が危惧されている動物を守るため、世界各地で人間の手で繁殖させ、自然に返すという試みがなされているが、ある問題が生じることがあるようだ。 新しい研究によると、繁殖プログラムで飼育されている鳥は、在来種とは違う羽の形に変化が生じ、そのせいで、うまく空を飛ぶことができなくなっているという。 渡り鳥が長距離を飛ぶことができなければ、生き延びるのもむずかしい。鳥の保全を行う関係者は、飼育方法を見直す必…
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デボン紀を生きた古代魚「ダンクルオステウス」の詳細が明らかに

thumbnail imagephoto by iStock 古代魚の中でも、最大級の大きさを誇るといわれていた、デボン紀後期を生きた古代魚「ダンクルオステウス」は、体長9mはあると予測されていた。だが、新たな研究によると、これまで考えられていたより体長は短く、その半分ほどだったらしい。 それでも、この魚が超ビッグだったことには変わらない。縦には短かったかもしれないが、ずんぐりタイプで横に分厚かったのだ。続きを読む…
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うれしいニュース。絶滅したかと思われていたマダガスカルの鳥が24年ぶりに再発見

thumbnail image 1999年以来、24年間もまったく目撃報告がなく、絶滅したと思われていた、マダガスカル固有種の小鳥が発見された。 ススケマダガスカルヒヨドリ(ダスキー・テトラカ: Xanthomixis tenebrosa)は、マダガスカルの熱帯雨林の湿った低地の森林に生息するオリーブ色と黄色の小鳥だ。 この鳥は、アメリカ野鳥保護協会など複数の団体が共同でまとめた「最も絶滅が危ぶまれる鳥類10種」リストに入って…
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