諦めない心。ニホンウナギの稚魚は捕食者に飲み込まれても消化管をさかのぼりエラから脱出する

thumbnail image魚のエラから脱出するウナギの稚魚 image credit:長崎大学 自分を丸のみにした捕食者の体を突き破って脱出すると聞くと、「それって映画エイリアンで見たやつ」と思う人も多いが、「ニホンウナギ」の稚魚は、実際にそれに近いことをやってのけるそうだ。 とはいっても体を突き破るわけではない。飲み込まれると、胃から食道といった逆のルートで捕食者の消化管をさかのぼり、エラの隙間からするりと抜け出していく…
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なぜ猫は閉まっているドアが嫌いなのか?動物行動学者が説明

thumbnail image 猫を飼っている人ならわかるだろう。猫は扉や窓が閉まっていると開けて欲しそうにする。開けてほしいのかとおもって開けに行くのだが、出る様子はない。 うちのばあいベランダに通じている窓が閉まっているとブーイングの嵐なので、夏の暑さにも、冬の寒さにも耐えながら、常に網戸の状態(網戸の下には猫用ドアを設置)にしてなければならないのだ。 どうして猫は閉まっているドアを嫌うのだろう?おかげでうちは窓から部屋の…
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旅行は究極のアンチエイジング。旅先の環境が老化の兆候を遅らせることを発見

thumbnail image 老化を防ぐとされる方法は数あれど、究極のアンチエイジングは旅に出ることかもしれない。 『Journal of Travel Research』(2024年8月8日付)に掲載された研究によると、旅行は「体のエントロピー増大」を防ぎ、老化の予防や健康維持に最高と考えられるそうだ。 だが宇宙論などで語られるエントロピーが、人体の老化といったいどんな関係にあるのか?  そしてなぜ旅行がエントロピー増大を…
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ギザのピラミッド建設を行った古代エジプト人労働者たちは有害な銅に体を蝕まれていた

thumbnail image 古代世界の驚異のひとつ、エジプト、ギザのピラミッド建設には多大なる犠牲が伴ったことは想像に難くない。 それは建設中の事故だけではない。作業に関わっていた労働者たちが大量の銅や砒素などの有害な金属に体をむしばまれていた可能性が出てきたのだ。 新たな研究によると、土壌から銅や砒素が検出されたという。 毒性のある銅が存在したということは、道具作りの産業が盛んだったことを示しており、同時に、世界最古の金…
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人間を「仮死状態」にする薬の研究にDARPAが資金提供

thumbnail image 米国国防高等研究計画局(DARPA)は、重傷を負った人間を”仮死状態”にする薬を探している。 ハーバード大学と提携して行われるこの研究は、医療目的のものだ。大怪我をした人間の生物学的プロセスをスローダウンさせ、つまりは冬眠やSF的なコールドスリープのような状態にして、治療までの時間稼ぎをするという目論見である。 AIを使って現行の薬を調べたところ、意外な薬が候補に挙げられた。それは以前から病院で…
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ひまわりは仲間思い。太陽の光を分け合うために、日陰を作らないようダンスする

thumbnail image サンフラワーの名のごとく、太陽みたいな風情のあるひまわりは、仲間思いな一面を持っている。仲間同士で日陰を作らないようベストなポジションを探すため、ダンスを踊るのだそうだ。 自然を眺めればわかるように、密集した植物は、お互いに光を奪い合うよう成長する。うかうかしていては自分が日陰になってしまうので、植物も必死だ。 だから周囲の状況を察知して、その影から離れるように成長する能力を進化させてきた。 だ…
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イモガイ科の貝の猛毒が糖尿病の新たな治療法につながる

thumbnail image この地球上には毒をもつ生き物は数多く存在するが、海にいるイモガイ科もそのひとつだ。刺されるとその猛毒で人間を死に至らしめることもある。 あまりお近づきになりたくない相手だが、毒と薬は表裏一体だ。使い方次第では、その毒がホルモン障害や糖尿病の新たな治療薬になるかもしれないという。 インド太平洋のサンゴ礁域に広く分布するイモガイ科の「アンボイナガイ」に血糖値やホルモン値を調節できる物質が含まれている…
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人間の体内にも存在する糖分が薄毛の治療に効果をもたらすことが判明

薄毛で悩む人にとっては、第三の救世主降臨となるかもしれない。しかも副作用がなく、人体にも存在する成分だ。 現在、男性型脱毛症(いわゆるハゲ)の治療薬として広く認められているのは、ミノキシジルとフィナステリドの2つだ。 […]…
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