5億9000万年前の地球の磁場崩壊が生命の多様化を促進させた

thumbnail image 今から約5億9000万年前の地球は磁場が異常に弱まり崩壊寸前だった。ところが、どうやらこのイベントが「エディアカラ生物群」と知られる当時の多種多様な生物たちが誕生したきっかけになったのかもしれないとする研究結果が発表された。 これは一見直感に反するように見える。磁場(地磁気)は宇宙から降り注ぐ有害な放射線を防ぐバリアだ。ならば、このバリアが弱くなれば、むしろ生物は減るはずではないか? しかしロチ…
紹介5億9000万年前の地球の磁場崩壊が生命の多様化を促進させたの続きを読む

野生のオランウータンが薬草を使って傷を治療する様子が世界で初めて観察される

thumbnail image 数年前、インドネシアの熱帯雨林保護地域で暮らす野生のオスのオランウータンが、他のオスとケンカをして右目の下に傷を負った。すると驚いたことに、そのオスは傷口に薬草を塗り始めたのだ。 その植物は、鎮痛効果のほか、抗菌・抗炎症・抗真菌・抗酸化作用といった薬効成分があり、インドネシアの人々が昔から薬草として使用していたものだ。 オランウータンはその薬草を繰り返し傷口に塗っていたため、意図的に薬草を使って…
紹介野生のオランウータンが薬草を使って傷を治療する様子が世界で初めて観察されるの続きを読む

塩と水を使用し人間の脳細胞のように動くバイオコンピュータが開発される

thumbnail image 研究者たちは、人工シナプスを作り、人間の脳のように湿ったコンピューターの開発に成功したそうだ。その人工シナプスは、生体と同じく水と塩を利用することで、脳のように複雑な情報を処理することができるという。 本物のシナプスと同じように働くこの人工シナプスは、驚異的な人間の脳の機能だけでなく、素材まで模倣したコンピュータ技術の実現へ向けた重要な一歩となる。続きを読む…
紹介塩と水を使用し人間の脳細胞のように動くバイオコンピュータが開発されるの続きを読む

猫の肉球みたいな「猫の手星雲」で太陽系外では珍しい過去最大級に大きな分子を発見

thumbnail image 地球から5500光年の先にある”猫の足星雲”で、宇宙ではとびきり珍しい大きな分子が検出されたそうだ。 ”猫の手星雲”こと「キャッツパウ星雲(NGC 63341)」で発見されたのは、「2-メトキシエタノール」という化合物だ。 13個の原子でなる複雑な作りをしており、これまで太陽系外で確認されたものとしては最大級の分子であると、『The Astrophysical Journal Letters』(…
紹介猫の肉球みたいな「猫の手星雲」で太陽系外では珍しい過去最大級に大きな分子を発見の続きを読む

どうしても駅が好き。自主的に駅に毎日勤務するようになった近所に住む猫

thumbnail imageimage credit:X ある時は駅長、ある時は店番、またある時は自宅警備員。働く猫たちは世界中で活躍しているのである。 今回はそんな世界の職業猫たちの中から、コロンビアのメトロ職員として勤務する「ミシ」という名前の猫をご紹介しよう。 実はこの猫、駅の近所の家に引き取られた飼い猫なのだが、どうしても駅が好きで、連れ戻してもまた駅に戻ってきてしまうのだという。続きを読む…
紹介どうしても駅が好き。自主的に駅に毎日勤務するようになった近所に住む猫の続きを読む

メキシコのブルーホールは世界一深かった。底知れぬ深さで隠された洞窟やトンネルもある可能性

thumbnail image メキシコのユカタン半島、チェトゥマル湾で新たなブルーホールが発見された。2023年の調査の時には、世界で2番目に深いことが判明したが、実はもっと深かったことがわかった。 地元のダイバーによって発見され「Taam Ja’(ターム・ハ)」と名付けられたこの穴の深さを、最近になってメキシコの研究チームが改めて測定したところ、確認できただけでも420mもあり、この時点でこれまでの世界最深ブルーホールより…
紹介メキシコのブルーホールは世界一深かった。底知れぬ深さで隠された洞窟やトンネルもある可能性の続きを読む

階段を上り下りすることで寿命が伸びる効果が認められる

thumbnail image 少しでも健康に気を配りたいなら、エレベーターやエスカレーターを利用するより、階段を使った方がいいかもしれない。新たな研究によると、日頃から階段を使っていると、寿命が伸びるかもしれないそうだ。 階段を歩くことで、様々な原因による死亡リスクを下げてくれるという。だが、とりわけ効果的なのが心臓や血管で、階段を上り下りするだけで心臓や血管系の病気で死亡するリスクがほぼ4割も低下するという。 それもそのは…
紹介階段を上り下りすることで寿命が伸びる効果が認められるの続きを読む

13万年前のエイを模した砂の彫刻を発見、人間が生物をモチーフにした最古のアートの可能性

thumbnail image 南アフリカ西ケープ州のスティル海岸の南で、ゲイラカイトのような形をした興味深い岩のようなものが発見された。だがよく見ると、左右対称になっており、表面に削られたような跡がある。 最近研究者たちがこの物体を詳しく調べたところ、尾はないものの、アカエイを形どった砂の彫刻である可能性が高いという。 もしそれが本当なら、この遺物は人類が他の生物の姿を模して作り出した芸術表現の最古の例となる。続きを読む…
紹介13万年前のエイを模した砂の彫刻を発見、人間が生物をモチーフにした最古のアートの可能性の続きを読む

劇的ビフォーアフター!体重18kg超えの猫が7kgの減量に成功

thumbnail imageimage credit:Patches’ Journey/Facebook アメリカのバージニア州で暮らす猫はメインクーンとかの巨大種ではない。ごく普通の猫なのだが、その体重はなんと19kgもあった。 2023年4月、「太り過ぎてこれ以上は育てられない」という理由で、飼育を断念した元飼い主より預けられた施設にてすぐにダイエットが開始されたのだが、その時でもせいぜい18kgちょっとにしかならなかっ…
紹介劇的ビフォーアフター!体重18kg超えの猫が7kgの減量に成功の続きを読む

イギリスが「12345」などの安易なパスワードを禁止する最初の国に

thumbnail image イギリスでは、ネット接続するデバイスを使うなら、今までよりちょっとだけ頭を捻らねばならなくなる。“12345”や”password”といった、誰にでも想像できる安易なパスワードが禁止になるからだ。 これは、2024年4月29日付けで施行された、スマートデバイスのセキュリティ基準に関する新法を受けてのものだ。 これによってスマホ・テレビ・スマートドアベルなどを扱うメーカーは、サイバー犯罪者からイン…
紹介イギリスが「12345」などの安易なパスワードを禁止する最初の国にの続きを読む

生きた細胞のように機能する人工細胞の作成に成功

thumbnail image DNAとタンパク質の素を操作することで作られたその人工細胞は、生きた細胞のように機能する。それどころか、自由にプログラムすることで自然の細胞を超えた能力を与えることもできる。新たな合成バイオ技術への扉が開いた瞬間だ。 米国ノースカロライナ大学チャペルヒル校のチームは、自然なタンパク質を使うことなく、細胞が細胞であるために重要な「細胞骨格」と、それをもつ細胞を合成することに成功。その結果を『Nat…
紹介生きた細胞のように機能する人工細胞の作成に成功の続きを読む

大気圧を利用し、十数分でダイヤモンドを合成する方法を発見

thumbnail image 自然のダイヤモンドは炭素原子でできており、地球の地下150kmより深い場所で、膨大な圧力と熱により生成される。 これまでダイヤモンドを人工的に作るには、地球深部の極限環境を再現するよりなかった。だが新棚研究によると、そうした高温や高圧を用いず、大気圧でほんの十数分のうちに、ダイヤモンドを人工的に合成する方法を発見したそうだ。 これにより、従来よりずっと低コストで、短時間で人工的にダイヤの結晶を作…
紹介大気圧を利用し、十数分でダイヤモンドを合成する方法を発見の続きを読む

南太平洋のトンガで失われた最古の古代都市を発見、歴史を塗り替える可能性も

thumbnail image 南太平洋のトンガ諸島トンガタプ島で驚くべき発見があった。高度なレーザースキャン技術で得られたデータから1700年前の失われた都市遺跡を特定することができたのだ。 LiDAR(ライダー)技術による空からの調査によって、住居跡や高官の墓など1万あまりの塚が発見されマップ化された。 この発見は、ヨーロッパ人の到来よりもはるか昔、この地に独自の都市構造が存在していたことを示している。続きを読む…
紹介南太平洋のトンガで失われた最古の古代都市を発見、歴史を塗り替える可能性もの続きを読む

理想的な映画の上映時間の長さは92分。新たな調査で明らかに

thumbnail image 没入体験が魅力の映画は今や家でも手軽に楽しめる娯楽になったが、理想的な上映時間ってどれくらいなのだろう? もちろん作品の面白さにもよるし、集中力に個人差もあるから一概には言えないのだが、アメリカ人を対象にした新たな調査では、92分(1時間32分)が理想の長さであることが明らかとなった。 最近では2時間越え、3時間越えの映画も珍しくないが、1時間30分程度の中にしっかりと起承転結がある映画が心地よ…
紹介理想的な映画の上映時間の長さは92分。新たな調査で明らかにの続きを読む

炭化した巻物を解読、プラトンの埋葬地と最後の夜の詳細が明らかに

thumbnail image 西暦79年のヴェスヴィオ火山の大噴火でポンペイとともに壊滅した町ヘルクラネウム。そこから出土した炭化パピルスの巻物を解析したところ、古代ギリシャの哲学者プラトン(紀元前427年~紀元前347年)が埋葬された正確な場所や最後の瞬間など、これまで失われていた彼に関する事実が明らかになった。 ヘルクラネウムの町には、火山噴火によって黒焦げになった古代の巻物(パピルス)が大量に埋もれていたが、現在、最新…
紹介炭化した巻物を解読、プラトンの埋葬地と最後の夜の詳細が明らかにの続きを読む