古代マヤ人にとって割れた鏡は異世界への道筋だった

thumbnail image 鏡が割れることは不吉なことが起きる前兆と信じられてきた。西洋には鏡を割ると7年間不幸にみまわれるとい迷信があるが、鏡にうつし出された姿に神秘的な力が宿る、という信仰は古くからあり、古代ギリシャや古代ローマ時代まで遡る。 一方で古代マヤ人は、割れた鏡に対して少し異なる見方をしていたようだ。紀元1000年までの間、メキシコ南部からホンジュラス西部にかけての都市では、ひび割れた鏡を化粧道具ではなく、超…
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火星の衛星「フォボス」は元々は彗星で重力に捕らわれた可能性

thumbnail image 火星の第1衛星「フォボス」は、もしかしたら大昔にこの惑星の重力に捕らえられた彗星だったのかもしれない。 JAXAの火星プロジェクトにも参加する研究者は、これまで未発表だった画像に着目し、フォボスが反射する太陽光の特性を分析し、それが彗星のものとよく似ていることを明らかにしている。 この仮説が本当なのだとすれば、地球型惑星のものとしては初となる元彗星の衛星が発見されたということになる。 それどころ…
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遺伝子変異により猫の新たな毛色が誕生「サルミアッキ」と命名

thumbnail image 猫には様々な毛色がある。日本と海外では呼び名は異なるものの、茶トラや三毛猫、ハチワレやさび猫など、正式に認定された毛色には名前がある。 そしてこの度、猫の毛色に新柄が登場したようだ。それは、ベースはハチワレ(海外ではタキシード)なんだけど、毛先にいくにつれて白くなるというユニークな特徴を持っている。 新たな毛色の名前は、世界一まずい飴と呼ばれるあの北欧のリコリス菓子の一種「サルミアッキ(salm…
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大陸形成に関する新説、「クラトン」は30億年前に風化によって作られたと提唱する科学者

thumbnail image 地球の大陸を支えてきた古代の構造「クラトン」は、安定した状態でいきなり海上に姿を現したわけではなく、岩石の風化ではじまる一連のプロセスよって30億年前に形作られたようだ。 「クラトン」(安定陸塊や剛塊とも)とは、大陸地殻のうちカンブリア紀より前に安定した古い部分のことだ。大陸で一番古い基盤であり、何十億年もの間、大陸を安定させてきた。 『Nature』(2024年5月8日付)で発表されたクラトン…
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ヨーロッパウナギはすべてバミューダトライアングルから来ている。だが誰もそれらを見たことがない

thumbnail image ヨーロッパウナギはすべてサルガッソー海に位置するバミューダトライアングルで生まれたものだという。 たとえ、ヨーロッパの内陸部に棲んでいるウナギでも、海はもちろんのこと、なんと陸地!を何千kmも旅してサルガッソー海までたどり着いて産卵するというのだ。続きを読む…
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ふわふわの綿菓子のような超軽量の巨大太陽系外惑星を発見

thumbnail image 1200光年の彼方で、ふわふわの綿菓子のように軽い太陽系外惑星が発見された。 「WASP-193b」と命名されたその惑星は、木星より大きいというのに、質量は7分の1程度しかなく、これまでに発見された惑星としては2番目に密度が低い(なお一番はKepler-51d)。その密度は、誇張でもなんでもなく、綿菓子とほとんど同じだという。 国際チームが発見したこの惑星は、あまりにも密度が低いため、コアがない…
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アラスカの多くの河川が青色からオレンジ色に変化。その原因は永久凍土の融解にあった

thumbnail image 青く透明に澄み渡っていたアラスカの数十の河川は今、錆び付いたかのようなオレンジ色に変色してしまった。 アメリカの複数の研究機関は、アラスカ州北部のブルックス山脈で汚染された水域、75地点を特定し、水のサンプルを集めた。 この調査で川の色が変化した理由が明らかとなった。 気候変動により永久凍土が解け、閉じ込められていた金属系鉱物が風化し、水の酸性度が高まり、川に鉄や亜鉛、銅などの金属が流れ込んでい…
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1600年前の古代オガム文字が刻まれた石がイギリスの庭で発見される

thumbnail image イギリスで自宅の草むしりをしていた地理教師が、奇妙な石を発見した。それは砂岩でできており、長さ11cmほどで、不思議な一連の縦線が刻まれていたのだ。 興味をそそられた教師が、地元の考古学者に写真を送ったところ、その刻み目が1,600年以上前に刻まれたものであり、博物館に展示する価値があることを知り驚いた。 実はこの縦線のようなものは、4世紀頃から9世紀頃にかけ、アイルランド、ウェールズ、スコット…
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地球に襲来した大規模な太陽嵐は深海にも影響を及ぼしていた。地磁気の乱れを観測

thumbnail image 2024年5月、史上最強クラスの太陽嵐が地球に襲来し、世界中の空にオーロラのカーテンをなびかせたが、その威力は実に凄まじかった。海の奥底に設置された海流の観測機器が地磁気の乱れを記録したほどだ。 カナダ、ビクトリア大学が主導する海洋観測イニシアチブ「オーシャン・ネットワークス・カナダ(ONC)」が運用する海流観測計によると、もっとも強い磁気の変化は、バンクーバー島沖にある水深25mの観測計が捉え…
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ナイル川の失われた支流が古代エジプトのピラミッドの謎を解く鍵になるかもしれない

thumbnail image エジプトには有名なギザの大ピラミッドを含め、1000年にわたって建設されたピラミッドが31もある。これらは現在のナイル川の流れから西へ数キロ地点の砂漠化した細長い土地に沿って点在している。 ナイル川は古代エジプト文明の中心のはずなのに、なぜ川から離れた場所にこれほど多くのピラミッドが建設されたのだろうか? 新たな研究により、ピラミッド群はもともと、今は消えてなくなってしまったナイル川の支流に沿っ…
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古代ローマ時代の難破船からこれまでに知られていないタイプのアンフォラ(陶器)が発見される

thumbnail image スペインのマヨルカ島沖に沈んでいるローマの貨物船から、これまで知られていないまったく新しいタイプのアンフォラが発見された。これらは特定の目的のために独特なデザインで作られたものと考えられる。 アンフォラとは紀元前15世紀頃から古代世界で広まった、生活必需品を運搬・保存するための陶器のこと。たいてい胴体からすぼまった首が伸びていてふたつの持ち手がついている。 セス・フォンタネルスの難破船として知ら…
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火星で永遠の眠りについた探査機「インサイト」を先輩探査機が発見しその姿を届けてくれた!

thumbnail image 2018年に打ち上げられ、火星を調査していた探査機「インサイト」はピンチに直面した。エネルギー源である太陽電池のパネル全体が、大量の塵に覆われてしまったのだ。その苦境に耐え、最後まで精力的に任務を果たしていたものの、2022年、惜しまれながら永遠の眠りについた。 ところが最近、2005年に打ち上げられた先輩探査機である「マーズ・リコネッサンス・オービター」が火星の地表でインサイトを発見し、その姿…
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2024年5月23日は満月!月のパワーが回復力をもたらしてくれる

thumbnail image そうこうしているうちにまた満月がやってきた。月のエネルギーが最大となり地球に降り注ぐ、29.5日に1度のチャンスが到来したのだから、これを見逃す手はない。 2024年5月の満月は23日(木)にやってくる。例え天気に恵まれなくても、今そこにある満月をしっかりと胸に刻み、空を見上げて月のパワーを分けてもらおう。 5月の満月は射手座の位置で起きる。今回の月は我々に回復力を与えてくれる。それでは詳しく見…
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ギザの大ピラミッド付近の地下で、謎の構造物の存在を示す異常が検出される

thumbnail image クフ王の墓とされる「ギザの大ピラミッド」近くの遺跡群のとある空白の一画で、地下に何やら”異常”があることが判明したそうだ。 吉村作治氏を中心とする東日本国際大学と東北大学の考古学者チームは、西の墳墓「マスタバ群」にある、これまで放置されていた区画で非破壊検査を行った。 その結果、地下に異常を検出したのだ。そこには、2mほどの深さにあるL字型の地下構造と、さらに下に続くまた別の謎の地下構造の存在を…
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言葉に出さずとも内なる声を解読する、脳の読み取り装置が開発される

thumbnail image 最先端技術により、言葉に出さずとも、頭の中で考えていることを読み取ることができる未来はもうそこまでやってきている。カリフォルニア工科大学の研究チームが、唇をまったく動かさず、頭の中だけで思い浮かべた心の声を、正確に解読することに成功したという。 同様の技術はすでにあるが、それらは少なくとも部分的に発声するなどしたうえで行われた結果だ。今回の技術は、まったく口を動かさなくても心の声を読めるという。…
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