サメの歯で作られた7000年前の武器がインドネシアで発見される

thumbnail image インドネシア、スラウェシ島での発掘で、およそ7000年前にさかのぼるふたつの遺物が発見された。それは、武器用に刃物として加工された大型のイタチザメの歯だ。 『Antiquity』誌(2023年10月24日付)に発表されたこの発見は、サメの歯の加工品からなる、複合的な武器の使用を示す世界最古の考古学的証拠だ。 これまででもっとも古いサメの歯でできた刃物は、せいぜい5000年前のものだった。続きを読…
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タコがサルと同じ扱いになる可能性。頭足類を研究に使用する場合には倫理委員会の承認が必要に

thumbnail image 近い将来、実験でタコやイカなどの頭足類を使用するばあいには、サルと同じように人道的な扱いをすることが世界の常識になるかもしれない。 その一例として、9月7日、アメリカ国立衛生研究所「NIH」は、頭足類を使用する研究プロジェクトが政府の助成を申請をする際、倫理委員会の承認を受けることを義務付けるガイドライン案を作成し、その内容についてパブリックコメントを求めている。 こうした動きは欧州各国でも見ら…
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遺伝子編集技術で透明なイカが誕生。頭足類の脳研究に革命

thumbnail image 無脊椎動物でありながら、複雑な脳神経を持ち、知能も高いイカやタコ。彼ら頭足類は、体の色を変えて周囲に溶け込むカモフラージュの達人でもある。 今回研究者らは、遺伝子編集技術を利用して、「ニヨリミミイカ(Euprymna berryi)」の透明化に成功した。 透明になったイカは幽霊のようにスッケスケで、水槽の中の彼らは、その飼育係ですらなかなか見つけられないほどだ。 この透明イカは、頭足類の研究に革…
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フジツボ類がマレーシア航空370便の残された機体の場所を解き明かす可能性

thumbnail image 2014年3月8日、クアラルンプールから北京へと飛び立ったマレーシア航空370便(MH370便)は、離陸から50分後の管制当局との交信を最後に消息をたった。インド洋のどこかに墜落したと考えられているが、一部の残骸を除き、機体はまだ発見されていない。 この飛行機は今どこに眠っているのか? 南フロリダ大学をはじめとする国際チームは、それを解明する鍵を握っているのが、体が殻に覆われた固着動物、フジツボ…
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未知なる世界へようこそ。深海の熱水噴出孔の地下に新たな生態系を発見

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岩にがっちり付着する「フジツボ」から着想を得た止血用瞬間接着剤。15秒で出血を止める

thumbnail image マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、傷口をくっつけて治す接着剤を開発したそうだ。そのヒントになったのは、海の岩や船にがっちりとくっついている、固着動物「フジツボ」だ。 海の生物にインスパイアされただけあって、この接着剤は、血液や体液などでグジグジとぬれ、しかも不規則な傷口であっても、5秒から30秒もあればピタッとくっつける。 怪我の治療や手術中の出血のコントロールなどで活躍する可能…
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生命の樹の起源をめぐる数十年来の謎がついに解明か。姉妹群の子孫が特定される

thumbnail image 私たち人間も含む、どんな動物も大昔に存在していたある多細胞生物の子孫だと言われている。 その共通祖先からは2つの系統が誕生した。今に生きるあらゆる動物につながる系統と、その姉妹群につながる系統だ。 その姉妹群に最も近い現生動物は、クシクラゲなのか海綿動物なのか? これは数十年にわたり議論されてきた分類学上の謎だった。 『Nature』(2023年5月17日付)に掲載された研究では、この議論に決着…
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人間の細胞にイカのタンパク質を移植することで、透明化させることに成功

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中世の写本に描かれた伝説の巨大海獣「ハーヴグーヴァ」はクジラの捕食行動だった可能性

thumbnail image 中世の北欧には、巨大な伝説の海獣「ハーヴグーヴァ」が存在したという。古くは13世紀の写本に記されている。 浮上した部分は島と見まごうほど巨大だそうで、主にアイスランドのグリーンランド海で目撃されている。 「ハーヴグーヴァ」がエサを食べるとき、吐瀉物を撒き餌にして、巨大な口を開けてそのままじっとしている。すると何も知らない小魚たちが、向こうから口の中に飛び込んできてくれるというのだ。 フリンダーズ…
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世界初、自由に動いているタコの脳波を記録することに成功。未知の脳波を発見

thumbnail image タコは無脊椎動物でありながらも驚異的知性を持つことが、これまでの研究で明らかとなっている。その謎を探るべく、様々な研究が行われている。 賢いだけに測定装置を取り付けるのすら難しいタコだが、このほど、そんな彼らが自由に過ごしているときの脳波を、世界で初めて記録することに成功したそうだ。 そうした脳波からは、哺乳類に似たものもあれば、専門家ですら見たことのない未知のものも見つかっている。 『Curr…
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新種の巨大古代魚の化石を発見。人類の遠い祖先を捕食していた可能性

thumbnail image 今から3億5000万年前、まだ恐竜が地上の王者となるはるか前の時代、ゴンドワナ超大陸の川や湖には獲物を待ち伏せする巨大な肉食魚が存在していたことが、発掘された化石により明らかになった。 新たに発見された古代魚は体長2.7メートルもあり、これまでに知られているものとしてはデボン紀後期最大の硬骨魚だ。 その姿は、やや顔の短いアリゲーターガーを思わせ、口の中に5センチもある1対のキバを生やしていた。 …
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イカの皮膚に着想を得た「液体窓」で建物の光熱費を大幅に削減

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ワニの遺伝子をナマズに移植することに成功。ハイブリッドな「ワニナマズ」で感染症予防対策

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アメリカの淡水魚が化学汚染。1匹を食べると1カ月分の汚染された水を飲むのと同等の有害性

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