洞窟で1000年以上眠っていた種子の発芽に成功、聖書に記された薬効を持つ樹木の可能性

thumbnail image Credit: Guy Eisner/Nature Communications Biology イスラエルとヨルダン川西岸地区にまたがるユダヤ砂漠の洞窟で、1000年以上前の植物の種子が発見された。 イスラエルをはじめとする国際的な研究チームは、その種を発芽させ、3mの樹木にまで成長させることに成功した。 科学分析を行ったところ、この植物は、現在は絶滅した「シェバ(Sheba)」と呼ばれるミル…
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キノコの菌糸体を頭脳にして動く「バイオハイブリッドロボット」が誕生

thumbnail image 生物の組織と機械を組み合わせたバイオハイブリッドロボットは続々と開発されているが、今回「脳」として機能させているのはキノコだ。 コーネル大学の研究チームは、キノコの一種、エリンギの菌糸体を用い、ロボットを動かすことに成功した。 生きている菌糸体は、周囲の環境を感知して、さまざまな電気信号を生じさせる。 これをセンサーとして利用することで、光や化学物質のような外部の刺激から、事前にはわからない未知…
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キノコの菌糸体を頭脳にして動く「バイオハイブリッドロボット」が誕生

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生物の適応力凄い!北極の藻類はほぼ暗闇の状態で光合成をやってのける

thumbnail image北極 image credit: Alfred Wegener Institute 地球上のほとんどの生物を支えている光合成について、新たな発見があった。 北極の氷の下にいる藻類は、晴れた日の10万分の1の光というほとんど暗闇のような状態ですら光合成をやってのけるのだそうだ。 これまで光合成が可能となる最低レベルの光量について理論値は推定されていたが、実際にそのレベルで光合成をする生物が発見された…
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ネス湖に潜む「マイクロモンスター」が特殊カメラで発見される

thumbnail image スコットランドのネス湖と言えば伝説のUMAとされるネッシーが有名だが、最新の調査では極小のマイクロモンスターたちが発見されたという。 英アバディーン大学やネス湖センターをはじめとする研究チームは、水中に何が潜んでいるのか調べるため、最先端のホログラフィックカメラを水深200mまで潜らせた。 なんとカメラがとらえたのは、奇妙キテレツな姿形をした数々のマイクロモンスター、「プランクトン」だったのだ。…
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ひまわりは仲間思い。太陽の光を分け合うために、日陰を作らないようダンスする

thumbnail image サンフラワーの名のごとく、太陽みたいな風情のあるひまわりは、仲間思いな一面を持っている。仲間同士で日陰を作らないようベストなポジションを探すため、ダンスを踊るのだそうだ。 自然を眺めればわかるように、密集した植物は、お互いに光を奪い合うよう成長する。うかうかしていては自分が日陰になってしまうので、植物も必死だ。 だから周囲の状況を察知して、その影から離れるように成長する能力を進化させてきた。 だ…
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驚異の生命力。樹木が近くの人工物を取り込んで一体化した画像

樹木は自然の健全な生態系を織りなす上で欠かすことのできない存在だ。森林火事や森林伐採などで急激に数を減らすこともあるが、彼らには驚異的生命力が備わっている。 再び成長する過程で近くに障がい物があると、それらを取り込み […]…
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うれしいニュース。ハワイの山火事で焼けた樹齢151年の木が驚異の回復力を見せる

thumbnail image 1年前にハワイで起きた山火事はまだ記憶に新しいところだと思うが、当時この火事で壊滅的な被害を受けたのが、マウイ島の中心街ラハイナだ。 102名もの犠牲者を出した山火事から1年が過ぎた今、まだ街にはがれきが残り、被災者の住宅問題なども解決に至っていないという。 そんな中、明るいニュースが飛び込んで来た。山火事で焼けて再生が危ぶまれていたラハイナのシンボル、樹齢151年の巨大なバニヤンツリーが、見事…
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遺伝子改変した寄生虫が脳に治療薬を運んでくれるかもしれない

thumbnail image 動物の脳に侵入する寄生虫を遺伝子改変することで、いつの日か大切な薬を患部に送り届ける運び屋になってくれるかもしれない。その寄生虫はトキソプラズマだ。 米国マサチューセッツ工科大学の研究チームが考案したのは、トキソプラズマを脳の治療薬を分泌するよう改変し、それを脳に寄生させることで病気を治すという大胆なアイデアだ。 人間の脳オルガノイドや生きたマウスを使った実験では、実際に改変したトキソプラズマに…
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微生物が動かしてくれる極小のマイクロマシンを東京大学が開発

thumbnail image 東京大学大学院の研究チームが考案したマイクロマシンには、よくある機械とは違いモーターが搭載されていない。 その代わり、鞭毛で泳ぐ「クラミドモナス」という体長10μmほどの微生物の推進力を利用する。彼らにマイクロマシンに設けた虫かごのようなトラップ構造に入ってもらい、動かしてもらうのだ。 マイクロロボットを駆動させるのはもちろん、微生物の運動を理解するツールとしても応用が期待されるそうだ。続きを読…
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火星でも生存可能なコケ植物が発見される。テラフォーミングに役立つかも

thumbnail image もしかしたら地球から最初に火星に移住するのはこの植物かもしれない。科学者らは、砂漠に自生するコケが、火星の過酷な環境を生き延びられることを発見した。 もしも人類が太陽系のほかの惑星に永住するつもりなら、火星はその候補の1つだ。実際に立つことのできる地表があり、液体の水が存在しうるハビタブルゾーン内にもある。 だが火星へ引っ越す前に、できることなら呼吸ができる大気と快適な気温くらいは整えておきたい…
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食虫植物ウツボカズラが動物たちの水洗トイレに!持ちつ持たれつの共存関係の秘密とは

thumbnail image 食虫植物のウツボカズラは、その袋の部分に消化液の混じった水が溜まっていて、落ちた虫などを消化・吸収して栄養分にしてしまう。 だが最近、ボルネオ島の高地で発見されたウツボカズラは、虫だけではなく動物の排泄物からも栄養分を吸収している種があることがわかってきた。 つまり、あの壺のような構造は、虫をとらえる罠としての機能だけではなく、動物たちのトイレにもなっているということらしいのだ。続きを読む…
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世界で最も孤独な古代ソテツ類のオス木の為、AI技術とドローンを駆使した嫁探しが進行中

thumbnail image 古代のオニソテツの仲間、エンセファラルトス・ウッディは、イギリスの王立植物園「キューガーデン」にオス木が1本あるだけで、今のところ他にはどこにも見当たらない。そのため、世界一孤独な植物と言われている。 この1本が枯れてしまえば種は消えてしまうかもしれない。そこで科学者たちは立ち上がった。 AI技術とドローンを駆使して、このオス木が発見された南アフリカの森林をくまなく観察し、子孫を残すためのお嫁さ…
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ザクロに含まれるウロリチンAが、アルツハイマー病の記憶力低下を改善してくれるかもしれない

thumbnail image コペンハーゲン大学の新たな研究によると、ザクロに含まれる天然成分「ウロリチンA」がアルツハイマー病による記憶力の低下を改善してくれる可能性があるそうだ。 アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因の1つに、脳が古びたミトコンドリアを掃除できなくなることがあげられている。マウスの実験では、ザクロ由来の天然成分が、この掃除を手助けしてくれることが確認されたという。 今のところマウスの実験で効果が確認さ…
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アマゾンの自然を守るため上空2000mから1億個の種子を撒いたスカイダイバー

thumbnail image 1980年代、ブラジルアマゾンの熱帯雨林が山火事で消失してしまった惨事は、世界中から注目を集めた。この広大な緑の森は、世界の二酸化炭素を吸収して酸素を生み出していたため「地球の肺」と言われていた。 だが、ショッキングなことにこの50年間でアマゾンのおよそ17%もの熱帯雨林が破壊されてしまっているのだ。2022年の発表によると、2016以降、アマゾンの森林破壊率は最高を記録してしまった。 そこでブ…
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