古代エジプト人は飼い猫が死ぬと家族全員が眉毛を剃り弔意を表していた

thumbnail image 古代世界の文化を探求するギリシャの歴史家ヘロドトスの魅惑的な『歴史』を読んでいると、珍しい追悼儀式に出くわすかもしれない。 彼は、古代エジプト人の動物崇拝に関する記述の中で、おもしろい習慣を紹介している。 家で飼っている猫が死ぬと、その家族全員が眉毛を反り落とし、悲しみと敬意を目に見える形で表したというのだ。続きを読む…
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中世の写本が教えてくれる、当時のヨーロッパの人々と猫との関係

thumbnail image 中世時代のヨーロッパでは、猫は異端や魔術などの超自然的な恐ろしいものと結びつけられ、邪悪な存在として扱われることが多かった。 にもかかわらず、中世の写本の中には、このモフモフな生き物の、遊び心のある愛らしい姿を描いているものも多い。これはどういうことなのだろうか。 これらの非常に興味深い描写から、私たちは、中世の人々の猫に対する態度について多くを学ぶことができる。 結局猫たちが、中世の人々の日常…
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600万年前に大繁栄していた古代ゾウの墓場が発見される

thumbnail image image credit:Florida Museum photo by Kristen Grace, CC BY アメリカ、フロリダ自然史博物館の古生物学者とボランティアのチームが、北フロリダの干上がった川底を発掘していたとき、2300万年前から533万年前の中新世時代にこの地域に生息していた絶滅種のゾウの骨が、同じ場所から集中して発見された。 ゴンフォテリウムという、このゾウのご先祖は大昔に…
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にがいワン!世界初、苦すぎて犬が噛めないビーチサンダルを開発

thumbnail image 犬を飼っている人ならわかるだろう。犬は履物を噛むのが好きな子が結構多い。その理由は、飼い主のニオイが付いているからとか、かまってほしいとか、その噛み応えが良いなど様々だ。 とはいえ、靴やサンダルなどの一部を誤って飲み込んでしまうと、体に良くない影響が出ることがある。 そこでブラジルのサンダルブランドは、犬の誤飲を防止するために、犬が噛みたくなくなるほど苦いビーチサンダルを開発した。 このサンダル…
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オーストラリア最古となる1億700万年前の翼竜の化石を発見

thumbnail image 1980年代に発見された化石は、オーストラリア最古の翼竜のものであることが判明したそうだ。しかもそのうち1つは、同国では初となるまだ子供の翼竜だ。 その2匹が生きていた1億700万年前の白亜紀、発掘地であるビクトリア州は極圏に位置しており、今とはまるで違う環境が広がっていた。 世界的に見ても、南極圏のような高緯度で翼竜の化石はほとんど見つかっていない。 だが今回の化石は、彼らが冬になれば長きにわ…
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オスのヒヨコの殺処分を防ぐ新たな技術。卵の殻のニオイで性別判断する方法が開発される

thumbnail image ニワトリの卵は人間にとっては欠かせない食材となっている。だが、それを育てている養鶏場では、日々生まれたばかりのオスのヒヨコが生きたま殺処分されるという、恐ろしい現実がある。 もしも卵が孵る前にヒヨコの性別を鑑定することができれば、オスのヒヨコがこんな悲しい運命のたどらなくてもう済むかもしれない。 そこでカリフォルニア大学デービス校の研究チームが考案したのが、卵のニオイを嗅いでヒヨコの性別を判別す…
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遺伝子をわずかに操作するだけで、ウロコを羽に変えることができることが判明

thumbnail image 動物の体の表面にある被毛や羽やウロコ。見た目は異なるが、基本的な構成要素は同じものからできている。 その証拠に、遺伝子にちょっと手を加えてやるだけで、ウロコから羽へと変化させることができるのだ。 スイスのジュネーブ大学の研究チームは、ニワトリの遺伝子をわずかに操作し、足をおおっているウロコを羽毛に変えることに成功し、『Science Advances』(2023年5月17日付)で報告している。 …
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多くの人の命を救ったソリ犬、バルドをゲノム解析。多様な犬種の血を引く遺伝的適応が明らかに

thumbnail image アメリカには伝説となったソリ犬がいる。1925年にアラスカ州ノーム市でジフテリアが発生し、血清を運ぶためにソリ犬が使われた。 バルドはその中で最後の区間のリーダー犬を担当し、雪嵐の中でも道を見失わずにノーム市に到着し、多くの人々の命を救った。 このほどカリフォルニア大学サンタクルーズ校をはじめとする研究チームは、バルトの剥製からDNAを採取し、彼が薬を携えて大吹雪という過酷な環境の中を走り続ける…
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ギリシャで120以上の考古学的遺跡がペット同伴可能に(ただしアクロポリスや古代オリンピアを除く)

thumbnail image これまでギリシャでは、盲導犬や介助犬などを除いてペットは考古学的遺跡に入場できなかったが、同国の文化省は4月29日、ペットを120以上の考古学的遺跡に入場させることを許可すると発表した。 これはペットの飼い主や動物愛護団体からの要望に応えたものだ。文化省は新たな規則を策定し、ペットをリードにつなげて遺跡の保護や他の訪問者の尊重に配慮すれば、遺跡に入場できるようにするという。 新たな規則は近く施行…
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人と暮らす動物はなぜ似たような特徴を持つのか?「家畜化症候群」の原因に関する新説

thumbnail image 犬や猫、牛や豚、馬や羊など、いわゆる家畜やペットと呼ばれる動物たちには、何故か同じような特徴があるという。 これは19世紀にダーウィンがすでに気づいていたことで、「家畜化症候群(Domestication syndrome)」と呼ばれている。 まったく異なる種であるのに、なぜ人に飼いならされると、一見無関係に思える特徴が共通して現れるのか? それどころか、私たち人間の方も、家畜と同じような特徴が…
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日本では弥生時代からニワトリを飼育していたことが判明。最古のニワトリのヒナを発見

thumbnail image 奈良県にある唐古・鍵遺跡(からこ・かぎいせき)で、 日本の最古のニワトリのヒナの骨が発見された。それは日本人が弥生時代からすでにニワトリを飼育していた決定的な証拠となるという。 ニワトリは私たちにもっとも身近な家畜の1つだろう。鶏肉や卵は食卓でお馴染みの食材だし、中にはペットとして可愛がっている人もいる。 そんなニワトリが日本に伝わったのは弥生時代だとされているが、これまで、詳しい年代は不明で、…
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謎の古生物「タリーモンスター」は脊椎動物ではなかったことが突き止められる

thumbnail image 70年前に発見されて以来、古生物学者たちを混乱させ続けてきた3億年前の古生物がいる。 「タリーモンスター」、あるいは「トゥリモンストゥルム(Tullimonstrum gregarium)」は、他のどんな動物とも違う体の作りをしており、はたしてその体には背骨があったのかどうかすらはっきりわかっていなかった。 だが、このほど東京大学の研究チームが3Dレーザースキャナーでその化石を詳細に分析したとこ…
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クマムシの遺伝子を人間の細胞に組み込むことに成功。放射線に耐性を持つスーパーソルジャーが誕生する可能性

thumbnail image 中国の研究チームは、圧倒的な生命力で知られる最強生物として知られる「クマムシ」の遺伝子を人間の細胞に組み込むことに成功したそうだ。 こうして誕生したクマムシ遺伝子配合ヒト細胞は、まるでクマムシのように致死レベルの放射線でも死なない耐久性を獲得したという。 リアル・テラフォーマーズなこの技術を利用することで、核兵器の死の灰にも耐えられるスーパーマンのような兵士が誕生する可能性があるとかもしれない。…
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この生物はいったい?テキサス州の公園で撮影された「謎の動物」に職員困惑

thumbnail image アメリカ、テキサス州のベンセン・リオグランデバレー州立公園で、夜中に撮影された「謎の動物」の写真がSNSに公開され、公園関係者を困惑させている。 写真には、毛深くて小さくて筋肉質な四足歩行の動物が夜間にうろついている様子が捉えられている。 この写真は4月上旬、公園を訪れた人が撮影したもので、公園側に渡されたものだ。 公園側はFacebookにこの写真を投稿し、「リオグランデバレーに謎の動物が潜ん…
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永久凍土から発見された保存状態の良い絶滅種の古代バイソンからクローンを作る試み

thumbnail image 永久凍土の中で長期保存された生き物が発見されるのは、とてもわくわくするものだが、研究者たちは、それだけではなく、その発見のもっと先にある新たなレベルを目指している。 ロシアの研究チームが、およそ8000年前に生きていたとされる絶滅種である古代バイソンの解剖を行い、そのクローンを作ろうとしているのだ。 続きを読む…
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