人間の肘と肩は類人猿の祖先が木を登り降りするときのブレーキとして発達した

thumbnail image 我々がボールを投げたり、高い棚に手を伸ばしたりできるのは、類人猿の祖先のおかげかもしれない。 人類の柔軟な肩や肘は、彼らが樹木を登り降りする際の自然なブレーキ機能として、進化した可能性があることが、新たな研究により明らかとなった。続きを読む…
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140万年前の初期人類は、石を意図的に丸くして球体を作っていたとする研究結果

thumbnail image 140万年前の初期の人類とともに、丸く加工された球体の石がいくつも出土されている。だがその理由は謎のままだった。 考古学者たちは、テニスボール大のこの「スフェロイド」がどのようにして作られたのか、長いこと議論してきた。 彼らは、本当に完璧に丸いボールを作ろうと、石を削ったのだろうか?それとも、古代のハンマーのように繰り返し石をたたきつけているうちにできた、ただの偶然の副産物にすぎないのだろうか?…
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古代の足跡を新たに分析、14万年前には人類はすでに靴を履いていた可能性

thumbnail image 南アフリカに残る、古代人の足跡の新たな分析から、彼らが底が硬いサンダルを履いていた可能性があることがわかった。 研究者たちは、大昔の人類の履物の着用に関して、確固たる結論を下すことには消極的だが、これら足跡の珍しい特徴は、中石器時代の人類が、鋭い岩から足を守るために、なんらかの履物を利用していた最古の証拠なのかもしれない。 ケ-プ海岸の3つの異なる場所で、岩の上にくっきりと残された保存状態の良好…
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脳に電気刺激を与えることで数学の学習効果が向上する可能性

thumbnail image 好きな人にはたまらなく好きだろうが、苦手な人は数字と記号の羅列を見るだけでめまいをおこしてしまいがちな教科、それが数学である。 実際に「数学恐怖症」なるものも存在しており、2023年に発表された調査によると、イギリスの成人5人に1人が数学で具合が悪くなるという結果が報告された。 そんな人たちに朗報かもしれない。最新研究によると、非侵襲的(脳を傷つけない)な電気的なノイズで脳の神経細胞を刺激したと…
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トルコで発見された870万年前の類人猿の化石がヒトの起源について疑問を投げかける

thumbnail image 「ヒト亜科」の動物、すなわちヒト族とアフリカ類人猿の起源は、古人類学でもっとも熱い議論が交わされているテーマの一つだ。 ダーウィン以降、もっとも一般的なのは「アフリカ起源説」だ。これは、ヒト族とヒト亜科の化石で一番古いものがアフリカで見つかっていることが根拠となっている。 だが、最近では「ヨーロッパ起源説」も提唱されている。 最近、トルコで発見された870万年前の類人猿の化石は、私たちを含むヒト…
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アイスマン「エッツィ」は、トルコからの移民の子孫で浅黒い肌で薄毛だったことが明らかに

thumbnail imageこれまでのアイスマンの予想復元は間違っていた可能性 / image credit:WIKI commons CC BY-SA 4.0 1991年、アルプス山脈にあるエッツ渓谷の氷地で1人の男性の遺体が発見された。彼は5300年前を生きていたことが判明し、アイスマン「エッツィ」と名付けられた。 驚くほど保存状態の良好なミイラ化したその遺体は、その後、研究者たちにヨーロッパ銅器時代への新たな窓を開くこ…
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石器時代、女性が独創的な狩猟道具を発明し、狩猟に参加していた可能性が高いとする研究

thumbnail image 石器時代の狩猟武器「アトラトル」が、先史時代の女性によって発明された可能性が高いとする研究結果が報告された。 この武器は、女性が男性と同じ力で矢を放つことができる武器で、狩猟採集社会において、「女性も狩猟に参加していた」とする研究を裏付けるものとなるかもしれない。 実験によると、アトラトルを使うことで、男女の力の差がほとんどなくなることがわかった。つまり、アトラトルは小柄な女性の非力さを補う狩猟…
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部屋中が物であふれてしまう「ためこみ症」の背後にあるものは?

thumbnail image テレビなどのメディアでは、物が捨てられず、室内が物で溢れかえっているゴミ屋敷様子が度々伝えられている。 また、そういった家に「お掃除隊」なるものが派遣され、きれいに清掃していくビフォア・アフターなどは番組の人気企画の1つとなっている。 そういった家は、カビの生えたペットボトルや脂でギトギトの食品の容器、大量の衣類、良くわからない雑貨や本など紙類が、床が見えなくなるほど高く積みあがっている。 こう…
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ドラキュラ公として知られるヴラド3世が血の涙を流していた可能性。彼の残した手紙を科学分析

thumbnail image ルーマニアとイタリアの科学者による研究チームが、元祖ドラキュラとして知られる、ルーマニアのヴラド3世が、血の涙を流す症状に苦しんでいた可能性があるとする証拠を発見した。『Analytical Chemistry』誌(2023年8月8日付)に発表された論文の中で、ヴラドが書いた3通の手紙から、タンパク質とペプチドを採取し化学分析したところ、明らかになったという。続きを読む…
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弥生時代後期から種子島に住んでいた広田人は意図的に幼児の頭蓋骨を変形させていた

thumbnail image 意図的に力をくわえて頭蓋骨を変形させる「人工頭蓋変形」は、紀元前2000~1000年頃の中央アジアや、紀元前2650年頃のチリなど、世界各地で古くから見られる奇妙な習慣だ。 九州大学などの研究チームによる最新の分析によると、どうやら日本の一部でもこの人工頭蓋変形の習慣があったようだ。 3世紀から7世紀(弥生時代から古墳時代)に鹿児島県種子島で暮らしていた「広田人」は、後頭部が真っ平らないわゆる”…
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人間の脳の神経活動を解読し、ピンク・フロイドの名曲を再現することに成功

thumbnail image 今、目の前にいる人が頭の中で何を考えているのかが、わかってしまう時代がついにきちゃうかもしれない。 今回、アメリカの研究者は、電極で脳内の神経活動を読み取り、イギリス出身の伝説のロックバンド「ピンク・フロイド」の名曲を再現することに成功したそうだ。 それは曖昧ながらも、確かに1970年代の名曲『アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(Another Brick in the Wall Part …
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エレベーターに異変。見知らぬ母子を咄嗟にかばい、身を挺して守った配達員

thumbnail image エレベーターに偶然乗り合わせていたのは、宅配業者の配達員と赤ちゃんを連れた母親。すると突然エレベーターが故障し、大きく揺れた。 監視カメラはその衝撃の瞬間をとらえていた。グラッと揺れるとすぐに配達員は、身を挺して母子を守る体勢を取った。 ボタンを連打しながらも、揺れに備えて母子の体を支え続けたのだ。エレベーターが開くと彼は母子を優先して降ろした。続きを読む…
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復活を防ぐため。足に南京錠が取りつけられた、400年前の吸血鬼と信じられた子供の遺骨を発掘

thumbnail image ポーランドで、足に南京錠が取りつけられ、うつぶせに埋葬された400年前の子どもの遺骨が発掘された。 この子は現代の概念でいう「吸血鬼の子」と信じられていたようで、この埋葬方法がとられた理由は、墓からよみがえるのを防ぐためと考えられている。 この子は、おそらく5歳から7歳の間に亡くなったと推定されている。続きを読む…
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大人になってから友達をつくるのは難しい?専門家による5つのヒント【ライフハック】

thumbnail image 大人になってから友達を作るのは、子供の頃より難しく感じている人が多いだろう。小さな子供時代は、一緒に滑り台で遊んでいるだけで友達になれることもあった。 ところが、年齢が進むにつれて新しい友を作るのが難しくなる。 「友だちを作るのは、誰にとっても難しいことなのです」と語るのは、臨床心理学者のエレン・ヘンドリクセン博士だ。 「悩んでいるのは、あなただけではありません」しかし、それがわかっていても、自…
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ネアンデルタール人の洞窟で、4万5000年前の未知なる現生人類の赤ちゃんの骨が発見される

thumbnail image フランスのレンヌ洞窟(Grotte du Renne)から、45,000年前の、これまで知られていなかったホモ・サピエンスの初期系統と考えられる赤ちゃんの骨が発見された。 この洞窟からはネアンデルタール人が生存していた証拠となる骨や遺物が数々発見されているが、なぜこの洞窟に初期の現生人類の骨があったのだろう? どうやら、この赤ちゃんの骨は、ネアンデルタール人との混血である可能性が高いという。続き…
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