地球に危機を及ぼす小惑星を吹っ飛ばす防衛兵器「PI」構想

カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)の研究者グループが「PI(Pulverize It)」と呼ばれる新たな惑星防衛法を考案していることがわかりました。「PI」は、学術誌「Advances in Space Research」の掲載された論文内に登場しています。続きを読む……
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新型コロナ感染後にワクチンを接種した人が持つ「ハイブリッド免疫」とは?

世界各国でワクチンが導入されるようになって間もなく、研究者は過去にCOVID-19に感染して回復した人のワクチン反応に特殊な免疫反応があることに気づき始めました。ワクチン接種を受ける前にCOVID-19に感染して回復した人は、突然変異したスパイクを中和できる抗体をもち、この抗体が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)だけではなく他のコロナウイルスにも効果がある「ハイブリッド免疫」であることがわ…
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包装容器に使われる化学物質が理由で年間10万人がアメリカで死んでいる

プラスチックを柔かくする働きがあるフタル酸エステルは、食品パッケージ、おもちゃ、ビニールフロア、接着剤、洗剤、潤滑油、ヘアスプレーなど幅広いものに一般的に使われる物質です。しかし、フタル酸エステルは生体にホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害する可能性が指摘されており、近年はアメリカやカナダで使用規制の動きが強まっています。そんなフタル酸エステルと、心臓病による死亡の関係が、新たに研究で…
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大量に飲酒してもまったく酔わない人がいる原因とは?

飲酒した際の酔いやすさは人によって異なり、中には大量に飲酒しても意識がハッキリした状態が続く人もいます。そんなアルコール耐性の高い人の体内メカニズムを、自己免疫疾患やアルツハイマー病の治療薬開発に取り組んでいるトレバー・クレー氏が解説しています。続きを読む……
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「片頭痛がよく起きる人は糖尿病になりにくい」という謎の原因が判明、糖尿病予防や治療法の研究に役立つ可能性も

断続的な頭痛に見舞われる片頭痛と、すい臓の機能の低下が原因となって引き起こされる2型糖尿病との間には、一見すると何の関係もないように思えます。しかし、頭痛を引き起こす原因となる物質がすい臓に及ぼす作用を調べた研究により、2つの症状の関係性が明らかになりました。この発見は、糖尿病の予防や治療法に関する研究に応用できるのではないかと期待されています。続きを読む……
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「騒がしい環境で人の話が聞こえない人」は認知症のリスクが高いという研究結果

カフェテリアなどの人が多い環境では、ガヤガヤとした周囲の雑音のせいで相手の言っている内容が聞き取れないこともあります。新たに60歳以上の高齢者8万人超を対象とした研究によって、「騒がしい環境で聞き取りに苦労するという人は認知症のリスクが高い」という結果が明らかになりました。続きを読む……
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「年を取ると注意力が落ちる」との常識を覆す実験結果が報告される

一般的に、年を取ると物忘れが激しくなったり認知機能が衰えたりすると言われています。しかし、日常生活を送ったり仕事をしたりする上で重要な「注意力」を細かく分けて、それぞれの能力と加齢の影響を分析した研究により、年を重ねることで向上する能力もあることが分かりました。科学者らはこの研究結果を、「加齢や病気による脳の衰えを防ぐ研究につながるかもしれない」と位置づけています。続きを読む……
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「ネイティブアメリカンの祖先は日本人」という説が否定される

アメリカで出土した石器と縄文人の石器の類似性に着目した過去の研究により、「ネイティブ・アメリカンの祖先は日本人ではないか?」という説が提唱されました。しかし、ネイティブ・アメリカンと縄文人の化石を比較した新たな研究により、この説が覆されるような証拠が示されました。続きを読む……
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「大昔の金星に海は存在していなかった」との研究結果

太陽系で水星の次に太陽に近い金星は、現在では高温高圧の過酷な惑星ですが、「かつて金星には海が存在しており気候も温暖だった」とする説もあります。ところが、「40億年以上前の金星と地球」の環境をシミュレートした新たな研究では、「金星は誕生からこれまでの歴史で海を持ったことはない」との結果が示されました。続きを読む……
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エリザベス1世の宮廷占星術師が使用した「霊視鏡」の起源はアステカにあると判明

1558年から1603年にかけてイングランドを統治したエリザベス1世には、数学や錬金術に秀でた占星術師のジョン・ディーが仕えていました。そんなディーが使用していた「霊視鏡」と呼ばれる現存する黒曜石の鏡について、新たな研究により「アステカ文明のものである」ということが明らかになりました。続きを読む……
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「宇宙には始まりなどなかった」との指摘、ビッグバンの前から宇宙は無限に続いていたという新説とは?

一般相対性理論では、宇宙は今から約138億年前に発生したビッグバンでできたとされていますが、一般相対性理論ではビッグバンで急膨張する前に宇宙が一点に凝縮されていた「特異点」について説明できません。この問題に取り組む科学者らが2021年9月24日に、「宇宙にはそもそも始まりがない」とするアプローチを提唱しました。続きを読む……
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太陽光発電の価格が石炭火力発電とほぼ同レベルに、新たな課題とは?

太陽光発電のコストは急激に下がってきており、もはやその「価格」は太陽光発電を利用する上での障害と言えないまでになっています。中国の研究チームが新たに太陽光発電のコスト競争力を分析したところ、中国では太陽光発電が石炭火力発電と同等のコスト競争力を持つところまできていると判明しました。研究チームは、太陽光発電と蓄電システムを組み合わせることで、21世紀半ばには中国で必要とされる電力を半分近くまで補える…
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世界の全電力を太陽光発電でまかなうにはどのくらいの屋根にソーラーパネルを設置する必要があるのか?

化石燃料に代わるグリーンエネルギーの技術開発が世界中で模索されており、太陽光発電もその1つです。ソーラーパネルを建物の屋根に設置することは太陽光発電を行う方法として一般的ですが、世界中の電力を太陽光発電でまかなうには、果たしてどれくらいの建物の屋根にソーラーパネルを設置する必要があるのか、研究者が予測を発表しました。続きを読む……
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効果が長時間持続する新型コロナウイルスの抗体が発見される、免疫不全患者のコロナ対策に光明

スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)が4~6カ月間体内に存在し続けられる新型コロナウイルスの抗体の同定に成功しました。この抗体の登場により免疫不全の人々における効果的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策が可能になることが期待されています。続きを読む……
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2050年前に作られた墓から「ローマ時代のコンクリートの驚異的な耐久性」の謎に迫るヒントが見つかる

多くの建造物に使われているコンクリートは50~100年ほどが寿命とされていますが、ローマ帝国時代に作られたローマン・コンクリートは2000年近くにわたって強度が保たれています。「なぜローマン・コンクリートが現代のコンクリートを上回る強度を示すのか?」という謎に迫るべく、マサチューセッツ工科大学(MIT)やユタ大学の研究チームが、「2050年前に作られたローマン・コンクリート製の巨大な墓」の分析を行…
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