貧しい人々の「痛み」が過小評価されて治療に格差が生じている可能性

経済的な格差は単純に購入できる物品の差に表れるだけでなく、「貧困層は富裕層よりも早死にする」「地域の経済状態により子どものIQに差が生じる」「貧富の差によって3000万語もの『言葉の格差』が子どもに発生する」といったことが指摘されています。新たに行われた研究では、「社会経済的な地位が低い人は『痛み』が過小評価されやすく、貧富の差によって受けられる治療の質も変わる」ことが判明しました。続きを読む…..
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心疾患のリスクが最も低い理想的な就寝時間とは?

突然死の大半を占めるという心疾患は、がんに次いで死亡率の高い病気といわれています。そんな心疾患について新たに「22~23時に就寝するとリスクが最も低くなる」という研究結果が発表されました。続きを読む……
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月の表層には約80億人が10万年生き抜くのに十分な酸素が存在する

アメリカ航空宇宙局(NASA)などが有人月面着陸を目指すアルテミス計画を進める中、月面から宇宙飛行士の呼吸に必要な酸素を抽出する方法などが模索されています。「大気がほとんどない月にそれほど大量の酸素があるのか?」と不思議に思うかもしれませんが、オーストラリア・サザンクロス大学の理工学部で講師を務めるジョン・グラント博士が、「月の表層には地球の全人口が10万年生き抜くのに十分な酸素が含まれている」と…
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急須やティーポットの注ぎ口から水が垂れてしまう「ティーポット効果」がついに流体力学的に説明される

「急須やティーポットから飲み物を注ぐ時、どうしても注ぎ口から側面を伝って液体が垂れてテーブルがぬれてしまう」という経験がある人は多いはず。「ティーポット効果」と呼ばれるこの現象について、ウィーン工科大学の研究チームが科学的な説明に成功したとのことです。続きを読む……
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金のナノ粒子で抗生物質の効果を増幅させる手法が開発される

世界的な問題になりつつある薬剤が効かない細菌「抗生物質耐性菌」について、新たに金の微粒子を用いることで細菌の増殖を阻害するのに必要な抗生物質の量を128分の1にまで低下させたという研究が発表されました。続きを読む……
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天の川銀河の中心に「宇宙線を通さない謎の障壁」がある可能性が指摘される

さまざまな星が浮かぶ宇宙空間には、中性子線やX線などの宇宙線が飛び交っています。この宇宙線は天の川銀河の中心部から大量に発せられていことが知られているのですが、銀河の中心部には「宇宙線を妨げる謎の障壁」が存在する可能性が、調査により突き止められました。続きを読む……
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新型コロナのデルタ株がワクチンの有効性を大幅に下げていることが確認される

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐために、各社が提供するワクチンが世界中で接種されています。しかし、非常に感染性が高いデルタ株の発生・拡散も報告されています。このデルタ株が観測され始めた時期を含めた、ワクチン接種状況と感染・死亡率の調査結果が、アメリカ・公衆衛生研究所により発表されました。続きを読む……
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異性に魅力を感じると「心拍数や発汗がシンクロする」との研究結果

人間は無意識のうちに他者と心拍数や脳活動がシンクロする場合があり、「同じビデオやオーディオブックを見聞きする人」「音楽の演奏者と鑑賞者」といったケースでシンクロが報告されています。新たに、140人の若者が「仮想のお見合い」を行った実験から、「異性を魅力的に感じると心拍数や発汗がシンクロする」との結果が判明しました。続きを読む……
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なぜ関節炎は同じ場所で繰り返し起きやすいのか?

関節リウマチやその関連疾患の症状の1つに、関節で腫れや痛みを生じる「関節炎」があります。そして、例えば右膝から始まった関節炎は、たとえ何年も寛解の状態が続いたとしても、やはり同じ右膝から再度炎症を起こす可能性が高いといわれています。なぜ関節炎が同じ場所で再発しやすいのかに関する新たな研究を、ボストン小児病院とブリガム&ウィメンズ病院の共同研究チームが発表しました。続きを読む……
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ファイザーが新型コロナ治療薬「パクスロビド」投与で入院・死亡リスクが89%低下したと発表

製薬企業のファイザーが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬となる経口抗ウイルス薬「PAXLOVID(パクスロビド)」の第II/III相臨床試験の中間報告を発表し、COVID-19による入院あるいは死亡リスクを89%減少させることに成功したと報告しました。ファイザーは、アメリカ食品医薬品局(FDA)にデータを提出し、緊急使用許可の申請を行う予定だとしています。続きを読む……
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「新型コロナデルタ株の感染力が高い理由」がウイルスに似た粒子を作る研究で判明、デルタ株に対抗する新薬の開発に光

新型コロナウイルスのデルタ株については、これまでの研究により「潜伏期間が短くウイルス量も1000倍以上」という点や、「発症前にウイルスを拡散させる可能性が高い」ことなど、非常に感染性が高いことが分かっていますが、そのメカニズムはよく分かっていませんでした。そんなデルタ株に似たウイルス粒子を用いた新しい研究手法により、デルタ株の感染力が高い理由が解明されました。この手法はデルタ株以外でも使えるため、…
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ヘディングした回数が多いサッカー選手ほど認知機能が低下しやすいことが判明

サッカーの試合を観戦していると何度も目にする「ヘディング」は、脳機能に悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、子どもがヘディングすることを禁じている地域も存在します。そんなヘディングと認知機能の関係がイングランドで行われた研究によって明らかになりました。続きを読む……
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ブラックホールや宇宙の始まりの「特異点」とは一体何なのか?

宇宙には、既存の理論では説明がつかない「特異点」というものが存在します。天文学やブラックホールに関する話題の中に出てくるものの、実際にどんなものなのか具体的に分からないことも多い特異点について、科学系ニュースサイトのLive Scienceが解説しました。続きを読む……
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宇宙は一体どんな匂いがするのか?

宇宙空間は真空に限りなく近いので匂いはしなさそうなイメージですが、厳密にはわずかな分子が存在しています。宇宙を漂うわずかな分子を嗅覚で捉えることで人間は「宇宙の匂い」を感じることができ、実際に宇宙飛行士は「宇宙は独特の匂いがした」と証言しています。宇宙はどんな匂いがするのかについて、アメリカの科学情報誌であるPopular Scienceが解説しています。続きを読む……
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視力の悪い子どもにメガネを与えると学業成績が向上することが実験で明らかに

メガネをかけている子どもを見ると、なんとなく「頭がよさそう」と感じてしまう人は多いはず。実際に、2000人を超える子どもたちを対象に行われた大規模実験から、「視力の悪い子どもに適切なメガネを与えると学業成績が向上する」という結果が明らかになりました。続きを読む……
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