運動を続けていると快感が得られる「ランナーズハイ」に運動の強度は関係あるのか?

ランニングなどの運動は苦しいものですが、ある程度続けていると次第に多幸感や満足感、高揚感といったポジティブな感情を経験することがあります。「ランナーズハイ」と呼ばれるこの境地に至るのに必要な運動について、アメリカ・ウェイン州立大学で神経科学を研究しているヒラリー・マルサック氏が解説しました。続きを読む……
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新型コロナの回復後も疲労や認知機能の低下が続く「ロングCOVID」は血液に焦点を当てた治療が有効な可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症した患者の中には、疲労感や息切れ、認知機能の低下といった症状が感染から数カ月以上も継続する「ロングCOVID」という後遺症に苦しむ人が多数います。新たに南アフリカとイギリスの研究チームが、「ロングCOVIDは体内の微小な血栓と血小板の異常が関与している可能性があり、血液に焦点を当てた治療が有効かもしれない」とする査読前論文を公開しました。続きを読む…
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「アンティキティラ島の機械」の研究の歴史

アンティキティラ島近海の難破船で見つかった「アンティキティラ島の機械」は多数の歯車が組み合わさった機械であり、表示盤に書かれた図や文字から恒星と惑星の動きを計算するための機械であると考えられています。紀元前3世紀ごろに作成されたと考えられているこの機械の研究の歴史について、実際に研究を行ってきたユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのトニー・フリース氏が解説しています。続きを読む……
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新型コロナのオミクロン株はマウスで変異して人に感染したのが起源だと判明

新型コロナウイルスの新たな変異株である「B.1.1.529(オミクロン株)」は、世界中で急速に感染が拡大しています。そんなオミクロン株はげっ歯類の体内で進化したのではないかと指摘されており、中国科学院大学の研究チームが「オミクロン株は、人間から新型コロナウイルスに感染したマウスで突然変異して、再び人間に感染したものだ」と主張する論文を発表しました。続きを読む……
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NASAが「直径1kmの小惑星が2022年1月に地球に接近する」と発表、潜在的に危険な天体と警戒中

NASAが、直径3280フィート(約1km)もある小惑星「1994 PC1」が2022年1月19日に地球のそばを通過すると発表しました。続きを読む……
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寿命を延ばす上で有望な「5つの科学的手法」とは?

多くの人々が「長生きしたい」という願いを持っており、長寿に関連して「人間は130歳まで生きられる」「どこに住んでいるのかが寿命に影響する」「人生に目的を持つ人は長生きしやすい」といった科学的知見も蓄積されています。イギリス・ブライトン大学のRichard Faragher教授らが解説する「寿命を延ばす上で有望な5つの科学的手法」には、一般人が今日から実践できるものも含まれています。続きを読む……
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格闘家の過酷な減量はどれほど危険なのか?

総合格闘技(MMA)やボクシングの世界は体重ごとに細かく階級が分けられており、対戦する選手は試合前日や当日に計量し、試合予定の階級に適合した体重かどうかがチェックされます。通常時の格闘家の体重は対戦する階級より重いことが多いため、試合前になると計量オーバーにならないように極端な減量を行って調整しており、「減量が終われば試合の半分が終わった」と言われるほど。そんな試合前の過酷な減量がどれほど危険なの…
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電子タバコに切り替えると禁煙成功率が8倍に跳ね上がる

タバコの値段は年々上昇し、喫煙できる場所も減少していますが、日常的に喫煙している人にとって禁煙は困難なものです。そんな中、ロズウェルパーク癌研究所の研究チームが「電子たばこに切り替えた人は、禁煙できる可能性が8倍以上高まる」という研究結果を報告しました。続きを読む……
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およそ3500年前のミイラ「アメンホテプ1世」をデジタルで開封して中身をスキャンするとこんな感じ

およそ3500年前に存在した古代エジプト第18王朝の第2代ファラオであるアメンホテプ1世のミイラは、エジプト王家で唯一棺(ひつぎ)に入ったまま開封されていないミイラで、エジプト国立文明博物館に展示されています。そんなアメンホテプ1世のミイラの中身を3D断層撮影する試みが行われました。続きを読む……
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オミクロン株感染&新型コロナワクチン接種でデルタ株への免疫力がアップする可能性

新型コロナウイルスの変異株であるオミクロン株に感染した人、特に新型コロナウイルスワクチンの接種を受けたことがある人は、オミクロン株だけでなくデルタ株に対する免疫も強化されているとの研究結果が発表されました。これにより、デルタ株より入院リスクが低い傾向があると報告されているオミクロン株が、デルタ株を駆逐するのに役立つ可能性が示されています。続きを読む……
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COVID-19ワクチンによる心筋炎リスクはブースター接種でも増加する

新型コロナウイルスに対するワクチンにおいて、接種が原因の疑いがある心筋炎・心膜炎が多数報告されています。オックスフォード大学を中心とした研究チームは実際に調査を行った結果、心筋炎の増加は確かにあり、かつ年齢別分析でリスクは40歳未満にのみみられるという論文を発表しましたが、新たにブースター接種時の事例についても調査を行い、論文を発表しています。続きを読む……
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「腸内細菌が自閉症を引き起こす」という説は誤りである可能性

近年では、人間の腸内細菌の生態系(腸内細菌叢)が健康や精神に影響を与えるとする研究が注目されており、一部の研究者らは「腸内細菌が自閉症を引き起こす」という説を唱えています。ところがオーストラリアの研究チームは、「腸内細菌叢が自閉症を引き起こすのではなく、自閉症の子どもに見られる性質が腸内細菌の変化を引き起こしている可能性がある」と主張しています。続きを読む……
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人間の顎に新たな「筋肉の層」が発見される

人間の解剖学的研究は古くから行われてきましたが、近年でもこれまで知られていなかった未知の臓器が発見されるなど、いまだに新しい発見が続いています。新たにスイス・バーゼル大学の研究チームが、人間の顎に新たな「筋肉の層」を発見しました。続きを読む……
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多くの人が誤解している「脳に関する3つの科学的神話」とは?

21世紀は自動運転車の登場や火星探査の進展、新たな伝染病に対する迅速なワクチン開発など、多くの科学分野で目覚ましい進歩が見られた一方、依然として「時代遅れの科学的神話」も残っているとのこと。そこで、多くの人々が抱いている「脳に関する3つの科学的神話」について、「バレット博士の脳科学教室 7 1/2章」などの著作で知られるノースイースタン大学の心理学教授、リサ・フェルドマン・バレット氏が解説していま…
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パンデミックの影響で落雷数が減少

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で人々が外出を控えて化石燃料の燃焼が抑えられたことで、雷の発生プロセスに影響する空気中のエアロゾルが減少し、世界的に落雷数が減少したことが明らかになりました。続きを読む……
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