NASAは将来の月面探査ミッションに備えて2026年末までに「月のタイムゾーン」を策定する予定

アメリカ航空宇宙局(NASA)は宇宙飛行士の月面着陸プロジェクト「アルテミス計画」を進めており、2026年9月には約半世紀ぶりに人類が月面へ降り立つ予定となっています。本格的な月面探査が間近に迫る中、NASAはアメリカ合衆国科学技術政策局(OSTP)の指示を受けて2026年までに「月のタイムゾーン」を策定する予定だと報じられました。続きを読む……
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海底地形図制作プロジェクト「Seabed 2030」の進捗は6年かけて25%に到達

人類がまだ持っていない海底の完全な地形図を制作するプロジェクト「Seabed 2030」の進捗が、ここまでの6年で25%相当であることがわかりました。名前にもあるように目標は2030年完成でしたが、スケジュールの達成はかなり難しそうです。続きを読む……
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日常的な運動はよりよい睡眠につながることがFitbitを用いた研究で明らかに

定期的に運動していると睡眠の質が改善することは、過去の研究で明らかになっていますが、「研究室の設定で、一晩寝たあとの結果だけでは科学的研究として問題がある」として、テキサス大学オースティン校の研究者らがアクティビティを記録できるウェアラブル端末のFitbitを用いて、運動と睡眠の関係を改めて調査しています。続きを読む……
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「ストリーミング配信の成長によって音楽の歌詞は50年前よりもシンプルになり繰り返しが多くなっている」との研究結果が示される

1970年から2020年の間にリリースされたのべ1万2000曲もの英語のラップやカントリー、ポップスなどの歌詞を分析したところ、より新しくなるにつれて曲の中で使われる単語の数が減り、歌詞がシンプルになりつつあることや、同じ歌詞が繰り返されることが多くなっているとの研究結果が示されています。続きを読む……
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突如飛来して民家の屋根を突き破った謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミ」だった可能性

2024年3月8日、アメリカ・フロリダ州の民家に謎の物体が墜落し、屋根を突き破る事故が発生しました。円筒形で重さ約2ポンド(約900g)だというこの物体は、なんと国際宇宙ステーション(ISS)が廃棄して大気圏に再突入した宇宙ゴミだった可能性が高いと報じられています。続きを読む……
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土星の衛星「タイタン」に浮かぶ「魔法の島」の正体とは?

土星の第6衛星であるタイタンは、62個ある土星の衛星の中で最も巨大で、太陽系内で地球を除いて唯一表面に安定的な液体を持つ天体として知られています。そんなタイタンの湖には謎が多い「魔法の島」が出現することも知られていますが、物理天文学者のシンティン・ユー氏らが2024年1月に発表した研究によると、この魔法の島は「雪」からなるものだと考えられるそうです。続きを読む……
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宇宙には「意識」があり生命誕生に都合がいい調整を行ったという説が真剣に議論されている

生命の誕生について興味を持って調べたことがある人なら、この宇宙で自然に生命が発生する確率は天文学的といえるほど小さく、さまざまな物理学的条件がわずかでも異なっていれば生命は誕生しなかったという話を見聞きしたことがあるかもしれません。イギリスのダラム大学で哲学の准教授を務めるフィリップ・ゴフ氏は、生命誕生をただの「奇跡」として片付けるのではなく、「宇宙には意識が存在し、その意識が生命の誕生にちょうど…
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古代ローマ時代の火山の噴火で消えた町・ポンペイにおける売春婦の実態とは?

西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火に伴う火砕流によって地中に埋もれたイタリア・ポンペイでは、その後の発掘調査によって古代ローマ時代の遺品が多数発見されています。そんなポンペイでの発掘調査では、古代ローマ時代における売春婦の実態が明らかになっています。続きを読む……
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地球を「トポロジカル絶縁体」という量子物質状態として扱うことで地球の大気と海の動きなどの気象パターンを説明できることを量子物理学者が発見

地球の気流や海流に関しては、現代科学でも原理が解明されていない事象があり、その内のひとつが「ケルビン波」と呼ばれる、赤道付近では気流や海流が必ず東に向かって移動するという事象です。ブラウン大学の物理学者であるブラッド・マーストン氏らの研究チームが、地球を「トポロジカル絶縁体」として扱うことでケルビン波を説明できるとの研究結果を示しました。続きを読む……
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「空気がきれい」だと感染が広がる不可解な細菌感染症がある

空気の汚染は呼吸器疾患を引き起こすだけでなく、メンタルヘルスや認知機能の問題、さらには男性不妊などの健康被害をもたらすことが判明しているため、清浄な大気の確保は世界的な課題となっています。そのきれいな空気と、細菌を含んだエアロゾルで拡散される感染症の急増との間に意外な関連性が見つかったとの研究結果が報告されました。続きを読む……
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学術誌で査読済み論文の掲載割合が減少している要因とは?

TU Delft OPEN PublishingやMIT Pressなどの学術論文掲載サービスでは、何万ものプレプリントおよび査読済み論文が掲載されています。しかし、近年の研究で、査読済み論文の掲載割合が減少傾向にあることが確認されています。この要因について、ソフトウェアエンジニアのダニエル・ビンガム氏が解説しています。続きを読む……
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津波のような自然災害は10年以上経っても被災者の健康に悪影響を及ぼし続けるという研究結果

2011年3月11日の発災から2024年で13年を数える東日本大震災では、2023年2月の時点でも約3万人が避難生活を続けているほか、福島の7市町村に避難指示区域が残っており、コミュニティの存続や心のケアといった長期的な課題が(PDFファイル)指摘されています。2004年のスマトラ島沖地震で津波の被害に遭ったインドネシアの人々を調査した研究では、津波から14年が経過しても被災者のホルモン分泌に影響…
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若い世代のほうが脳が大きく認知症のリスクが低い可能性がある

75年かけて蓄積されてきたMRI画像を用いた研究により、世代によって脳の大きさが変化していることが示されました。具体的には、1930年代生まれの人よりも、1970年代生まれの人の方が脳容量が6.6%大きく、脳容量が大きくなることによって加齢性認知症のリスク低下が期待されています。続きを読む……
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古代ヨーロッパで牛は食肉目的ではなく「糞」のために飼育されていた

ウクライナのキエフにある村落であるトリピーッリャ(トリポリ)は、ヨーロッパ最古の都市とされる先史時代の遺跡があることで知られています。当時の古代トリピーッリャには、非常に洗練された牧草地と食物があり、その社会システムの重要な部分を牛が占めていました。しかし、牛は食肉のためではなく、主に糞(ふん)を使用するために飼育されていたことを古生態学者の研究グループが示しています。続きを読む……
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睡眠不足が2日続くと人は何年も老けたように感じる

十分な睡眠を取らない夜が二晩以上続くと、人は何年も年を取ったように感じることが研究により明らかになりました。研究者によれば、一貫した安らかな眠りは実年齢を感じさせないための重要な要素であることがわかったそうです。続きを読む……
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