「女性患者の執刀医が男性だった場合は執刀医が女性の場合より死亡率が32%も高い」との研究結果

人間には年齢・人種・性別などに基づくさまざまなバイアスが存在しており、本人さえも気付いていないところで影響を及ぼしている場合があります。カナダで行われた外科手術についての調査結果から、「女性患者を男性の外科医が手術した場合、女性の外科医が手術した時よりも死亡する可能性が高い」という結果が示されたと報告されています。続きを読む……
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月の裏側で不思議な「ガラス球」が見つかる

中国の月面探査機「玉兔2号(YuTu-2)」は2019年1月3日に月面に着陸してから、3年以上にわたって月の裏側を探査しています。その玉兔2号が半透明のガラスでできた球体を発見したと、中山大学および中国科学院の研究チームが発表しました。続きを読む……
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実は若者の3分の1は新型コロナによるロックダウンで「幸せ」を感じていた

ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の研究により、若者の3人に1人が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のロックダウン期間にメンタルヘルスと幸福度が改善したと報告したことが明らかになりました。続きを読む……
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南極大陸を研究者・観光客が訪れると融雪量が1人あたり83トン増える

南極には研究者だけではなく多くの観光客も訪れており、その数は2019年~2020年シーズンで7万4000人以上です。チリ・サンチアゴ大学などの研究者グループの調査により、南極訪問にあたって利用される船舶や飛行機、各国の南極基地で用いられるディーゼル発電機から生み出されるブラックカーボン(黒色炭素)により、訪問者の多い地域では毎夏、最大で融雪量が23mm多いことがわかりました。続きを読む……
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880光年離れた巨大惑星は液体のルビーやサファイアが降り注ぐ星だった

地球からとも座の方向に約880光年離れたところに存在する惑星がWASP-121bです。WASP-121bは木星の約1.2倍の質量と1.8倍の半径を持ち、表面温度が約2000℃という灼熱(しゃくねつ)巨大ガス惑星であることが知られていましたが、マックス・プランク天文学研究所の研究チームにより、「金属の雲が浮かび、ルビーやサファイアの雨が降り注ぐ環境」である可能性が新たに示唆されました。続きを読む…..
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宇宙に滞在した宇宙飛行士の脳は「再配線」されていることが判明

宇宙の無重力状態にさらされる宇宙飛行士は、筋力や骨の強度の低下、宇宙貧血などさまざまな変化を経験します。最近の研究報告により、宇宙環境は体だけでなく脳にも未知の影響を与えることが分かりました。続きを読む……
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オミクロン株の派生株「BA.2」はデルタ株の重症化率とオミクロン株の感染力&抗ワクチン性を兼ね備えているという研究結果

東京大学医科学研究所の佐藤佳准教授が率いる研究チームが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のオミクロン変異株のさらなる派生株「BA.2」に関する研究結果を発表しました。佐藤氏らによると、BA.2はデルタ株の重症化率とオミクロン株の抗ワクチン性を併せ持っています。続きを読む……
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塩1粒よりもミニサイズな世界最小のバッテリー

コンピューターの小型化はますます進んでおり、体内に組み込む生体適応性センサーシステムのような小型のマイクロエレクトロニクス端末に電力を供給するためのバッテリーも開発されています。新たに研究チームが発表した世界最小のバッテリーは、塩1粒程度の超小型サイズとなっています。続きを読む……
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AIの生成した顔は本物の顔と区別がつかず本物の顔より信頼性が高い

人間に似せたものを作ったとき、ある程度の再現度までは好感度を高める効果がありますが、一定以上に似ると嫌悪感が一気に高まります。これは「不気味の谷現象」と呼ばれる、脳の働きによるものです。続きを読む……
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宇宙に存在するブラックホールは「4000京個」

あまりに大きな質量で時空がゆがみ、光すら脱出することができない特異点となっている天体がブラックホールです。イタリアの研究機関であるInternational School for Advanced Studies(SISSA)の研究チームが、観測可能な宇宙に存在する恒星ブラックホールの数を計算し、その数が4000京個にのぼると報告しました。続きを読む……
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親知らずが大人になってから生えてくる理由とは?

親の知らない時期に生えることからその名が付けられたといわれる歯が「親知らず」です。乳歯や永久歯に比べて大幅に遅れて生えてくる親知らずの謎について、サイエンス系ニュースサイトのLive Scienceが解説しています。続きを読む……
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「計算問題はカロリーを多く消費する」「幼児は大量のカロリーを消費している」など知られざるカロリー消費の事実が判明

ダイエット中の人や健康に気を使っている人は1日の「カロリーの消費量」を意識しながら食事・運動に取り組んでいるはず。しかし、カロリーの消費量については謎な部分も多く、カロリーに関する研究が数多く行われています。そんな数多くの研究の中でもデューク大学でカロリー消費量に関する研究を行っているハーマン・ポンツァー氏の成果を科学誌のScienceがまとめています。続きを読む……
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「少数派が世間一般の常識をひっくり返す」にはどれぐらいの割合が必要なのか?

世の中にはさまざまな点において多数派と少数派が存在し、少数派の人々は常識や慣習に縛られて窮屈な思いをしがちですが、時には少数派が世の中を変革して従来の常識がひっくり返ることもあります。「少数派が世間一般の常識をひっくり返すにはどれぐらいの割合が必要なのか?」という疑問についての研究結果を、ハンガリーの中央ヨーロッパ大学で社会的ネットワークや都市システムの研究を行うIacopo Iacopini氏が…
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移植用臓器を全ての血液型の患者に移植できる「ユニバーサル臓器」に変換する実験に成功

移植用に提供された肺をあらゆる血液型の患者に移植することが可能な「ユニバーサル臓器」に変換する概念実証実験に成功したことが発表されました。続きを読む……
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「核融合を制御できるAI」をDeepMindが開発

世界最大の核融合炉「ITER」の建設が進むなど、核融合は未来のエネルギー源として大きく期待されています。ITERに代表されるトカマク型核融合炉は強力な磁気で超高温のプラズマを閉じ込める仕組みとなっており、臨機応変に核融合炉の磁気を調整する必要があります。Googleの姉妹企業で人工知能(AI)開発を行うDeepMindが、トレーニングを重ねたAIによってトカマク型核融合炉の磁気制御を行うことに成功…
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