右利きか左利きかは胎児になる前の「胚」の段階で決まるかもしれない

右手と左手は線対称になっており、普通に考えると右利きになる確率と左利きになる確率はちょうど半々になりそうなもの。しかし、実際には左利きになる割合は約10%で、右利きが圧倒的多数となっています。利き手が左右のどちらになるのかは「特定の遺伝子における変異」が関連している可能性を、マックス・プランク心理言語学研究所の研究チームが論文で示しました。続きを読む……
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厚さ原子1個分の金シート「ゴールデン」の合成&単離に成功、電子回路や触媒への応用に期待

厚さ原子1個分で炭素のみで構成されたシート状物質「グラフェン」は素材強度が非常に高く、熱伝導と電気伝導が非常に高いため、未来の新素材として期待されています。リンショーピン大学の研究チームが、このグラフェンと同様に原子1個分の厚さしか持たない金のシート「Goldene(ゴールデン)」を生成して単離することに成功したと報告しています。続きを読む……
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ヴォイニッチ手稿には「セックスの秘密」が記されていると研究者が主張

1912年にイタリアで見つかったヴォイニッチ手稿は、未解読の文字で記されたテキストやミステリアスな絵が特徴的な古文書であり、これまでに多くの人々が解読や著者の特定に挑戦してきました。そんなヴォイニッチ手稿について調べたオーストラリアのマッコーリー大学の研究者らが、ヴォイニッチ手稿には「セックスの秘密」が記されていると主張しました。続きを読む……
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「電力需要の100%が再生可能エネルギーでまかえる時間帯」のある日がカリフォルニア州で38日中30日を記録

化石燃料の使用に伴う温室効果ガスの排出とその結果引き起こされる地球温暖化が問題視される中で、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使用した発電が広がりつつあります。2024年3月~4月にはアメリカ・カリフォルニア州の電力網で、再生可能エネルギーによる電力が需要を100%まかなった時間帯があった日が30日を超えたことが報告されました。続きを読む……
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統合失調症などの患者に幻覚や妄想を引き起こす脳のネットワークがAIを使った研究で明らかに

幻覚や妄想といった症状群を指す「psychosis(サイコーシス、精神症)」は、統合失調症などの重篤な精神疾患によくみられるほか、定義された精神疾患とは独立して発生することもあります。脳スキャンとAIによるパターン分析を組み合わせた新たな研究により、サイコーシスを引き起こす脳内のネットワークが明らかになりました。続きを読む……
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空から飛んできて民家を破壊した謎の物体が「国際宇宙ステーションが捨てたゴミだった」とNASAが公式に認める

2024年3月、アメリカのフロリダ州に円筒形の謎の物体が飛来し、民家の屋根を突き破るという事故が発生しました。この物体を回収して調査したアメリカ航空宇宙局(NASA)が4月15日の声明で、「民家を破壊した物体は国際宇宙ステーション(ISS)が廃棄した宇宙ゴミだった」と公式に認めました。続きを読む……
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認知症は「12年前」に予測できるとの研究結果が発表される、ヒントは視覚情報の処理速度

将来認知症になるリスクは、視力や聴覚などの認知機能から予測できることが、過去の研究でわかっています。目で見た映像を処理する効率が、有力な認知症の予測因子になることが新しく突き止められました。続きを読む……
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頭の中で映像をイメージできない「アファンタジア」の人は世界をどう見ているのか?

多くの人は、犬と聞くと動物の犬を頭の中で思い浮かべることができますが、中にはイメージを視覚化することのできない「アファンタジア」の人も居ます。アファンタジアの当事者である神経科学者が、アファンタジアとはどのような感覚なのかを解説しました。続きを読む……
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5400万年前から存在する虫歯をついに人類が克服するかもしれない

人間は生きているうちに歯は一度しか生え変わらず、一度損失してしまうと取り戻すことはほとんど不可能です。虫歯を防ぐにはとにかくこまめかつ丁寧に歯を磨くことが必要とされていますが、近年虫歯を予防する新たな方法が開発されたとして、さまざまな研究を紹介するニュースレター・Cremieux Recueilが紹介しています。続きを読む……
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都市部に住む人間は「食物繊維を分解する腸内細菌」を失いつつあるという研究結果

植物の細胞壁の主成分であり食物繊維の大部分を占めるセルロースは、人間の消化酵素では分解されないものの、一部の腸内細菌はセルロースを分解できることがわかっています。新たな研究では、セルロースを分解できる腸内細菌が、現代の都市部に住む人間から失われつつあることが判明しました。続きを読む……
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怒りは水に流すより「書き捨てる」べし、イライラを紙に書いてシュレッダーで粉砕すると怒りも消えることが日本の研究で判明

日常生活で感じた怒りを日記帳に書き殴ったり、SNSの投稿にぶつけたりした経験がある人は多いはず。怒りを感じた状況を紙に書き記し、その紙をシュレッダーにかけると怒りがほぼ完全に消え去ることを、名古屋大学の研究者が突き止めました。続きを読む……
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人類と宇宙人が出会わないのは「高度な文明は全部AIに滅ぼされているから」という説

宇宙には人類以外の知的生命体が存在する可能性が高いにもかかわらず、これまで人類と接触した宇宙人や地球外文明が存在しないという矛盾は、フェルミのパラドックスと呼ばれます。この矛盾について、マンチェスター大学の宇宙物理学者であるマイケル・ギャレット教授が、「高度な文明は全部AIに滅ぼされてしまうため人類と地球外文明が接触できない」という説を提唱しています。続きを読む……
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これまでより高い衝突エネルギーが得られる「ミュー粒子衝突型加速器」が素粒子物理学に革命をもたらすかもしれない

物質を構成する最小単位である素粒子を研究する素粒子物理学では、粒子を加速させて対象に当てたり互いに衝突させたりする加速器による実験が重要ですが、次世代の加速器開発にはコストや期間の面で課題が存在します。そんな中、アメリカでは素粒子のひとつである「ミュー粒子」を高速で衝突させる「muon collider(ミュー粒子衝突型加速器)」の開発が検討されているとのことで、科学誌のScienceがミュー粒子…
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皆既日食中にやってはいけない3つのこと

2024年4月9日、アメリカ南部から東部にかけて、月によって太陽の全体が隠されて見えなくなる天文現象の「皆既日食」が観測されました。海外メディアのScience Alertが、この皆既日食中にやってはいけないことを取り上げています。続きを読む……
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生後すぐの腸内細菌の乱れが将来的な神経発達障害のリスクに関連している可能性

生後数年間の腸内細菌叢(そう)の乱れが自閉症やADHDなどの神経発達障害(ND)の診断と関連していると、リンショーピング大学とフロリダ大学の研究チームが1万6000人以上の子どものデータを分析した結果から報告しています。続きを読む……
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