サイコロの出目を選ぶだけで「人間の行動の複雑さ」を測定することはできるのか?

「人間の行動の複雑さは25歳前後がピーク」という研究が果たして正しいのか否かを調査するべく、Svelteでコーディングを行っているという開発者のラッセル・ゴールデンバーグ氏が実験サイトを公開しています。続きを読む……
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砂漠化抑制と緑地増加を目指す計画の一環としてサウジアラビアで人工降雨プロジェクト開始

雨粒の「種」を雨雲の中に散布して人工的に雨を降らせる「人工降雨」は、近年だと2008年の北京五輪で、開会式を晴れにするため数時間前に先に雨を降らせてしまう試みをしたことなどが知られています。国土の多くが乾燥した砂漠であるサウジアラビアでは、砂漠化を抑制して緑地を増やすことを目的とした国土開発計画の一環として、人工降雨プロジェクトが進められています。続きを読む……
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フィクションを読むと認知パフォーマンスが向上する

フィクション(創作)に触れることは想像力を豊かにすることにつながることはよく知られていますが、フィクションを読むことが人間の社会的認知パフォーマンスの向上につながるということが新たに確かめられました。続きを読む……
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なぜNASAの女性の宇宙飛行士は男性よりも任期が短いのか?

男女平等が強く叫ばれる昨今、特に規模が大きい組織ほどコンプライアンスの遵守が厳しく求められますが、実はNASAの規定では女性宇宙飛行士が宇宙に滞在できる期間は男性宇宙飛行士より短く設定されています。この宇宙滞在期間における男女差は一体どこから来るのか、サイエンス系ニュースサイトのLive Scienceが解説しています。続きを読む……
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土星の衛星・タイタンに「本来なら存在できないはずの砂丘」がある謎に科学者が迫る

土星の第6衛星であるタイタンは、太陽系内で唯一豊富な大気を持つ衛星であり、地球以外で表面に安定的な液体を持つただ一つの天体でもあります。いくつかの点で地球と類似した特徴を持つタイタンにおいて、「本来なら存在できないはずの地球のような砂丘が存在する」という謎について、スタンフォード大学の惑星地質学者であるMathieu Lapôtre氏が率いる研究チームが新たな仮説を提唱しました。続きを読む……
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「未知のがんの遺伝子変異」を大量に発見するアルゴリズムが登場

1万2000件以上のがんのゲノムに潜む数億もの変異を分析する研究により、細胞ががん化する際の遺伝子変異を見つけるアルゴリズムの開発に成功したとの論文が、学術雑誌のScienceに掲載されました。これにより、がんが発生する原因についての理解が進んだり、医師が患者1人1人に最適ながん治療を選択することが可能になったりすると期待されています。続きを読む……
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「史上最も低い体温から蘇生した女性」が凍った川に80分近く沈んだ状態から生還できた理由とは?

ノルウェー北部のトロムソにある北ノルウェー大学病院に勤務する放射線科医のアンナ・ボーゲンホルム氏は、かつて深部体温が13.7度という生存が絶望的な状態から生還した「史上最も低い体温から蘇生した女性」です。一体なぜ、Bågenholm氏は深刻な低体温状態から生還できたのかについて、海外メディアのAtlas Obsucuraが解説しています。続きを読む……
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頭の中でイメージを視覚化できない「アファンタジア」の人は目を見れば分かるという研究結果

「Aphantasia(アファンタジア)」とは頭の中で人物や風景のイメージを像として結ぶことができない状態で、記憶力に問題を抱えていると考えられたり、怪談で恐怖を感じることがないとされたりと、数多くの研究が行われています。その一方でアファンタジアであるかどうかは自己申告による経験ベースでしか特定できていませんでしたが、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学(UNSW)の研究者が2022年3月末…
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女子の方が男子より「学業の失敗を才能のせいにする」傾向が強い、裕福で平等主義の浸透した国で特に顕著

「理数系は男性の方が得意」「女性は感情的」といった性別に関するステレオタイプは、学業成績や社会に進出した後のキャリアにも影響を及ぼすため、こうしたステレオタイプを解消することが必要とされています。72カ国50万人の学生を対象にした大規模調査を基にした研究からは、女子学生の方が男子学生よりも「学業の失敗は才能のせい」と考える傾向が強く、さらにこの傾向が平等主義の浸透した国で特に強いことが判明しました…
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エキスパートほど分からないことは「分からない」と言ったほうがいい、その理由とは?

2019年12月に発見された新型コロナウイルスは、当初未知のウイルスであったため、テレビになどに専門家や学者が出演しては「はっきりしたことはまだ分かりません」と話す光景がよく見られました。その分野で長年にわたり研究を重ねているはずの専門家に「分からない」と言われると不安に感じる人もいますが、むしろそのような専門家ほど信頼されることが、さまざまな研究により分かってきています。続きを読む……
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なぜ「これは偽薬だ」と知っている人にもプラセボ効果が現れるのか?

プラセボ効果とは、処方された薬が実際には生理学的効果をもたらさない偽薬であっても、服用することにより何らかの改善が見られることを言います。そんなプラセボ効果は服用する本人が「自分が飲むのは偽薬だ」と知っている場合でも発生するケースがあると、心理学系メディアのPsycheが解説しています。続きを読む……
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人工衛星の推進器「ホールスラスタ」の原理は実はよくわかっていない

冷戦期の宇宙開発競争以来、人工衛星やスペースシャトルなど人類は多数の物体を宇宙空間に送り込んでいます。こうした物体を送り込むロケットに用いられる「ホールスラスタ」の原理は実はよくわかっていないという点について、ドイツでプラズマエンジンについて研究するLou(@lougrims)氏が解説しています。続きを読む……
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「音波でがん細胞を破壊する」というマウス実験に成功

ミシガン大学の研究チームが非侵襲的な音響技術を用いることで、マウスの肝腫瘍を完全に破壊することに成功しました。この方法を用いることで体にメスなどを入れることなくがん細胞を破壊し、免疫系を刺激してがん細胞が体内で広がることを防ぐことも可能となります。続きを読む……
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定期的に献血をすると健康にいいことが示される

病気の治療や手術などで必要となる輸血は、健康な人が無償で血液を提供する献血によって成立しています。献血は社会に大きく貢献するボランティアですが、定期的に献血することで体に悪影響を及ぼすという化学物質の体内含有量を減らすことができ、社会貢献できるだけではなく自身の健康にも役立つ可能性が報告されています。続きを読む……
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育った環境が方向音痴に影響、碁盤の目状の都市で育った人はナビゲーション能力が低い

人のナビゲーション能力には個人差があり、複雑な道でも難なく目的地までたどり着ける人もいれば、道に迷いやすい人もいます。新たに、フランス国立科学研究センターとユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が率いる国際的な研究チームは、「その人が育った環境がナビゲーション能力に関連している」との研究結果を発表しました。続きを読む……
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