過去最大級の「さまざまながんを検出できる血液検査」の有効性を調べる大規模研究が進行中

近年ではAIを用いて医療技術が大幅に進歩しつつあり、50種類以上のがんを検出できる血液検査も開発されています。そんな中、アメリカ国立がん研究所(NCI)は血液サンプルを用いたがんのスクリーニング検査の有効性を調べる大規模研究を予定しているとのことで、学術誌のサイエンスがNCIのがん予防ディレクターを務めるフィリップ・キャッスル氏にインタビューを行いました。続きを読む……
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「片足立ち」を10秒できない人は10年以内に死ぬリスクが2倍

中高年の人のうち、片足で立つ姿勢を10秒間続けられない人は、その後の10年以内に死亡するリスクが非常に高いことが、最近の研究により判明しました。この研究により、片足立ちが死亡リスクが高い人を特定するための簡易で日常的なテストとして有用なことが示されました。続きを読む……
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ストレスで免疫の老化が加速してしまうことが判明、ストレスの影響を軽減させる方法とは?

ストレスで免疫が低下し、体調が崩れやすくなることはよく知られています。さらに、ストレスと血液中の免疫細胞の割合を調べた新たな研究により、ストレスが多い人は若い免疫細胞が少なく、古くなった免疫細胞が多いことが判明しました。続きを読む……
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1日でサイズが2倍になる巨大黒点が地球の方を向いている、電話回線やネットが遮断される可能性も

地球側に存在する太陽黒点は、通信障害などを引き起こす太陽フレアを発生させることがあります。NASAの科学者によると、「AR3038」と呼ばれる太陽黒点が3日間にわたり毎日2倍のサイズに膨れ上がっていると報告しており、大規模な太陽フレアが発生する可能性が日ごとに高まっています。続きを読む……
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薬剤注入と注射痕の封鎖ができて眼球への注射が1度で済むマイクロニードルが開発される

目の病気の治療において、眼球内部にあるゼリー状の硝子体(しょうしたい)への注射「硝子体内注射(IVI)」が必要になるケースがあります。しかし、IVIの痕から細菌が入って感染症になったり、繰り返しIVIを行うことで眼球の細胞が傷つく恐れがあったりというリスクを伴います。この問題を解決するために、眼球に薬剤を注入するための注射を1回だけにできる、セルフプラギングマイクロニードル(SPM)が開発されまし…
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1人で社会的に孤立して暮らすことが人間の脳をどのように変えるのかが脳画像から判明

人間は社会的な動物であるといわれており、人との関わりが薄く孤独に暮らしていると心身にさまざまなデメリットが生じることがわかっています。新たにイギリスや中国の国際研究チームが発表した論文では、「社会的孤立は脳の構造を変え、認知能力を低下させ、認知症のリスクを高める」ことが示されました。続きを読む……
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飢餓状態の脳が「省エネモード」に切り替わることで支払う代償とは?

スマートフォンやノートPCなどのバッテリーで動く電子機器は、バッテリーが切れると使えなくなってしまいますが、「省電力モード」に切り替えることでバッテリー切れまでの時間を延ばすことができます。これと同様に、動物の脳も食糧不足の状態が続くと「省エネモード」に切り替わり、エネルギー消費量を抑えることが判明しています。続きを読む……
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ブラックホール級にヤバい宇宙の怪物「マグネター」とは?

宇宙では人類の想像を超える現象や天体がしばしば見つかっており、その中でも特に有名なのが光さえも脱出できないほどの重力を持ち、極端な潮汐力(ちょうせきりょく)で近づくだけでバラバラにされてしまうブラックホールです。ブラックホールと同様に、「近づくと体を構成する原子が針のように細長くなって崩壊してしまう」という、にわかには信じられない強力な磁力を持つ天体「マグネター」について、海外メディアのArs T…
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ADHDの治療薬を服用している子どもはうつ病のリスクが高いとの研究結果

リタリン(メチルフェニデート)というADHD治療薬を服用した子どもとうつ病の関連を調べた研究から、「リタリンを服用している子どもはうつ病になるリスクが高い」という結果が明らかになりました。子どもたちがリタリンの服用をやめると、うつ病になるリスクは健康な子どもたちとそれほど変わりないレベルまで低下したとのことです。続きを読む……
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新型コロナに感染するとパーキンソン症候群の発症リスクが高くなる可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は人間の脳に影響を及ぼすことが知られており、回復後も集中力や認知機能が低下するケースがあると報告されているほか、重度のCOVID-19は20年分の老化に匹敵する認知的影響をもたらすとの研究結果もあります。アメリカのトーマス・ジェファーソン大学やイースト・カロライナ大学の研究チームが発表した研究結果では、「COVID-19がパーキンソン症候群の発症リスクを…
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「なぜうんちを我慢するべきではないのか?」を専門家が解説

人間には大便がしたいのに我慢せざるを得ないタイミングが多々ありますが、ニューカッスル大学医学部の名誉教授であるMartin Veysey氏は、「大便を我慢することには多くのリスクがある」と主張し、大便を我慢しない方がいい理由について解説しています。続きを読む……
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黒死病を引き起こしたペスト菌の祖先を死者のDNAから確認

14世紀中盤にヨーロッパを襲ったペストの大流行は、肌に黒い斑点が現れる症状から「黒死病」の名で恐れられ、地域によっては最大で人口の60%が亡くなるという被害を及ぼしました。過去の記録により、ペストは東方からやってきたことがわかっていたものの、これまで正確にどこから来たのかは不明でしたが、新たに、過去の遺体を用いた調査により、黒死病をもたらしたペスト菌の祖先がキルギスでも多くの人の命を奪っていたこと…
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中国の巨大電波望遠鏡で「宇宙人の痕跡と疑われる信号」が検出される

2022年6月に日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったサンプルにアミノ酸が含まれていたことが報告され、生命の起源が宇宙にあることを示す証拠になり得るとして大きな話題となっています。そんな中、北京師範大学の研究チームが巨大電波望遠鏡「500メートル球面電波望遠鏡(FAST)」で「地球外文明の痕跡と疑われる信号」を検出したことを発表しました。続きを読む……
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ヒトの「ミニ脳」やマウスの胚を用いた実験で一般的な薬物が先天性欠損症や発達障害を引き起こすメカニズムが明らかに

抗てんかん薬や双極性障害の治療薬として使われているバルプロ酸ナトリウムは、妊婦が服用すると胎児の先天性欠損症や発達障害を引き起こすことが知られていますが、そのメカニズムは長いこと解明されていませんでした。新たにフランスの研究チームは、マウスの胚やヒトのミニ脳(脳オルガノイド)を使用してバルプロ酸ナトリウムが発達に及ぼす影響を調べる実験を行いました。続きを読む……
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円形脱毛症の治療薬として経口剤「オルミエント」が承認される

アメリカ食品医薬品局(FDA)が関節リウマチの治療薬として用いられている経口錠剤「バリシチニブ(オルミエント)」を円形脱毛症の経口治療薬として承認しました。FDAが円形脱毛症の全身的治療に寄与する薬品を承認するのは今回が初です。続きを読む……
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