国際スポーツ栄養学会が「カフェインでスポーツのパフォーマンスが向上することが科学的に実証された」との見解を発表、ベストな摂取方法やタイミングは?

「コーヒーを飲むと運動能力がブーストされる」との研究結果が示すとおり、カフェインには運動のパフォーマンスを改善させる効果があることはよく知られています。こうしたさまざまな研究を元に、国際スポーツ栄養学会(ISSN)がカフェイン摂取に関する見解をまとめました。続きを読む……
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「肥満は神経発達症である」と科学者が提唱

肥満は近年急速に増加しており、世界で20億人が影響を受けている不健康の最大の原因の1つに数えられています。肥満と遺伝子に関する研究から、専門家が「肥満は子どもの頃の脳の発達に由来する神経発達症として分類されるべき」と提唱しました。続きを読む……
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「睡眠時の正しい姿勢」は存在するのか?科学者が解説

食生活と睡眠は互いに影響し合っていることが判明したり、睡眠時間が6時間未満の日が連続すると心身へのダメージが悪化し続けることが明らかになったりと、睡眠関連の研究は数多く存在します。そんな睡眠研究の専門家であるボンド大学の科学・医学准教授であるクリスチャン・モロ氏と同大学の博士課程学生であるシャーロット・フェルプス氏が、「睡眠時にとるべき正しい姿勢」や「正しい枕の選び方」などについて解説しています。…
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「光速の30%」という驚異的な速さで天の川銀河の超大質量ブラックホールを周回するガスの塊が発見される

地球がある天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホール「いて座A*」の周囲を、光速の30%という驚異的な速さで周回する高温のガスの塊が発見されました。このガスの塊は、水星の太陽周回軌道と似た距離をわずか70分ほどで周回しているとのことです。続きを読む……
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夢の「室温超伝導」の論文はいかにして白紙になったのか

2022年9月26日に、科学誌・Natureが室温超伝導に関する2020年の論文を撤回しました。実現すれば浮かぶ自動車やリニアモーターカー、小型で安価な量子コンピューターなどさまざまな新技術に発展し、人類に産業革命をも超えるインパクトをもたらすと期待されていた室温超伝導の研究が否定された経緯について、アメリカ科学振興協会がまとめています。続きを読む……
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腐食しにくく強度もあるステンレス鋼の特性を保ったまま3Dプリントする方法が開発される

近年では3Dプリント技術の発達によって家や鋼鉄製の橋、ステルス戦闘機の金属部品までが3Dプリンターで作られるようになっていますが、一部の物質は3Dプリント中の温度変化により特性が変化してしまうため出力に使用することができませんでした。新たに、アメリカ国立標準技術研究所(NIST)やウィスコンシン大学マディソン校、アルゴンヌ国立研究所の研究チームが、従来は困難だった「17-4 PH ステンレス鋼(S…
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超希少ダイヤモンドの内部に閉じ込められていた「地球深部の新事実」とは?

ダイヤモンドなどの宝石の中には、内部に液体や他の鉱物といった内包物であるインクルージョンを持つものがあります。傷やヒビと同様に、一般的に宝石の価値を下げる要因として嫌われているインクルージョンの研究により、地球内部に関する新たな知見が得られたことが報告されました。続きを読む……
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金属をほとんど使わなかったマヤ文明でさえ周辺環境を水銀で汚染していたことが判明

メキシコ南東部でヨーロッパ人の入植前に栄えたマヤ文明の複数の都市が、周辺環境を水銀で汚染していたことが新たな研究で判明しました。中には現代の基準を超えるレベルで水銀汚染が進んだ都市もあったほか、当時の支配者が慢性水銀中毒になっていたことを示唆する証拠も見つかっているとのことです。続きを読む……
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肉抜きのヴィーガン食にこだわるとうつ病になりやすいという研究結果

食事とうつ病の関係としては、食事の時間帯とうつ病の発症リスクが関係している可能性が示されたり、高脂肪の食事を繰り返すとアルツハイマー病やうつ病リスクが悪化することが判明したりと、さまざまな研究が行われています。ブラジル・ポルトガルの大学による共同研究で、新たに「肉を抜いた菜食主義の食事とうつ病の関係」が示されました。続きを読む……
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太陽系惑星への有人ミッションとして最初に人類が向かうのは火星ではなく金星であると専門家が話す

太陽系で太陽に近い方から2番目の惑星であり、地球に最も近い公転軌道を持つ惑星の「金星」は、地球の姉妹惑星と表現されることもある惑星です。金星の大気は気圧が非常に高く、気温は約460度と鉛が溶けるほど熱く、硫酸の雲が存在するという過酷な環境を有しているのですが、そんな金星こそが「人類最初の有人ミッションの地となる」と専門家グループが主張しています。続きを読む……
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人間がロボットのことを信頼するかどうかは「ロボットが言葉を発するかどうか」の影響が大きい

人間型ロボットを人間がどれぐらい信頼するかは、人間がそのロボットをどれぐらい知的と考えているかに依存していることが示唆されています。この「人間がロボットをどれぐらい知的と考えるか」について、ロボットがしゃべることの影響が大きいことが研究により明らかになりました。続きを読む……
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「ルックスが魅力的な学生ほど好成績な現象」は対面授業からリモートになるとどう変わるのか?

学業の成績は学生の「外見の魅力度」によって左右されてはならないはずですが、スウェーデンの工学部修士課程に通う約100人の学生を対象にした研究によって、対面授業では男女問わず魅力度が高い学生の成績が良くなることが判明しました。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うリモート授業への移行によって魅力度の高い女子学生の成績が感染拡大前と比べて下落したことも明らかになっています。続きを読む……
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イグノーベル賞を受賞した「法的文書が読みにくい理由の分析結果」をわかりやすくまとめるとこうなる

法律の条文や契約書などの法的な文章は通常の文章と比べて読みにくく感じます。この「法的文書の読みにくさ」の原因について分析したマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究が2022年のイグノーベル賞を受賞しました。受賞に際して研究チームのメンバーがMITにコメントを寄せていたので、研究内容と共にまとめてみました。続きを読む……
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世界気象機関が気候変動対策の不足を警告、既存の目標を7倍厳しくする必要アリ

2022年の夏は、ヨーロッパ各地で記録的な熱波が観測されたり、日本でも西日本で観測史上1位タイの高温が記録されたりと異常な暑さが世界中で観測されました。そんな中、2022年9月13日に世界気象機関が「私たちは間違った方向に向かっている」と題した声明を発表し、既存の二酸化炭素排出量削減目標を厳しくする必要性を強調しました。続きを読む……
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食事の時間帯とうつ病の発症リスクが関係している可能性

睡眠時間や生活リズムがメンタルヘルスに影響を及ぼすことはこれまでの研究で指摘されていましたが、新たに「食事をする時間がメンタルヘルスに影響を与え、うつ病の発症リスクを左右する」という研究結果が発表されました。続きを読む……
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