タバコの煙が染み込んだ衣服に触れるだけで病気のリスクが高まる可能性

タバコが非喫煙者に及ぼす害としては、喫煙により生じた副流煙を吸い込んでしまう受動喫煙が知られていますが、これとは別に衣服や家具などに付着したタバコ由来の化学物質「サードハンド・スモーク」の吸入も問題視されています。新たな研究では、サードハンド・スモークが皮膚に付着した場合、皮膚炎などの病気になるリスクが高まることが示されました。続きを読む……
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新型コロナワクチン未接種者の心筋炎および心膜炎の発症率はどう変化するのか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種者が、心筋炎や心膜炎を発症している事例が報告されています。これを受け、COVID-19ワクチン未接種者の心筋炎や心膜炎の発症率を調べた論文が公開されており、COVID-19への感染の有無が心筋炎および心膜炎にどう影響するのかが明らかになりました。続きを読む……
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職に就けず車上生活も経験した人生ハードモード数学者が「リーマン予想の解決に近づく研究成果」を発表

2022年11月4日に、数学者の張益唐氏が数学の難題「リーマン予想」の解決に役立つ可能性がある研究成果を発表しました。張氏は「少年時代に労働者として働き、教育を受けられなかった」「車上生活しながら就職活動をしていた」といった壮絶な過去を持っており、苦難を経験した数学者の大発見に注目が集まっています。続きを読む……
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実験室で増殖させた赤血球を「輸血」する史上初の臨床試験が進行中

輸血は病気で血液を作れない人や、手術や事故で大量に出血してしまった人の治療には欠かせないものですが、合併症のリスクといった課題を抱えています。そうした問題の改善に向けて、実験室内で培養された赤血球の輸血を行う世界初の臨床試験が始まりました。続きを読む……
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「低音を聞くと人は踊りたくなる」という研究結果が示される

ダンスフロアや激しい音楽ライブでは低音のビートが響いており、低音は「思わず体が動いて踊り出したくなる」印象があります。そのような低音とリズムの感覚について、カナダのマックマスター大学の研究者らによると、ダンスフロアを盛り上げるには「低音がすべて」であり、さらにそれは低音だからノりたくなるというようなものではない「意識を超えたもの」であると研究で示されました。続きを読む……
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地球に最も近いブラックホールがわずか1600光年先で発見される、既知のブラックホールより約3000光年も近く

極めて高密度で強力な重力により光さえ飲み込んでしまうブラックホールは、地球が属する天の川銀河だけで約1億個あるとされています。新たに、アメリカ国立科学財団(NSF)の国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)が管理するハワイのジェミニ天文台が、地球に最も近いブラックホールをわずか1600光年離れた場所で発見しました。続きを読む……
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地球環境に悪影響を及ぼしかねないレアアースの採掘を従来よりクリーン化する技術が開発される

現代社会では一般的となった電気自動車や風力発電のタービン、LED照明は環境に良いとされていますが、これらを製造する際に環境汚染を引き起こす可能性があるとされています。そこで、中国の科学者であるGaofeng Wang氏らのグループが原料となるレアアースとよばれる希土類元素を採掘する際の新たな技術として、「動電採掘」というアプローチを発表しました。続きを読む……
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ニューヨークでは「蒸気」を使った暖房や給湯システムが現役で稼働中、一体どのように機能しているのか?

世界有数の大都市であるアメリカ・ニューヨーク市では、意外なことに「蒸気」を用いた暖房や給湯システムが現役で稼働しています。ニューヨーク市の蒸気システムがどのように機能しているのか、一体どのような利点があるのかといった疑問について、ニューヨーク市のさまざまな話題を取り上げるUntapped New Yorkがまとめています。続きを読む……
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NASAが強力な温室効果ガスを大量に放出する「スーパーエミッター」を宇宙ステーションから検出

大気中の熱を閉じ込める温室効果ガスとして二酸化炭素よりもはるかに強力なメタンが地球上のどこで大量に放出されているのか、「国際宇宙ステーションの気候を調べる調査によってメタンの排出場所を特定した」とNASAが発表しました。NASAは検出された50以上のメタン排出エリアを「スーパーエミッター」と呼び、地球温暖化を抑えるための鍵として注目しています。続きを読む……
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地球に脅威を及ぼす可能性がある小惑星が見つかる、これまで太陽がまぶしすぎて発見できず

地球に接近する軌道を持つ小惑星が新たに発見されました。この小惑星は2014年以降に発見されたもののうち最も大きなものであると考えられ、地球に衝突する潜在的な危険性をはらんでいると指摘されています。この小惑星は太陽が強く照らす領域に存在していたため、これまで発見されませんでした。続きを読む……
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睡眠中に音を流すことで夢を操作し悪夢を見る頻度を減らせるという実験

悪夢を見てしまうと寝起きの気分が悪くなる上に、時には悪夢のせいで夜中に目を覚ましてしまうこともあり、可能な限り悪夢は見たくないものです。新たな研究では、「ポジティブなイメージと結びつけた音を寝ている時に聞かせることで、悪夢を見る頻度を大幅に減らすことができる」ことが示されました。続きを読む……
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「飲尿療法」に意味はあるのか?

科学や医療の発展した現代社会では、尿を飲んだり、治療に用いたりすることはめったにありませんが、人類の長い歴史の中で尿はさまざまな用途で使われてきました。ボンド大学のクリスチャン・モロ氏らが尿を使う上での安全性とその理由について解説しています。続きを読む……
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パンデミックは人々の性格をどのように変えてしまったのか?

人間の性格は必ずしも生まれてから死ぬまで同じというわけではなく、年齢や雇用不安、生活スタイル、経済状況などのさまざまな要因が性格に影響を及ぼすことが知られています。フロリダ州立大学の研究チームが行った調査では、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック前と後で人々の性格が変わった」という結果が示されました。続きを読む……
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「孤独」が糖尿病の発症リスクを2倍に高めることが明らかに

2型糖尿病は血中糖度を下げるホルモン・インスリンが十分に分泌されなかったり作用しなくなったりすることで血糖値が高くなってしまう病気で、末端神経障害や視力低下などの合併症を引き起こします。2型糖尿病の発症リスクは普段の生活習慣や遺伝的要因で高まることがわかっていますが、新たに「孤独であること」もリスクを高めることが研究で示されました。続きを読む……
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ミイラとなった数百年前の赤ちゃんは「日光不足」が原因で死んでしまった可能性

ドイツに拠点を置く科学者チームが、16世紀から17世紀のオーストリア貴族の元に生まれた幼児のミイラをCTスキャンで分析した結果、死因は「日光不足によるビタミンD欠乏症」と特定したと発表しました。続きを読む……
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