1立方ミリメートルの脳の断片をハーバード大学とGoogleの研究者がナノメートル単位で3Dマッピングすることに成功

ハーバード大学の神経科学者であるジェフ・リヒトマン氏らの研究チームが、脳サンプルを厚さ34ナノメートルにスライスし、電子顕微鏡を使って構築した3Dマップを公開しました。記事作成時点で3Dマッピングされたのは脳の1立方ミリメートル分で、そのデータサイズはなんと1.4ペタバイト(1400テラバイト)に及びます。続きを読む……
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ワクチン接種で過去50年間に1億5400万人の命が救われたことが明らかに

世界保健機関(WHO)が1974年に拡大予防接種計画(EPI)を開始してからの50年間で、ワクチン接種によって1億5400万人もの命が救われたことが、20人以上の医療研究者による調査で明らかになりました。50年間で救われた命の大半が5歳以下の子どもで、特に麻疹(はしか)ワクチンによる恩恵が大きかったそうです。続きを読む……
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発見されていない未知のコロナウイルスにまで対応できる可能性を持つコロナウイルスワクチンが開発される

2002年から2003年にかけて感染が拡大した重症急性呼吸器症候群(SARS)や、2020年以降世界中に広まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、コウモリなどの宿主が持つコロナウイルスが変異して人間に感染し、拡大しました。コロナウイルスには複数の種類が存在していますが、ケンブリッジ大学などの研究チームが、これまでに発見されていない未知のコロナウイルスにも対応できるワクチンを開発しまし…
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「ワープドライブ」にはいつの日か実現の可能性があるという新たな研究

CERNが行った実験で、反物質も重力に従って落下することがわかり、物理学者から「ワープドライブ実現の最大の希望が消滅した」との指摘がありましたが、なおもワープドライブの実現可能性は残されているという新たな研究が発表されました。続きを読む……
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「10代で聴いていた音楽が生涯にわたって影響を与える」「新しい音楽の発見は24歳でピークを迎える」など音楽と年齢に関する調査結果が報告される

好きな楽曲やアーティストは年齢を重ねるごとに移ろうものです。しかし、これまでの調査で10代の頃に好きだった楽曲が生涯にわたっての音楽の好みに大きな影響を与えることや、新規に音楽を発見できるのは30歳までということがわかっています。続きを読む……
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ウイルスは「動物からヒト」よりも「ヒトから動物」に感染する方がはるかに多いという研究結果

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、コウモリやネズミ、鳥などの動物により媒介される人獣共通感染症に不安を抱くようになった人は多いはず。ところが、さまざまなウイルスのゲノムを分析した新しい研究では、「ウイルスが新たに『動物からヒトに感染するパターン』よりも、『ヒトから動物に感染するパターン』の方が多い」という結果が明らかになりました。続きを読む……
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睡眠が6時間未満だと2型糖尿病のリスクが上昇するとの研究結果、なぜ睡眠不足だと糖尿病になるのか?

2型糖尿病の原因として真っ先に挙げられるのは運動不足や食べ過ぎです。しかし、新しい研究により1日の睡眠が6時間を切ると2型糖尿病のリスクが高くなることがわかりました。日本人の5~6人に1人が糖尿病かその予備軍であることから国民病とも呼ばれる2型糖尿病と、現代人の共通の悩みである睡眠不足の関係について、専門家が解説しました。続きを読む……
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「単純作業ばかりの仕事では認知機能が低下しやすい」という研究結果が示される

日常的に高い精神的負担や認知的作業が要求される仕事に就いている人の中には、「単純作業の仕事がうらやましい」と感じている人もいるかもしれません。ところが、ノルウェーで行われた新たな研究では、より認知的に複雑な仕事をしている人ほど、加齢に伴う軽度認知障害や認知症のリスクが低いことがわかりました。続きを読む……
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気候変動による経済的打撃は2049年までに全世界で年間約6000兆円に達する可能性

温室効果ガスの排出が原因で引き起こされる気候変動により、絶滅の危機にある動植物や人々の生活に大きな打撃が及ぶことが懸念されています。新たにドイツのポツダム気候影響研究所の研究チームが発表した試算では、気候変動による経済的打撃が2049年までに年間約38兆ドル(約6000兆円)に達する可能性があるとのことです。続きを読む……
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免疫細胞は幼少期に経験した痛みを長期にわたって記憶している

新生児期に経験した痛みが、思春期に至るまで長期的な影響を与えるという研究結果が報告されています。痛みの経験は遺伝子レベルで子どもの痛みに対する反応システムの発達を変化させ、その結果、後の人生でより強い痛みの反応を引き起こすことが示唆されています。続きを読む……
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読むと体が物理的に毒に冒される「有毒図書」を見分ける方法

現代社会において本が危険物と見なされることはめったにありませんが、実は一部の古書には危険な「毒」が含まれています。一体どのような古書に危険な毒が含まれているのかについて、イギリスのハル大学でサイエンスコミュニケーション教授を務めるマーク・ローチ氏が解説しています。続きを読む……
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「太古の火星が地球と似た環境だった」ことが火星探査機のキュリオシティが発見した証拠から明らかに

火星は太陽系の中でも特に地球と似ている星といわれており、かつて水が存在していた証拠や、生命の兆候の可能性がある有機化合物などが発見されています。新たに、NASAの火星無人探査機であるキュリオシティが、「太古の火星が地球に似た環境だった」ことを示す証拠を発見しました。続きを読む……
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どの血液型にも輸血できる万能血液製剤への新たな道を開く酵素が見つかる

医療現場で輸血する時に血液の相性が悪いと命に危険が及ぶため、人の血液は抗原に応じて4種類に大別されるABO式血液型で分類されています。この輸血の問題を解決できる「万能血液製剤」を作り出せる酵素を発見したと、デンマーク工科大学とルンド大学の研究チームが発表しました。続きを読む……
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レーザーで「トリウム原子核」を励起することに成功、原子核時計などの革新的技術への道が開かれる

オーストリアのウィーン工科大学の研究チームが、トリウムの原子核をレーザーで励起することに世界で初めて成功したと報告しました。これにより、既存の原子時計の精度を上回る原子核時計など、さまざまな革新的技術への道が開かれると研究チームは主張しています。続きを読む……
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古代都市テオティワカンは5回の壊滅的なメガスラスト地震に襲われ1つが致命的ダメージにつながった可能性がある

世界遺産としても知られるメソアメリカの古代都市「テオティワカン」の終焉について、5度にわたり、壊滅的な規模のメガスラスト地震に襲われ、その1つが決定打となった可能性が新たな研究で示されました。続きを読む……
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