遺伝子を組換えるイギリス初の「遺伝子治療」が赤ちゃんに行われ成功、平均余命5~8年の遺伝子疾患の兆候がなくなり健康に

イギリスの国民保健サービス(NHS)が2023年2月15日に、同国で初となる異染性白質ジストロフィー(MLD)の遺伝子治療が生後19カ月の赤ちゃんに行われたと発表しました。細胞を取り出し、欠陥のある遺伝子を組換えてから戻すこの治療は無事に成功し、赤ちゃんは元気に退院したと伝えられています。続きを読む……
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空気が汚染されているとチェスプレイヤーのミスが増えるという研究結果

大気汚染は人間の健康に対して大きなリスクをもたらしており、精子の減少や暴力犯罪の増加などのさまざまな悪影響を及ぼすことが知られています。新たに、オランダ・マーストリヒト大学やアメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)のチームが発表した論文では、「空気が汚いほどチェスプレイヤーのミスが増える」という結果が報告されました。続きを読む……
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人類が髪の毛を持っているのは「髪の毛がある方が涼しいから」という研究結果

人類は他の哺乳類と違って全身の毛が薄く、頭頂部など体の一部分にだけ大量の毛が密集しており、一部の人々は直毛ではなく巻き毛である点も特徴的です。「なぜ人類は髪の毛を持っており、さらにくせ毛や巻き毛の人もいるのか?」という疑問にはいくつかの仮説が存在しますが、ペンシルベニア州立大学などの研究チームが生命科学や医学分野のプレプリントサーバーであるbioRxivに掲載した未査読論文では、「人類には髪の毛が…
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ガス給湯器から電気給湯器に2027年までの移行を義務化する法律がアメリカで制定される予定

アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアで、大気汚染の観点から、2029年までにすべての住宅からガス給湯器を撤廃し、電気給湯器に交換する法律が2023年3月に採決される予定です。この法律によって、サンフランシスコ・ベイエリアでは2023年3月からガス給湯器の販売が事実上違法となり、住宅の給湯器は順次電気給湯器に交換することが求められます。続きを読む……
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飲むと精子が一時的に動かなくなる「即効性のある男性用避妊薬」が開発される

女性向けの一時的な避妊法は経口避妊薬(ピル)・子宮内避妊具(IUD)・緊急避妊ピル(アフターピル)などがある一方、男性向けだと実質的にコンドームしか選択肢がありませんでした。ところが近年では男性用避妊薬の開発が進められており、新たに科学誌のネイチャー コミュニケーションズに掲載された論文では、「飲むと一時的に精子が動かなくなる男性用避妊薬」の効果がマウス実験で確認されたとのことです。続きを読む…..
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ダークエネルギーの源が「ブラックホール」である可能性を示す最初の糸口が見つかる

宇宙空間に存在するとされる「ダークエネルギー」については、星や銀河の観測から存在が推測されているものの、それが何であり、どこから来るのかは分かっていません。新たな研究により、宇宙の大部分を構成する謎のエネルギーは「ブラックホール」が説明してくれる可能性があることが分かりました。続きを読む……
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「死亡確認済みなのに生き返った」が発生する理由とは?

世界では、まだ生きている人を「死んでいる」と誤認してしまうことがごくまれに発生します。なぜこのような事態が起きてしまうのか、アングリア・ラスキン大学医学部上級講師のスティーブン・ヒューズ氏が分析しています。続きを読む……
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こっそり持ち込んだ拳銃がMRIの磁力で暴発して所持者が死亡する事故が発生

核磁気共鳴画像法(MRI)は、水分量の多い脳や血管などを画像化する方法で、現代の医療現場にとって欠かせない技術となっています。そんなMRIスキャンの際には、撮影の支障となるほか、電子機器の故障にもつながることから、MRIスキャンの際には金属製品の持ち込みは一切禁止とされています。しかし、隠し持っていた拳銃がMRI装置の近くで暴発し、男性が死亡する事故がブラジルで発生しました。続きを読む……
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より良いセックスをする5つの方法とは?

「愛する人とセックスしている時に科学や研究のことなど考えられない」という人もいるかもしれませんが、研究者らはセックスの満足度を高めるさまざまな要因について長年にわたり研究してきました。こうした研究の成果をもとに、イギリスのウェストミンスター大学で社会科学部講師を務めるシャンタル・ゴーティエ氏が、「より良いセックスをする方法」を5つにまとめて解説しました。続きを読む……
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「同じものを見ても支持政党が違うと解釈がまったく異なるのはなぜか?」が神経学的に解明される

同じニュースを見たにもかかわらず、政治的なスタンスが左派か右派かによって理解のしかたが180度違ってしまうという現象が、しばしば発生します。政治的なニュースを処理している人の脳をスキャンする新たな研究により、このような偏りが脳の中で発生するメカニズムが解明されました。続きを読む……
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割礼するとペニスの微生物叢が変化するという研究結果

割礼とは男性のペニスまたは女性のヴァギナの一部を切除する行為であり、一部の宗教や民族は儀式的な行為として、幼少期に男児のペニスから包皮の一部を切除します。そんな割礼が行われた子どものペニスでは、微生物叢(そう)に変化が生じるという研究結果が報告されました。続きを読む……
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福島第一原子力発電所からの処理水放出が「最善の選択」と専門家、放射線の危険や他国でのケースはどうなのか?

日本政府は2023年1月13日の閣僚会議で、2023年の春から夏ごろに東京電力福島第一原子力発電所の処理水を海に放出し始める方針を固めました。「無責任」と断じる国内メディアもある一方、イギリス・ポーツマス大学の環境学者で国際原子力機関(IAEA)の専門家グループのメンバーでもあるジム・スミス氏が「放出が最善の選択」として、その理由や放出の影響について解説しました。続きを読む……
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AIが古代バビロニアのテキストを解読、ギルガメシュ叙事詩のコピーや失われた賛歌を発見

古代の破損した碑文や読み解くのが難しい古代文字の解読をAIが処理することで、専門家が数時間かける作業をものの数秒でこなすことができます。ドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学(LMU)の研究チームは、「Fragmentarium」というAIが複雑な楔形(くさびがた)文字である古代バビロニアのテキストを読み解いて、美しい賛歌を発見したと報告しています。続きを読む……
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新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」がウイルスの突然変異を引き起こす可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療に使われている飲み薬「モルヌピラビル」が、新型コロナウイルスの突然変異に拍車をかけている可能性があるという論文が発表されました。この研究によれば、モルヌピラビルの投与によって生まれた派生株の中には他者への感染能力を持つものも確認されているとのことです。続きを読む……
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ダボス会議で「従業員の脳波を監視する技術」が紹介される、講演者は「脳波の監視で職場のさまざまな問題を解決可能」と主張

2023年1月19日からスイスのダボスで行われた世界経済フォーラムにおいて、法倫理学者のニタ・ファラハニー氏が、企業による従業員の脳波モニタリングを可能とする技術について講演を行い、脳波のモニタリングが将来一般的になるとの見解を示しました。続きを読む……
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