新型コロナウイルス感染後の後遺症「ロングCOVID」で免疫システムが変化してしまう可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症、いわゆるロングCOVIDに悩む12人の患者を調査した結果から、長期にわたる症状に悩まされる人はメモリーT細胞と呼ばれる免疫細胞が減少しているなど、健康な人と比べて免疫細胞数に違いがあることが明らかになりました。続きを読む……
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依存症の克服につながる現象が見つかる、ダイエット薬の使用者が飲酒や「爪をかむクセ」をやめることができたとの報告

「SGLT2阻害薬」という糖尿病治療薬の臨床試験を行った結果、糖尿病ではない人の心臓病や腎臓病のリスクまで抑制されることが判明するなど、薬は時に誰も予想していなかった効果をもたらすことがあります。肥満の治療薬として用いられる注射薬の「Wegovy(ウゴービ)」を使用した患者が、飲酒や喫煙、衝動的な買い物といった依存症の症状が緩和されたことを報告しました。続きを読む……
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太陽光を利用して汚染水を迅速に飲料水に変える超高速殺菌剤が誕生、世界人口の30%が救われる革命的進歩

スタンフォード大学とSLAC国立加速器研究所の科学者が、太陽光エネルギーを用いて水媒介性感染症の原因になる細菌を殺す消毒剤を開発しました。この消毒剤は低コストかつリサイクル可能なので、安全な飲料水が利用可能な状態にない20億人の人々を助けるものとなる可能性があります。続きを読む……
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人類が「火」を使い始めたのはいつから?

人類は「火」を使うことで他の動物とは違う行動を取れるようになりました。「火」と共に歩んできた人類ですが、果たしていつから火を使い始めたのか、山火事から火をもらった証拠ではなく「自ら火起こしした証拠」はいつから存在するのかなどの疑問について、地球科学者のクレイトン・マギル氏が解説しました。続きを読む……
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事故で9メートルも吹っ飛んで頭をぶつけたミュージシャンが突然音楽を「見る」ことができるようになる

音楽を聞くと色を感じたり味や匂いに形を感じたりなど、音や文字などの情報を頭で処理する時に無関係の感覚や認知も同時に引き起こされる現象を「共感覚」と呼びます。とあるミュージシャンがバイク事故で頭部に損傷を負った後、共感覚が強化されたという例が報告されています。続きを読む……
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日中のどうしようもない眠気を和らげるのに役立つ「カフェインではない薬物」を科学者が特定する

日中の眠気に悩まされたことがあるという人は多いはずですが、特に睡眠中の呼吸が止まってしまう閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の患者は、日常生活に深刻な悪影響を及ぼす日中の過度の眠気(excessive daytime sleepiness:EDS)に苦しむことがあります。そこでカナダのマックマスター大学の研究チームが、OSAやEDSを経験する人々を対象にした複数の臨床試験をレビューして、「日中の過度の…
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ニューヨークは増え続ける高層ビルの重みで年間1~2ミリ沈んでいるという研究結果が公開

アメリカのニューヨークにはエンパイア・ステート・ビルディングをはじめとする数多くの高層ビルが建設されています。ロードアイランド大学のトム・パーソンズ氏らの研究チームが新たに発表した研究結果では、ニューヨークは高層ビルの重量によって年間1~2ミリメートル沈んでいる可能性が示されました。続きを読む……
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未来の軍事的脅威を予測するために政府が目を向けているSFのアイデア4選

SFはあくまでフィクションではあるものの、時にはSFの中で描かれていたことが未来で現実となることがあるため、フランス陸軍は「未来の脅威に備えるため」としてSF作家を雇い入れるなど、政府機関がSFの想像力に関心を向けることがあります。そこでイギリス・ランカスター大学で講師を務めるマイク・ライダー氏が、「未来の軍事的脅威を予測するために政府が目を向けているSFのアイデア4選」を紹介しました。続きを読む…
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砂漠で見つかったモノリスの彫刻が近隣の巨大遺跡と一致することが判明、世界最古の建築計画図だった可能性

ヨルダンとサウジアラビアで発見された一枚岩に刻まれた彫刻が、上空から見た砂漠の巨大遺跡の形状と正確に一致することが分かったと、考古学者の研究チームが発表しました。続きを読む……
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乾燥機の中の放射線量が高くなる理由とは?

放射線は目に見えませんが、ガイガーカウンターなどのデバイスを用いることで身の回りの放射線の量を測定できます。物理学関連のQ&Aサイト「Physics Stack Exchange」には「衣類乾燥機の中の線量を測定したら、家の平均的な線量より高かった」という報告が寄せられています。続きを読む……
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うつ病治療に用いられる磁気刺激治療は脳内信号の異常な流れを正すことで効果を発揮している

標準的な治療ではあまり効果がなかった重度のうつ病に対して迅速に症状緩和をもたらす治療法として、強力な磁気パルスを頭皮に当てて脳を刺激する「経頭蓋磁気刺激治療(Magnetic Stimulation Treat:TMS)」があります。これまで、TMSがどのようにうつ病の症状を消散させているのか、正確にはわかっていなかったそうですが、スタンフォード大学医学部の研究者らの研究により、理由が明らかになり…
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空腹のマウスが食べることよりも交尾を優先することがあるという研究結果が報告される

一般的な動物は食事や繁殖といった本能的な行動に従うと考えられていますが、ケルン大学病院のタチアナ・コロトコワ氏らの研究チームは、空腹状態にあるマウスに対して、食欲の制御を行う「レプチン」と呼ばれるホルモンを生成する脳の受容体を持つニューロンを刺激すると、マウスは空腹状態にもかかわらず異性のマウスとの交尾を優先することを明らかにしました。続きを読む……
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太陽系の惑星軌道は不安定で水星が太陽や金星に衝突することもあり得るという指摘

太陽系の惑星は太陽を中心に楕円(だえん)形の軌道を描きます。こうした軌道について、天文学者らは「安定しているときもあれば、不安定になるときもある」という説を提唱し、考え方によっては惑星同士の衝突もあり得るという予測を打ち立てています。続きを読む……
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これまでブラックホールだと思われていたものは「ブラックホールのように見えるが実は異なる存在」である可能性

ブラックホールは巨大な恒星が自身の重力に耐えきれず崩壊してできる、光すら脱出できないほど超高密度かつ大質量の天体だとされています。ところが、ジョンズ・ホプキンス大学の理論物理学者らが新たに発表した論文で、「ブラックホールだと思われていたものは、実はブラックホールのように見える別の存在かもしれない」と主張しています。続きを読む……
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アルツハイマー病の発症を防ぐ変異遺伝子の持ち主を特定、アルツハイマー病の進行を食い止める鍵となる可能性を示唆

アルツハイマー病とは、脳の認知機能が低下していく症状で、主に老化が原因で発症するとされています。40代以前にアルツハイマー病を発症する特殊な家系の研究を行ってきた、アンティオキア大学の神経内科医であるフランシスコ・ロペラ氏らの研究チームが、遺伝子変異により67歳までアルツハイマー病が発症しなかった男性を特定することに成功しました。続きを読む……
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