古代カルタゴ人は子どもを神への供物として殺していた

紀元前800年ごろから紀元前146年まで存在した古代カルタゴは、アフリカ北部で栄えたフェニキア人の国家で、一時はローマ帝国と覇を競い合うほど優れた文化と巨万の富を誇った大国でした。洗練された国家だったカルタゴですが、人々の間には子どもを生贄(いけにえ)として神にささげる風習があったとされています。続きを読む……
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「超低温で長期保存した臓器」を解凍して移植する動物実験に成功、移植用臓器の長期保存が可能になれば大勢の命が救われる可能性も

臓器移植において障害となるのはドナーの有無だけではなく、「ドナーから臓器を摘出してから移植までの時間」にも制限があります。そのため、せっかくドナーが見つかっても患者が入院している病院までの距離が遠すぎて移植できなかったり、死後の臓器提供を表明していたドナーの臓器が誰にも移植できず、無駄になってしまうこともあるとのこと。こうした問題を解決する「超低温で保存した臓器の移植」に、マウスを用いた動物実験で…
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ほくろにある老化した色素細胞が「長く太い毛をしっかりと成長させる」ことが判明、ハゲ治療に新たな光明

カリフォルニア大学アーバイン校の研究者らが、ほくろに含まれる老化した色素細胞に毛髪の成長を促進する効果があることを発見しました。この発見により、脱毛症状に対する治療法の新たな道が開かれる可能性があります。続きを読む……
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腸の善玉菌を爆増させつつ悪玉菌を激減させる「プロバイオティクス送達システム」が開発される

中国・鄭州(ていしゅう)大学の研究者チームが、腸内環境の改善や維持に役立つ善玉菌を長時間保護しつつ、有害な悪玉菌を排除する経口摂取可能なプロバイオティクス含有ゲルを開発しました。このゲルは、腸内細菌叢(そう)のバランスが崩れることが症状と関連している炎症性腸疾患の治療に役立つことが期待されています。続きを読む……
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患部に薬剤を投与したり炎症を感知したりできる「スマート縫合糸」が開発される

古代ローマで開発された牛や羊の腸から作られる天然素材の糸「カットグット」は、「手術の際の縫合糸として用いると吸収され、抜糸の必要がない」という特徴を有することから、合成縫合糸が主流となった現代の医療分野でも一部で使用されています。そんなカットグットに触発されて、薬剤の投与や炎症を感知するセンサーを持った細胞を埋め込むことができる「スマート縫合糸」をマサチューセッツ工科大学の研究チームが開発しました…
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新型コロナウイルスが空気中でどれぐらい感染力を保つのか決定する要因が明らかに

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の主要な感染経路の1つは、空気中に漂うウイルスを含む粒子を吸い込むことによるエアロゾル感染です。このエアロゾルに含まれるウイルスがどれぐらい生存して感染力を保つのかを決定する要因がなんなのかが、イギリス・ブリストル大学の研究によって明らかになりました。続きを読む……
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習慣的な昼寝は脳容積増大につながる

これまでの研究から、昼寝は脳の認知能力においてメリットがあることがわかっており、短時間の昼寝をした人は昼寝しなかった人よりも認知能力テストでいい成績を収めた事例があります。新たな研究では、習慣的な昼寝が脳の総容積の増大と関連があることが示唆されています。続きを読む……
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母親の膣分泌液を赤ちゃんに塗ることが脳の発達にメリットをもたらす可能性

帝王切開で生まれた赤ちゃんは、産道を通るときに母親の膣(ちつ)から細菌を獲得することができないため、赤ちゃんのマイクロバイオームに影響が及び、将来の健康や発達に問題が発生する可能性が指摘されています。新たな研究により、母親の膣分泌液を赤ちゃんに塗る「膣シーディング」が、赤ちゃんのマイクロバイオームを整える有効な方法となり得ることが示唆されました。続きを読む……
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ダークマターの謎を解き明かすことが期待される「ユークリッド宇宙望遠鏡」はどのようにダークマターを調査するのか?

欧州宇宙機関(ESA)が2023年7月1日(土)に打ち上げを予定しているユークリッド宇宙望遠鏡は、宇宙の質量の25%を占めているといわれる謎の物質「ダークマター」の正体を明らかにすることが期待されています。ユークリッド宇宙望遠鏡が一体どのようにダークマターを調査するのかについて、イギリスの大手新聞社であるThe Guardianが解説しています。続きを読む……
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カフェインレスのコーヒー豆の開発成功にブラジルの研究機関が一歩前進していることが報告される

コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、中枢神経系を興奮させることによる覚醒作用を持ち、摂取すると眠気や疲労感が軽減されますが、過剰に摂取すると体に悪影響を及ぼします。ブラジルの農業関連の研究機関であるInstituto Agronômico de Campinas(IAC)の研究チームは、20年にわたってカフェインレスのアラビカコーヒーに関する研究を行っています。続きを読む….
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ナイル川沿いに作られた古代の構造物が「川の流れを制御する世界最古のシステム」だったことが判明

アフリカ大陸北東部を流れるナイル川は、古来より多くの人々を養ってきた歴史的に重要な河川であり、エジプトでピラミッドが建設された際には物資運搬にも利用されていました。新たに、西オーストラリア大学・大英博物館・スーダン国立古物博物館公社などからなる国際的研究チームの調査で、スーダン北部からエジプト南部のナイル川沿いに作られた構造物が、「川の流れを制御する世界最古のシステム」だったことが判明しました。続…
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人がマイクロプラスチック粒子を吸い込むメカニズムが判明

流体力学を応用して人間が吸い込む空気の流れをシミュレーションする研究により、健康被害が懸念されるマイクロプラスチック粒子がどのようにして人の呼吸器に入り込むのかが確かめられました。続きを読む……
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人間は「現実には起きなかった架空の事件」を自分がやったと思い込んで自白をしてしまうという研究結果

犯罪捜査において「犯人が自供した」ことは非常に強力な証拠と見なされますが、時には無実の人であっても過酷な取り調べに耐えかねて自白してしまうことがあり、えん罪が生み出される可能性があると指摘されています。実際に過去の研究では、被験者に「発生すらしていない架空の事件」の記憶を植え付け、その事件の犯人は自分だと思い込ませられることが示されています。続きを読む……
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この宇宙は丸ごとブラックホールの中にあると主張する「シュワルツシルト宇宙論」とは?

この宇宙が、より大きな「親宇宙」にある超巨大ブラックホールの中にすっぽり収まっているという壮大な理論である「シュワルツシルト宇宙論」について、科学系ニュースサイトのLive Scienceが解説しました。続きを読む……
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