人の心をコンピューターにアップロードする研究はどこまで進んでいるのか?

私たちの「心」は脳内で処理された情報が生み出す現象といえるので、心をコンピューターで処理したり再現したりできるのではないかという研究は古くから行われています。「心を肉体から切り離してコンピューターにアップロードする」というアイデアについて、ノッティンガム大学のPhD Candidate(博士候補生)であるアンジェラ・ソーントン氏が解説しています。続きを読む……
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蚊に刺されにくくなる6つの対策

「蚊に刺されやすい人」「蚊に刺されにくい人」がいるのは足にすむ菌の種類の数が違うから、という当時高校2年生だった田上大喜さんの研究は有名ですが、このほか、2023年5月にバージニア工科大学の研究チームによってフローラルな香りの石鹸(せっけん)を使うと蚊に刺されやすくなることが明らかになっています。続きを読む……
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【訃報】リチウムイオン電池開発の第一人者のジョン・グッドイナフ氏が100歳で死去

リチウムイオン電池の共同開発者として知られ、2019年に吉野彰氏らとともにノーベル化学賞を受賞したアメリカの材料科学者、ジョン・グッドイナフ氏が2023年6月25日(日)に亡くなりました。100歳でした。続きを読む……
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「マルチビタミンサプリを毎日服用することで高齢者の記憶力が向上する可能性がある」という研究結果が発表されるも効果はごくわずか、被験者の偏りや食生活の影響を鑑みないことから批判の的に

ビタミンAやビタミンB、ビタミンCなど、複数のビタミンを配合したサプリメントである「マルチビタミン」は服用することでビタミン不足による体の不調を防止することができるとされています。そんなマルチビタミンとミネラルのサプリメントを毎日服用することで、高齢者における記憶力の低下を遅らせることができる可能性がコロンビア大学で心理学を研究するアダム・ブリックマン教授が率いる研究チームによって報告されました。…
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眠れない夜に「今は何時?」と気にしすぎると不眠症がさらに悪化してしまうという研究結果

上手に寝付けなかったり頻繁に中途覚醒してしまったりする不眠症に悩まされている人の中には、なかなか眠れない夜に「今は何時だろう」と頻繁に時計を確認している人もいるかもしれません。しかし、このように時間を確認する行為自体が、余計に不眠症を悪化させる可能性があるという研究結果が報告されました。続きを読む……
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汚いと思われがちな「コケ」は地球環境を維持するために必要不可欠なことが判明

現代の植物の祖先であるコケは、熱帯雨林の樹木などのように環境保護の話題の中で注目されることがほとんどなく、美化や清掃のために剥がして捨てられることもしばしばです。世界中のコケを集めてその働きを調べた研究により、コケは栄養素や炭素を保持することで生態系や地球環境を支える縁の下の力持ちであることがわかりました。続きを読む……
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10人に1人が自己免疫疾患にかかる可能性があることが大規模研究で明らかに

自己免疫疾患は、感染症に対応するはずの免疫系の正常な機能が阻害され、誤って体内の正常な細胞を攻撃してしまう疾患で、1型糖尿病や関節リウマチ、多発性硬化症など80種類以上が知られています。2200万人を対象とした大規模な研究により、人口の約10人に1人にとって自己免疫疾患は人ごとではないことがわかりました。続きを読む……
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「運動習慣がある人は痛みへの耐性が高い」という研究結果、慢性的な痛みの軽減に運動が効果的な可能性も

運動をすることが心身にさまざまな利点をもたらすことは広く知られていますが、運動が痛みの耐性に与える影響についてはそれほど研究されていません。1万人以上の成人を対象にした新たな研究では、「定期的な運動習慣がある人は、そうでない人より痛みの耐性が強い」ことが明らかになりました。続きを読む……
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古代カルタゴ人は子どもを神への供物として殺していた

紀元前800年ごろから紀元前146年まで存在した古代カルタゴは、アフリカ北部で栄えたフェニキア人の国家で、一時はローマ帝国と覇を競い合うほど優れた文化と巨万の富を誇った大国でした。洗練された国家だったカルタゴですが、人々の間には子どもを生贄(いけにえ)として神にささげる風習があったとされています。続きを読む……
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「超低温で長期保存した臓器」を解凍して移植する動物実験に成功、移植用臓器の長期保存が可能になれば大勢の命が救われる可能性も

臓器移植において障害となるのはドナーの有無だけではなく、「ドナーから臓器を摘出してから移植までの時間」にも制限があります。そのため、せっかくドナーが見つかっても患者が入院している病院までの距離が遠すぎて移植できなかったり、死後の臓器提供を表明していたドナーの臓器が誰にも移植できず、無駄になってしまうこともあるとのこと。こうした問題を解決する「超低温で保存した臓器の移植」に、マウスを用いた動物実験で…
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ほくろにある老化した色素細胞が「長く太い毛をしっかりと成長させる」ことが判明、ハゲ治療に新たな光明

カリフォルニア大学アーバイン校の研究者らが、ほくろに含まれる老化した色素細胞に毛髪の成長を促進する効果があることを発見しました。この発見により、脱毛症状に対する治療法の新たな道が開かれる可能性があります。続きを読む……
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腸の善玉菌を爆増させつつ悪玉菌を激減させる「プロバイオティクス送達システム」が開発される

中国・鄭州(ていしゅう)大学の研究者チームが、腸内環境の改善や維持に役立つ善玉菌を長時間保護しつつ、有害な悪玉菌を排除する経口摂取可能なプロバイオティクス含有ゲルを開発しました。このゲルは、腸内細菌叢(そう)のバランスが崩れることが症状と関連している炎症性腸疾患の治療に役立つことが期待されています。続きを読む……
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患部に薬剤を投与したり炎症を感知したりできる「スマート縫合糸」が開発される

古代ローマで開発された牛や羊の腸から作られる天然素材の糸「カットグット」は、「手術の際の縫合糸として用いると吸収され、抜糸の必要がない」という特徴を有することから、合成縫合糸が主流となった現代の医療分野でも一部で使用されています。そんなカットグットに触発されて、薬剤の投与や炎症を感知するセンサーを持った細胞を埋め込むことができる「スマート縫合糸」をマサチューセッツ工科大学の研究チームが開発しました…
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新型コロナウイルスが空気中でどれぐらい感染力を保つのか決定する要因が明らかに

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の主要な感染経路の1つは、空気中に漂うウイルスを含む粒子を吸い込むことによるエアロゾル感染です。このエアロゾルに含まれるウイルスがどれぐらい生存して感染力を保つのかを決定する要因がなんなのかが、イギリス・ブリストル大学の研究によって明らかになりました。続きを読む……
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