植物の成長システムをシミュレーションして3Dモデリングに反映した書籍「植物のアルゴリズム的美しさ」とは?

「The Algorithmic Beauty of Plants(植物のアルゴリズム的美しさ)」とは、ポーランドのコンピューター科学者であるプシェミスワフ・プルシンキェヴィチ氏とハンガリーの生物学者であるアリスティド・リンデンマイヤー氏が執筆した書籍で、植物の発生と成長プロセスに現れる特定のパターンをコンピューターシミュレーションで分析した最初の包括的な本として知られています。1990年の初版発…
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宇宙に上下の概念はあるのか?

無重力を体験できる国際宇宙ステーション(ISS)では、宙に浮かびながら夕食を食べたり、空飛ぶスーパーヒーローの真似をしたりと、地球上では不可能なことも可能になります。重力がほとんど存在しない宇宙空間には上下があるのかについて、科学系メディアのLive Scienceが解説しています。続きを読む……
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6つに割れた「シックスパックの腹筋」を手に入れるのはなぜ難しいのか?

「今年こそは夏までに6つに割れた腹筋を手に入れるぞ!」と意気込んだはいいものの、一生懸命筋トレしたのに腹筋が割れず落胆したという経験がある人もいるはず。一体なぜ6つに割れた腹筋を手に入れるのが難しいのかについて、イギリスのスウォンジー大学でスポーツと運動科学の上級講師を務めるリチャード・メトカーフ氏が解説しています。続きを読む……
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本物の心臓のように拍動する擬似心室を3Dプリンターとゼラチン繊維入りのゲルインクで出力することに成功

3Dプリンターの進化によって、PCで入力したデータ通りに生体組織を出力できることが可能になり、3Dプリント技術の医療への応用が期待されています。ハーバード大学のジョン・A・ポールソン工学応用科学大学院(SEAS)の研究者が、ゼラチンを注入したヒドロゲルインクを使い、心臓の鼓動を再現できる擬似心室の3Dプリントに成功したと発表しました。続きを読む……
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熱膨張を起こさない金属「インバー」の100年以上にわたる謎が解明される

「熱膨張」とは、温度が上がると膨張し、温度が下がると収縮する特性です。金属や木材などの固体や液体、気体は基本的にこの特性を持っています。しかし、鉄とニッケルを一定の割合で組み合わせた「インバー」と呼ばれる合金は、熱膨張をほとんど起こさないことが知られていましたが、その原理は明らかにされていませんでした。カリフォルニア大学の材料科学者であるブレント・フルツ氏らの研究チームが、インバーが熱膨張を起こさ…
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「ゴミはリサイクルしよう」という一般市民への呼びかけが逆に持続可能な廃棄物管理を難しくしているという指摘

子どもの頃から「ゴミはしっかり分別してリサイクルしよう」と教えられてきたという人は多く、地球のゴミ問題を解決するにはリサイクルこそが最重要だと考えている人もいるはず。ところが、アメリカのバージニア大学で廃棄物管理のイニシアチブについて研究するミカエラ・バーネット氏らは、「リサイクルを重視する公衆へのメッセージが、かえって廃棄物を管理する取り組みを混乱させてしまった」と主張しています。続きを読む…..
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新型コロナの後遺症の影響は「計り知れないほど大きい」と研究者が語る

イギリスの有力な研究グループが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究を科学的に分析した結果、COVID-19の後遺症である「ロングCOVID」の負担は患者にとって「計り知れないほど大きい」と語っています。続きを読む……
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常温常圧で「超電導」になる物質を合成したとする論文について科学雑誌Scienceが解説

特定の物質を冷やすと電気抵抗が0になる「超電導」という現象について、「常温でも超電導を実現する」というこれまでの常識を覆す論文が2023年7月22日に提出されました。この論文の内容について、有機化学者兼ライターのデレク・ロウ氏が解説しています。続きを読む……
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私たちはコンピューターのシミュレーションの中で生きているという「シミュレーション仮説」を実証する方法とは?

「私たち人間が生きる現実世界は、実は高度な文明をもつ何者かによるシミュレーションに過ぎない」と考える「シミュレーション仮説」というアイデアがあります。シミュレーション仮説は直観的には「ありえない」と思ってしまいますが、経験や意識、歴史などについても「シミュレーションがねつ造したもの」と言われてしまうと反論が難しいもの。このシミュレーション仮説が正しいかどうかをテストする方法について、ポーツマス大学…
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大西洋の海洋循環が早ければ2025年にも崩壊し全世界の気候に多大な悪影響を及ぼす可能性が研究で示唆される

海洋の循環は地球の気候に大きな影響を及ぼしていると同時に、地球温暖化の影響を受けて変動していることが指摘されています。デンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームが発表した新たな論文では、熱帯の温かい海水を北に、北部の冷たい海水を南に送ることで北半球の気候に大きな影響を及ぼす「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」が、早ければ2025年にも崩壊してしまう可能性が示唆されました。続きを読む……
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「室温かつ常圧で超電導状態になる物質」を開発したとする論文&ムービーが公開される

韓国の研究チームが「室温かつ常圧での超電導」を実現したとする研究論文をプレプリントサーバーのarXivで公開しました。研究チームは超電導によって磁気浮上が発生する様子を撮影したムービーも公開しています。続きを読む……
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2023年7月の猛暑について気候学者が「私たちが予想していた通り」と語る

季節のサイクルやエルニーニョ現象、地球温暖化の三重苦によって、2023年7月4日における地球の平均気温が17.18度と、記録が始まった1979年以降で最も暑い日となっていたことが報告されるなど、2023年7月は北半球において記録的な猛暑となっています。気候変動や異常気象を調査する国際研究機関「World Weather Attribution」は「温室効果ガスの排出量がただちに減少しない限り、今後…
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マジックマッシュルームの幻覚成分「シロシビン」が拒食症の治療に有効かもしれないと臨床試験で示される

マジックマッシュルームの幻覚成分であるシロシビンは、うつ病やアルコール依存症、頭痛などの治療に役立つ可能性があることが示唆されています。新たに、人間を対象にした臨床試験でシロシビンが致命的な神経性食欲不振症(拒食症)の治療に有効である可能性が示されました。続きを読む……
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抗HIV薬でウイルス量が下がった人は性行為でエイズを広める可能性がほぼゼロであることが判明

25カ国・数千人のデータ調査の結果、抗HIV薬を服用している人は、一度ウイルス量が減れば、以後はセックスを介してウイルスを拡散させるリスクがほぼゼロであることが明らかになりました。続きを読む……
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英語が母語ではない研究者は科学誌を読むのに2倍の時間がかかる

科学分野で共通言語として英語が用いられていることは、英語を母語としない研究者の貢献に対する障壁となっています。これまで、英語を母語としない研究者のキャリア形成にどれぐらいの影響が出ているのか定量化した研究はほとんどありませんでしたが、クイーンズランド大学の研究者らにより、「英語の論文を読むときにネイティブスピーカーと比較して2倍の時間を費やしている」などの事実が明らかになりました。続きを読む……
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