ドラキュラのモデルになった「串刺し公」ヴラド3世は「血の混じった涙」を流す病気を患っていた可能性

ブラム・ストーカーが1897年に発表したホラー小説「吸血鬼ドラキュラ」に登場するドラキュラ伯爵のモデルは、15世紀のワラキア公国君主であるヴラド3世であるといわれています。串刺し公(ツェペシュ)としても知られるヴラド3世が、涙に血が混じる病気に苦しめられていたという論文が発表されています。続きを読む……
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猛暑と大気汚染は単体でも危険だが組み合わさるとさらに死亡リスクが跳ね上がる

2023年7月は世界的に「観測史上最も暑い月」だったことが報じられており、今後もますます気候変動に伴う気温の上昇が進むことが懸念されています。そんな気温上昇にPM2.5(微小粒子状物質)などによる大気汚染が組み合わさると、さらに死亡リスクが増加してしまうと南カリフォルニア大学の研究者らが警告しています。続きを読む……
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雲のはるか上で発生する赤い稲妻「レッドスプライト」を捉えた画像がNASA運営のウェブサイトに掲載される

「レッドスプライト」は高度50km~80kmの中間圏で起こる発光現象であり、その見た目から「赤い稲妻」とも呼ばれています。そんなレッドスプライトの様子を捉えた高解像度画像が、NASAとミシガン工科大学によって運営されているウェブサイト・Astronomy Picture of the Dayに掲載されました。続きを読む……
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新型コロナワクチン開発に寄与した2人がノーベル賞を受賞、不遇の研究者が数百万人の命を救うまでの険しい道のりとは?

スウェーデンのノーベル賞委員会が2023年10月2日に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンであるmRNAワクチン開発に多大な貢献をした生化学者のカタリン・カリコ氏と免疫学者のドリュー・ワイズマン氏に、2023年のノーベル生理学・医学賞を授与することを発表しました。続きを読む……
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がんに関する47種類の遺伝子変異を同定する血液検査が初めてFDAによって承認される

アメリカ食品医薬品局(FDA)が、がんに関連する可能性のある47種類の遺伝子変異を同定する血液検査を初めて承認しました。承認された血液検査は、市販前での審査で9000種類以上の血液サンプルに対し、99.0%以上の精度で遺伝子変異を同定できたとのことです。続きを読む……
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パーキンソン病の原因は「ミトコンドリアDNAの損傷」かもしれないという研究結果

パーキンソン病は手の震えや歩行の困難といった運動障害を示す神経変性疾患であり、症状が進行すると車いすや寝たきりの生活になる危険があります。新たにデンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームが、細胞小器官のひとつであるミトコンドリアのDNAが損傷することでパーキンソン病が引き起こされている可能性があるという論文を発表しました。続きを読む……
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Microsoftが干ばつ時でも水を吸い上げてAIの訓練に使っていたとの批判、一方でMicrosoftは小型原子炉をデータセンターの電力源として検討を開始

AI開発団体のOpenAIと長期的なパートナーシップを締結しているMicrosoftは、自社のデータセンターでChatGPTなどのAIのトレーニングを行っています。しかし、アイオワ州ウェストデモインズのMicrosoftのデータセンターは、現地で干ばつが発生しているにもかかわらず、AIのトレーニングに大量の水を使っていたことが指摘されています。これを受けてMicrosoftは、未来のエネルギー源と…
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天の川銀河の中心から放出される反物質の原因はダークマターではなくパルサー

天文学者を長らく悩ませてきた「天の川銀河の中心から過剰な反物質が放出されている」という謎の現象の原因は、これまでダークマターが消滅した際に生じる陽電子により引き起こされるのではないかと予測されていました。しかし、最新の研究結果により反物質の発生原因はパルサーであることが明らかになりつつあります。続きを読む……
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孤独な人はドラマやアニメでお気に入りのキャラクターを脳内で本当の友人だと考えている可能性があるという研究結果

友人の存在は、私たちの性格や行動、自己の信念に影響を与えることがあります。これは現実世界の友人だけでなくドラマやアニメなどの架空の人物でも同様で、物語をたどることで登場人物と同じ経験を共有することが可能です。その結果、実際の友人の存在と同じ働きをすることがあることが報告されています。新たに、オハイオ州立大学の研究チームが、「孤独を抱えた人物では、現実世界の他者とフィクション上の他者を判断する境界が…
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臨死体験から「現実の新たな次元」へのアクセスの可能性か、心肺蘇生で意識がない間も思考や記憶と結びつく脳波パターンを確認

心肺蘇生法(CPR)を受けて蘇生した人の脳で、意識がない間も思考や記憶と結びついた脳波パターンが確認されたことがわかりました。これらの人は「意識が高まり、強く明快な体験をした」と述べており、研究者らは、いわゆる「臨死体験」が「現実の新たな次元へのアクセス」につながる可能性を指摘しています。続きを読む……
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貧困による子どもの脳への悪影響を「読書」が打ち消してくれる可能性

子どもの脳の発達は生まれ育つ環境の影響を受けることがわかっており、これまでの研究では幼児期の貧困が脳の発達に悪影響を及ぼすことが示されています。そんな貧困による脳への悪影響の一部を、「幼い頃の読書」が打ち消してくれる可能性があるという研究結果が報告されました。続きを読む……
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「森林が二酸化炭素を吸収してくれる時代は終わった」と専門家、気候変動により森は二酸化炭素の吸収源から排出源に

日本には国土の3分の2に相当する約2500万ヘクタールの森林がありますが、世界で3番目の森林面積を誇るカナダはさらに多く、なんと約3.47億ヘクタールもの広大な森林があります。そんなカナダの人々の間では「広大な森林が二酸化炭素の排出を相殺してくれる」という常識が信じられていますが、気候変動により二酸化炭素を吸収するという森林の機能に転換点が訪れているとのデータが報告されました。続きを読む……
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よくネットを使う高齢者は認知症のリスクが圧倒的に低いという研究結果

インターネットの使用に関する議論は主に子どもや青少年が中心ですが、近年では中高年でも日常的にインターネットを使用する人が増えています。認知症のない中高年を追跡した研究では、「インターネットを使う高齢者は認知症のリスクが低い」という結果が報告されています。続きを読む……
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平日と休日で睡眠パターンがあまり変わらない人は生物学的な老化が遅いことが判明

仕事や学校で忙しい平日はどうしても睡眠時間が少なくなってしまう一方、次の日が休日だといつもより夜更かしをして、休日の朝は平日よりずっと遅い時間に起きるという人は多いはず。ところが、6000人以上の睡眠パターンについて分析した新たな研究では、平日と休日で一貫した睡眠パターンを持っている人の方が、そうでない人よりも生物学的な老化が遅いことが判明しました。続きを読む……
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水道水よりも安く海水から飲用水を生成できる装置が完成

マサチューセッツ工科大学(MIT)と上海交通大学の技術者たちが、海水を取り込み、太陽光を動力源とする新しい淡水生成システムを考案しました。このシステムは既存のシステムよりも高い造水率と塩回収率が実現されています。続きを読む……
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