マルチビタミンのサプリを飲むと記憶力と認知能力の低下を防ぐことができる可能性

普段の食生活で不足しがちな栄養素を補うため、さまざまなビタミンを配合したマルチビタミンのサプリを服用しているという人もいるはず。合計5000人以上を対象にした新たな研究では、マルチビタミンを服用することで記憶力や認知能力の低下を防ぐことができるかもしれないと示唆されました。続きを読む……
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定期的な運動習慣は記憶や学習をつかさどる脳領域の容積増加に関連しているという研究結果

日常的に運動することは心身にさまざまなメリットをもたらすことが知られています。1万人を超える被験者の脳を核磁気共鳴画像法(MRI)スキャンで調べた新たな研究では、ウォーキングなどの身体活動を定期的に行っている人は、重要な領域の脳容積が大きいことがわかりました。続きを読む……
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19世紀のイギリスで使用された「投げる消火器」が持っていた危険性とは?

火災の初期消火のために使用される消火器には、火元に向けて消火剤を圧縮空気で噴射する一般的な消火器のほかに、火元に向かって投げ込むだけで初期消火が可能な「投げる消火器」と呼ばれるジャンルも存在します。このような「投げる消火器」は19世紀のイギリスで初めて導入されました。続きを読む……
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人間は「匂い」で相手の感情を嗅ぎ取ってコミュニケーションに役立てている

人間の五感の中でも視覚と聴覚が重視されがちな一方、「嗅覚」は比較的軽視される傾向にあります。しかし、近年の研究では人間が「他人の匂いを嗅ぐこと」で感情を読み取っており、コミュニケーションにおいて嗅覚が重要な役割を果たしていることが示されています。続きを読む……
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火星の赤道直下に紅海と同じぐらいの分量の氷があることが判明

火星の表面には地球のような海はありませんが、地下には水分が存在しています。火星探査機「マーズ・エクスプレス」が送ってきたデータを改めて分析したところ、厚さ最大3.7kmに及ぶ堆積物は氷である可能性が高く、その量が地球でいうとアフリカとアラビア半島を隔てる紅海に相当することが明らかになりましたESA – Buried water ice at Mars’s equator?https://www.e…
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砂や空気中など自然環境から人間のDNAを採取できる技術の遺伝子プライバシー的な問題とは?

科学技術の発達により、髪の毛一本あればDNA配列を発見して同じDNAを持つ人を特定することができます。最新の研究では、特定のDNAを探し出す必要すらなく、水滴や砂、さらには空気などのあらゆる環境からサンプルを採取し、そこに含まれるDNAを分析できるところまで進歩しています。この技術は、犯罪捜査や医学研究に役立つ大きな利点がある一方で、重大なプライバシー侵害も懸念されています。続きを読む……
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LK-99に似た物質で「室温常圧超伝導の可能性」を示唆する論文が登場、ただし研究チームは慎重な姿勢をみせる

2023年7月に韓国の研究チームが、「LK-99」という物質で室温常圧超伝導を確認したと主張する論文を発表し、世界中の科学者が検証を行いました。結果として「LK-99は室温常圧超伝導体ではなかった」と結論づけられましたが、このLK-99に似たサンプルで、室温常圧超伝導を思わせる現象が確認された可能性があるという論文が2024年1月に発表されました。ただし、研究チームは慎重な姿勢をみせており、あくま…
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70代から運動を始めて90歳超でも30~40歳クラスの有酸素運動能力を持ち室内ボート競技で世界チャンピオンに輝いた男性の秘密とは?

「若い時に運動しておかないと老人になってから体が衰えてしまう」と考えている人は多いかもしれませんが、運動を始めたのが高齢になってからでもさまざまな健康効果を得ることができます。大手日刊紙のワシントン・ポストが、70代になってから運動を始めて92歳の時点でも健康な30~40歳クラスの有酸素運動能力を持ち、室内ボート競技で4度の世界チャンピオンに輝いた男性について報じています。続きを読む……
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運動後の筋肉痛に乳酸は関係がない

よく筋肉痛になったとき「乳酸がたまっている」などと表現しますが、実際には痛みと乳酸は無関係であることが研究によりわかっています。では実際には、なぜ運動したあと筋肉痛になるのか、クイーンズランド工科大学のロバート・アンドリュー・ロベルグス氏とサミュエル・L・トレンス氏が謎をひもといています。続きを読む……
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既存の電波望遠鏡群に便乗して地球外生命体を探査するプロジェクト「COSMIC」とは何なのか?

宇宙の広大さを考えれば地球以外の惑星にも生命体が存在する可能性は高く、古くから多くの科学者らが地球外生命体の探査を行ってきました。2024年1月8日、地球外生命体の探査を行っているアメリカ・カリフォルニア州のSETI研究所が、地球外生命体が発するテクノシグネチャーを検出するプロジェクト「Commensal Open-Source Multimode Interferometer Cluster(C…
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長時間通勤がメンタルヘルスの悪化と関連しているという研究結果

通勤時間はできるだけ短い方が良いと思う人は多いはずですが、家賃や住環境などの兼ね合いから、どうしても長時間通勤が避けられないこともあります。韓国の研究チームが2万3000人以上を対象に行った研究では、「1時間以上かけて通勤する人は通勤時間が30分未満の人と比べ、抑うつ症状を経験するリスクが16%も高い」という結果が示されました。続きを読む……
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やるべき物事を先延ばしにしてしまう理由とは?先延ばししないためにできることとは?

「仕事を終わらせる」「メールの返信をする」など、面倒なタスクを後回しにして完了を先延ばしにした経験がある人は多いはず。「なぜ人はやるべきことを先延ばしにしてしまうのか」「先延ばしにしないためにできることはあるのか」について、ダラム大学の心理学教授であるFuschia Sirois氏が解説しています。続きを読む……
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データ表示に円グラフを使うのは避けるべきという主張、その理由とは?

全体における割合を示す時、円グラフがよく用いられます。しかし、クイーンズランド技術大学の統計学者であるアドリアン・バーネット教授と研究員のヴィクター・オグオマ氏は「データの表示には円グラフを使うべきではない」と主張し、その理由を解説しています。続きを読む……
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疲労感や運動能力の低下をもたらす新型コロナの後遺症「ロングCOVID」にミトコンドリアの機能不全が影響している可能性

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した後も症状が続くロングCOVIDは疲労感や息切れ、筋力の低下といったさまざまな問題をもたらし、仕事や日常生活などに支障を来します。そんなロングCOVIDがもたらすいくつかの症状に、細胞のエネルギーを作り出すミトコンドリアの機能不全が影響している可能性を示す研究結果が学術誌のNature Communicationsで発表されました。続きを読む….
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皮膚の常在菌でインスリンを作って体内に常時供給する糖尿病の画期的治療法が実現しつつある

血糖値を下げるホルモン・インスリンの分泌がうまくいかなかったり、インスリンの効きが悪くなったりすると、高血糖が常態化してさまざまな不具合や病気を引き起こす「糖尿病」の原因となります。そこで、糖尿病の進行によってはインスリンを注射する必要があるのですが、「インスリンを分泌できるように遺伝子改造した皮膚常在菌を体内に取り込むことで、自動的にインスリンを体内に供給する」という新たな治療法の研究を、生物学…
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