現代人の苦しみは「人類の進化と文化のミスマッチ」が原因のひとつだという指摘

メンタルヘルスの悪化や生活習慣病といった現代社会に生きる人々を苦しめる問題の多くは、急速な技術の進歩や近代化によって生じていると指摘されています。こうした問題の背景には、人類の進化と文化の変化が食い違う進化論的ミスマッチがあると、イギリスのノーサンブリア大学で心理学助教を務めるホセ・ヨン氏が解説しています。続きを読む……
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腰痛を改善するたったひとつの簡単な運動は「散歩」、ウォーキングで腰痛再発リスクは半分に

腰痛対策のために、人間工学に基づいて設計された高価なオフィスチェアを買ったり、足しげく整形外科に通ったりしている人は少なくないはず。一度発症するとしつこく再発する腰痛の改善には、「ウォーキング」が適していることが新しい研究で判明しました。続きを読む……
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年2回投与のHIV予防薬「レナカパビル」が第III相臨床試験でHIV予防で100%の有効性を示す

世界第2位の大手製薬会社であるギリアド・サイエンシズが開発するレナカパビルは、HIV感染症の予防薬です。このレナカパビルが第III相臨床試験において、HIV予防で100%の有効性を示すことに成功したとギリアド・サイエンシズが報告しています。続きを読む……
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妊娠中の猛暑は子どもの健康や経済力などに生涯にわたる悪影響を及ぼす

猛暑は熱中症などの身体的な悪影響をもたらすことが知られているほか、認知機能の低下やメンタルヘルスの悪化といった問題も引き起こすことがわかっています。29件の研究を体系的にレビューした新たな論文では、母親の妊娠中に暑さにさらされた子どもは、収入の減少や早死にリスクの増加といった生涯にわたる悪影響を受けることが判明しました。続きを読む……
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プロの自転車競技者がドーピングの使用を疑われた結果どうなったかの戦いの記録

プロサイクリストのリジー・バンクス氏は、女性の自転車レース大会「Giro d’Italia Women」を2019年と2020年に連覇するなど、華々しい成績を飾ってきました。しかし2023年7月に、ドーピング検査で複数のドーピングの陽性反応が現れたことで、バンクス氏の選手生命は一転しました。続きを読む……
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SpaceXの衛星インターネット「Starlink」などの人工衛星が急増すると地球を守るオゾン層が破壊されてしまう可能性

地球の高度約10~50kmの成層圏に存在するオゾン層は、太陽からの有害な紫外線を吸収することで地球の生態系を保護する役割を担っています。ところが、近年急速に増加している地球低軌道の人工衛星により、オゾン層が破壊されてしまう可能性があるという研究結果が報告されました。続きを読む……
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銀河の中心にある超巨大ブラックホールが突然「覚醒」したのを天文学者が初観測

銀河の中心部で休眠していたブラックホールが突如活動を開始し、銀河がそれまでになく明るい光を放ち始めたと、ヨーロッパ南天天文台(ESO)を中心とした天文学チームが発表しました。これは、銀河の核が周囲をはるかに上回るエネルギーを放つ「活動銀河核(AGN)」の成り立ちが初めて記録されたケースではないかと注目されています。続きを読む……
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がん細胞は死ぬとどうなるのか?

がん細胞が「アポトーシス」と呼ばれる自滅の形で細胞死すると、細胞の外膜が剥がれ落ちて内部成分が漏れ出します。すると食細胞が呼び寄せられてがん細胞の残骸を取り込み、最終的に他の細胞が再利用できる成分へとリサイクルされます。しかし場合によっては、放出した残骸によって、近くに生き残っているがん細胞の増殖を促進するケースがあるそうです。続きを読む……
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人類は約60万年前に社会学習を通じて技術知識を急速に蓄積し始めたことが石器の分析で判明

人類は長年にわたり多種多様な知識を蓄積・継承することで、個人の力だけでは作れない文化を築き上げました。過去330万年間の石器を分析した新たな研究では、「人類は約60万年前に技術的知識を急速に蓄積し始めた」という結論が示されました。続きを読む……
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インドの物理学者がひも理論の研究から偶然「円周率」の新しい公式を発見

インド科学研究所の科学者らが、高エネルギー粒子の振る舞いを研究している最中に、偶然「円周率(π)」の新しい表現方法を発見したことを報告しました。続きを読む……
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腕立て伏せやダンベル体操などの筋肉に負荷をかける運動が脳の健康に良い影響を与える可能性

適度な運動は睡眠の質を高めたり、心臓病のリスクを減少させたりと、さまざまなメリットが確認されています。これまでの調査で、ダンベル体操やスクワット、腕立て伏せなどの筋肉に負荷をかけるレジスタンス運動を行うことで、脳の健康維持によい効果が生じることが報告されています。続きを読む……
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約18年ぶりに月が最も長く上空にとどまる「ルニスティス」がまもなく発生する

月の停滞(ルニスティス)とは、月が1カ月の間に最も北もしくは最も南の地点から昇ったり沈んだりする位置に到達することを指します。月は毎回同じ軌道上を動いているわけではないため、この月の停滞位置は18.6年の周期で変化します。直近のルニスティスは2006年に起きたため、次回は2024年後半から2025年に発生すると考えられ、その詳細について科学系メディアのLive Scienceが解説しています。続き…
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小さな穴やブツブツの集合体に嫌悪感を抱く「集合体恐怖症」はインターネットによって悪化している可能性

集合体恐怖症(トライポフォビア)はハチの巣やハスの実の穴(花托)など、小さな穴や粒が大量に集まっている様子に対する恐怖症のことです。新たな研究では、集合体恐怖症はインターネットやSNSなどによって増幅されている可能性があると判明しました。続きを読む……
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まもなく太陽の磁場が反転する見込み、地球への影響は?

太陽の磁場は約11年周期で反転しており、前回の磁場反転が2013年だった事から今後数年以内に再び磁場が反転するとみられています。太陽の磁場反転および地球への影響について、宇宙関連のニュースサイト「Space」が報じています。続きを読む……
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ボイジャー1号が残された2台の機器からの科学データの送信に成功しオンラインに完全復帰

1977年に打ち上げられたNASAの無人宇宙探査機のボイジャー1号は、2023年11月に突如解読不能なデータを地球に向けて送信し始めました。その後、不具合の原因が判明し、調整を行うことで科学データの送信という本来のミッションを再開することに成功しています。再開当初は4つの科学機器のうち2つからしかデータを得ることができていませんでしたが、2024年6月に、残りの2つの機器が再び稼働し、地球上のコン…
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