惑星防衛プロジェクトで小惑星の衝突から地球を守るにあたって核を使うときの有効性検証に役立つモデルをローレンス・リバモア国立研究所が開発

地球に降り注ぐスペースデブリの数は年間およそ5000tと推定されています。多くは無害なチリになりますが、中には2013年にロシアのチェリャビンスクに落下した隕石のように、周囲に大きな被害を及ぼすこともあります。このため、NASAは小惑星に宇宙船をぶつけて軌道をずらす実験を2022年に実施していますが、宇宙に打ち上げられる質量には限界があるため、代替手段として核を用いる方法の研究が続けられています。…
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女性の涙のにおいをかぐと男性の攻撃性が減少することが判明、人が大人になっても泣くのは「役に立つから」と研究者

女性がぽろぽろと涙を流すと、大抵の男性はどぎまぎしたり慌てたりしてしまうので、「涙は女の武器」と言われることがあります。新しい研究により、女性の涙には男性の攻撃的な行動を抑制する作用があることが確かめられました。続きを読む……
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ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が2023年に撮影した劇的な画像トップ15、最も遠いブラックホールや超新星残骸「かに星雲」など

NASAが2021年に打ち上げた超高性能宇宙望遠鏡の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」は、2022年7月に各種調整が完了して本格的な運用が開始され、2023年は1年丸ごと稼働した最初の年になりました。そこで科学系メディアのBig Thinkが、「2023年にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した劇的な画像トップ15」を紹介しています。続きを読む……
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美しく輝く「天王星の環」をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した新たな画像をNASAが公開

太陽系の第7惑星である天王星には土星や木星と同様に環が存在しており、赤道傾斜角が98度とほぼ横向きの状態で公転するという特徴があります。そんな天王星の環を、超高性能宇宙望遠鏡のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で撮影した新たな画像をNASAが公開しました。続きを読む……
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中国の再利用可能な宇宙飛行機「神龍」が6つの謎の物体を地球周回軌道に投入か

中国が2023年12月14日に打ち上げた再利用可能な宇宙飛行機「Shenlong(神龍)」が、6つの謎の物体を地球周回軌道に投入したことが報じられました。これらの物体はアマチュアの宇宙船観測者やアメリカ宇宙軍によって追跡されており、さまざまな信号を発しているとのことです。続きを読む……
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AIモデルは「網膜の写真」だけで子どもが自閉症かどうか100%見分けられるという研究結果

コミュニケーションや行動などに特徴がみられる自閉症スペクトラム症(ASD)の子どもを「網膜の写真」だけで100%の精度で見分けられるディープラーニングAIモデルを、韓国の延世大学医学部の研究チームが開発しました。ASDの子どもを早期診断する客観的なスクリーニングツールとして、AIが有望な選択肢になる可能性があると期待されています。続きを読む……
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レーザー核融合実験で「点火」に成功したローレンス・リバモア国立研究所は6回中4回の点火を達成した

さかのぼること1年前の2022年12月5日、アメリカのローレンス・リバモア国立研究所がレーザー核融合実験において、投入したエネルギー量を上回る出力が得られる「核融合点火」に成功しました。これは偶然実現したものではないことが、その後の試行で明らかになっており、これまでに6回試行して4回点火に成功しています。続きを読む……
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男性の宇宙飛行士は「勃起不全」に悩まされるリスクが高いことが判明、「抗酸化物質」が有効との希望も

2024年中に最初の女性を月に降り立たせるアルテミス計画や、2040年までに火星に進出すると意気込むNASA局長の演説など、宇宙を目指す機運が高まっています。しかし、宇宙での長期ミッションに挑む男性の宇宙飛行士は、無重力と放射線がもたらす男性機能の低下に直面するおそれがあることが、ラットを用いた実験で示されました。続きを読む……
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Wi-Fiで壁の向こうの人物や物体を特定する一部の研究には誤りがあるとの指摘、不正行為がまん延する研究分野に警鐘を鳴らす

近年では、Wi-Fiの電波を用いて壁の向こうの人物の動きをモデル化したり、動作から人物を識別したりする技術の開発が盛んに行われています。しかし、アルバータ大学のアンドリュー・ウォルシュ教授は、これらの研究に対して「時系列データの取扱い方を誤っている」と指摘しています。続きを読む……
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「いろんな場所を訪れること」が精神疾患を持つ人の幸福度を上昇させるかもしれない

運動はさまざまな疾患のリスクを軽減し、メンタルヘルスを改善することが知られていますが、ジョギングや水泳などの激しい運動をするのは大変です。精神疾患を持つ人々の動きをGPSで追跡した研究では、単に「いろんな場所を訪れる」だけで患者の幸福度が上昇することがわかりました。続きを読む……
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科学技術の発展で「男性の卵子」「女性の精子」が作れるようになった時に直面する課題とは?

近年の科学技術の発展で、体細胞からさまざまな細胞に分化できる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り出すことが可能になったため、人間の皮膚細胞を機能的な卵子や精子に誘導することが現実味を帯びており、将来的には「男性の卵子」や「女性の精子」を作ることも可能かもしれません。もし人間の体細胞から生殖細胞を作り出す技術が実現した場合、体外受精や不妊治療、同性婚といった分野でどのような課題が生じるのかについて、…
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回復後も長期間ロングCOVIDと同様に死亡や健康被害のリスクが高まる「ロングインフルエンザ」の存在が明らかに

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では主症状の回復後も疲労感や息切れ、認知機能の低下といった症状が数カ月以上続く「ロングCOVID」という後遺症に苦しむ事例が多数報告されています。新たな研究では、インフルエンザでも回復してから長期間にわたり死亡・再入院・健康問題のリスクが高まる「ロングインフルエンザ」が存在することが明らかになりました。続きを読む……
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死にゆく脳で発生する劇的な変化「死の波」とは?

無酸素状態に陥ったマウスの脳波を解析する研究により、死に向かいつつある脳で起きる臨死体験の実態や、それに続く「死の波」と呼ばれるダイナミックなプロセスの詳細が明らかになったと発表されました。この研究は、脳波がフラットになることが脳機能の不可逆な停止の決定的なサインだとする現代医療の常識に疑問を投げかけるものであると位置づけられています。続きを読む……
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キッチンカウンターによく使われる人工石が死に至る病「珪肺症」を急増させるとしてオーストラリアが世界で初めて禁止を決定

見た目が美しい大理石はキッチンカウンターや床などの材料として人気ですが高価なため、代わりに石英を砕いて固めた人工石(クォーツストーン)がよく使用されます。ところが、人工石の加工に従事する労働者が珪肺症という致死的な病気を発症する事例が急増したため、オーストラリア政府は世界に先駆けて人工石の使用を禁止することを決定しました。続きを読む……
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法廷での「間違った科学と統計」がどのように無実の人を有罪にするのか?

現代の犯罪捜査では、科学的な分析に基づく物証や専門家の意見が重視されますが、科学に対する過信は時に重大な間違いにつながることもあります。一見正しかった科学的な証言が、不当な有罪判決につながった事例について、科学雑誌のScientific Americanが特集しました。続きを読む……
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