「自分は深刻な病気なんじゃないか」と過度に心配する心気症患者は早死にしやすいことが判明

心気症(Hypochondriac)は医学的な診断や検査では大きな問題がないにもかかわらず、心身のささいな異常から「自分は病気なのではないか」と強い不安や恐怖を感じる精神疾患であり、英語では「illness anxiety disorder(IAD:疾病不安障害)」とも呼ばれます。そんな心気症の患者は、実際には深刻な病気ではないはずなのに、心気症ではない人と比べて早死にする傾向があることがわかりま…
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人間の脳は数字の4と5を処理する方法が異なると判明

人間は4つまでであれば一目で数えることができますが、それよりも多い数になると数えたり推測したりする必要があるといわれています。人間には物の数を処理する2つの異なるシステムが備わっていると、エバーハルト・カール大学テュービンゲンとボン大学病院の研究チームが発表しました。続きを読む……
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ポンペイを飲み込む大噴火を起こしたヴェスヴィオ火山の近くで古代ローマの別荘が発見される、「博物誌」の大プリニウスが噴火を見た別荘か

イタリアのナポリ近郊にある海沿いの都市・バーコリで行われた発掘調査で、約2000年前の古代ローマ時代に作られた海を臨む別荘が発見されました。この別荘は、百科全書の「博物誌」を著したことで知られるガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)が、自らの死の原因となったヴェスヴィオ火山の噴火を目撃した別荘の可能性があるとのことです。続きを読む……
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貧乏によるストレスは離婚や介護よりも強く健康状態の悪化に関連していることが判明

人生には経済的な問題や配偶者との離婚、親の介護といったさまざまな問題が付きまとい、これらのストレスは精神だけでなく健康にも悪影響を及ぼします。イギリスの研究チームが行った新たな研究で、経済的なストレスはその他のストレス要因よりも強く健康状態の悪化に関連していることが示されました。続きを読む……
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「スマートフォンの普及に伴ってヨーロッパの若者のメンタルヘルスが危機にひんしている」との指摘

スマートフォンが普及し始めた2010年代以降、世界的に若者のうつ病や不安、自傷行為、自殺の割合が増加していることが報告されています。同様の状況はヨーロッパでも発生しており、海外メディアのAfter Babelが、ヨーロッパに住む若者の心理的苦痛の傾向について、性別や一人当たりのGDP、個人主義、宗教性の尺度に関連する調査を行っています。続きを読む……
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NASAがジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた19の銀河の写真を一挙公開、目に見えない赤外線の観測で渦巻銀河の構造が明らかに

NASAが、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡に搭載された近赤外線カメラ(NIRCam)と中赤外線観測装置(MIRI)を用いて観測した19の渦巻銀河の画像を公開しました。これらの画像には、従来の可視光線での観測では捉えることができなかった星の誕生の過程や神秘的な銀河の構造などが克明に収められています。続きを読む……
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月が冷えて収縮することで発生する「月震」がアルテミス計画や月面コロニー建設に悪影響を及ぼす可能性

現在の月では地球のように活発な火山活動やプレートの移動は起きていませんが、表面の収縮による地殻変動で月震が発生することが知られています。新たな研究では、月の南極付近には大規模な月震を引き起こす断層があり、NASAの有人月面探査ミッションであるアルテミス計画や月面コロニー建設に影響する可能性が示されました。続きを読む……
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死体から抽出した成長ホルモンを投与する治療のせいでアルツハイマー病が「伝染」してしまった可能性

記憶力や認知能力が低下するアルツハイマー病は遺伝子や環境、生活習慣といったものが原因で発症することがわかっています。新たに、2024年1月29日に学術誌のNature Medicineに掲載された論文では、「医学的処置によってアルツハイマー病が伝染した可能性がある症例」が報告されました。続きを読む……
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自閉症の感覚特性の要因は「神経活動の過剰なばらつき」である可能性

社会性の障害や他者とのコミュニケーション能力に障害などが生じる「自閉症」を持つ約90%の患者には、音に対する感受性の高まりや、特定の匂いへの嫌悪感を示すといった、感覚に関する問題があるとされています。フランス国立衛生医学研究所(INSERM)の主任研究者であるアンドレアス・フリック氏らの研究チームが、これらの問題は「脳内の神経細胞における電気活動でのノイズが変動することが原因」という可能性を示しま…
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なぜ「風邪ワクチン」は存在しないのか?

新型コロナウイルス感染症のパンデミックでは、本格的なワクチンの開発が始まってから1年にも満たない異例の短期間でワクチンが作られました。未知の感染症に対するワクチンが1年足らずで作れるのに、有史以前から人類を悩ませてきた風邪のワクチンが登場しない理由を、サイエンス系ニュースサイトのINVERSEが専門家に尋ねました。続きを読む……
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人類が月面の環境を変える時代が来たことで月の新たな地質学的時代「月人新世」に突入したと研究者が主張

1959年、ソビエト連邦が打ち上げた宇宙船であるルナ2号が、人類の作った物体として初めて月面に到達しました。それ以降、人類は100機を超える月面探査機や有人宇宙船を月に送り込み、アポロ計画では宇宙飛行士が実際に月面へ降り立つなど、人類は月面の環境を大きく変えてきました。こうした状況を受けてアメリカ・カンザス大学の地質学者であるジャスティン・ホルコム氏らは、月が新たな地質学的時代「Lunar Ant…
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月面着陸に成功した「SLIM」はミッションの主目的を果たして「満点」評価も着陸姿勢が話題に

2024年1月20日、日本の月着陸実証機「SLIM」が月面への着陸に成功しました。狙いの場所にピンポイントで機体を降下させるという主目的は果たしていますが、着陸時の姿勢が計画とは異なり、まるで逆さになったかのような姿になって目を引いたことで、海外のフォーラムでも話題となっています。続きを読む……
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NASAの火星探査用ヘリコプター「インジェニュイティ」がローターブレード損傷で現役引退

地球以外の惑星で史上初めて動力飛行を行った機体として注目を浴びたNASAの火星探査用ヘリコプター「インジェニュイティ」のローターブレードが損傷していることが確認され、これ以上の飛行は不可能だとの判断が下されました。続きを読む……
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トイレで水を流すときにフタを閉めてもウイルスの汚染は防げないことが研究で判明、どうすればウイルス汚染を防げるのか?

さまざまな病原性細菌やウイルスは人間の排泄(はいせつ)物の中にも含まれており、複数人が使用する家庭や公衆のトイレが病気の感染源になる危険性があります。そこで、「病原体を含む粒子が飛び散るのを防ぐため、トイレの水を流す時はフタを閉める」ことが推奨されていますが、細菌よりもはるかに粒子が小さいウイルスの場合、トイレのフタを閉めても汚染を防げないことがわかりました。続きを読む……
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マルチビタミンのサプリを飲むと記憶力と認知能力の低下を防ぐことができる可能性

普段の食生活で不足しがちな栄養素を補うため、さまざまなビタミンを配合したマルチビタミンのサプリを服用しているという人もいるはず。合計5000人以上を対象にした新たな研究では、マルチビタミンを服用することで記憶力や認知能力の低下を防ぐことができるかもしれないと示唆されました。続きを読む……
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