緑色の光に片頭痛を抑える効果がある可能性

片頭痛の原因は天候・食事・化学作用などさまざまなものが考えられ、治療法も記事作成時点では薬物療法のほか、食餌療法、生活改善など多岐にわたり、効果も人によってばらつきがあります。依然として明確な治療法が確立されていない片頭痛ですが、新たに科学者が「緑の光を1日数時間浴びる」という方法で片頭痛が緩和される可能性を報告しました。続きを読む……
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「100年に1度の異常気象」が第一次世界大戦やスペインかぜの死者を増加させたとの指摘

1914年から1918年にかけてヨーロッパを中心に繰り広げられた第一次世界大戦は、なんと1600万人もの犠牲者を出した悲惨な戦争でした。また、1918年から流行したスペインかぜでも数千万人が死亡するなど、この時期は世界的に多くの死者が出ましたが、この背景に「100年に1度の異常気象」があったとの研究結果が報告されています。続きを読む……
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新型コロナウイルス感染症を「せきの音」から検知可能なAIが開発される、無症状患者は100%検知

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)には多くの無症状感染者が存在するほか、その感染力は発症前が最も強力ともいわれています。このため感染の自覚がない人からの感染が懸念されていますが、新たに、無症状患者であっても「せきの音」からCOVID-19の感染を検知できるAIが開発されました。このAIを今後アプリなどに実装することができれば、COVID-19の早期警報システムとして利用できる可能性があり…
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土星の衛星タイタンの大気から「生命の起源となり得る分子」が発見される

62個もある土星の衛星の中で最も巨大で、太陽系内にある衛星の中で唯一豊富な大気を持つ天体が「タイタン」です。アメリカ航空宇宙局(NASA)の科学者チームが、タイタンの大気圏内に「潜在的に生命を形成する可能性がある炭素化合物」を発見したと発表しました。続きを読む……
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老化で筋肉が衰えるとどのような健康問題が起きるのか?

筋肉は何も対策をしなければ老化と共にどんどん衰えていき、20代から80代にかけて筋肉量の最大40%が失われるとの研究結果も報告されています。筋肉が失われることによって高齢者に起きるさまざまな問題や、筋肉を維持するためにできる対策について、リヴァプール・ジョン・ムーア大学の博士研究員であるRichard Kirwan氏らが解説しています。続きを読む……
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なぜ「自由意志など存在しない」と科学者は主張するのか?

人間が自分は判断をコントロールできるという「自由意志」の存在は、科学的にまだ証明ができておらず、いまだ議論がある分野です。人は生きていく上で決断を行い続けているはずですが、なぜ「自由意志は存在しない」という主張があるのか、メルボルン大学の意志決定神経科学研究所の代表であるステファン・ボーディ准教授が解説しています。続きを読む……
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「海氷が生まれる海域」で海水が凍らないという史上初の事態が発生

北極海に存在する海氷の主な供給源であり「海氷が生まれる海域」とも呼ばれるラプテフ海で、例年ならば必ず結氷が始まっていた10月中旬でも結氷が始まらないという観測史上初の事態が発生しました。世界の報道機関が、地球温暖化の1つの結果だとして報じています。続きを読む……
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有害な行動を見ると脳は「悪臭を嗅いだ時」と同じ反応を起こす

「人の有害な行動」を見た時の脳の反応と、「悪臭を嗅いだ時」の脳の反応が同じであることを研究者が突き止めました。これはつまり、人の有害な行動を見た時に味や匂いの感じ方が変化したり、逆に悪臭を放つ人に対して「有害だ」と判断しやすくなったりするということだと研究者は説明しています。続きを読む……
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運動がガンの成長を抑えるのは「乳酸」が原因である可能性

運動は13種類ものがん発症リスクを減少させることが過去の研究で示されていますが、なぜ運動ががんの発症リスクを減らすかというメカニズムは、まだ謎に包まれています。そんな中、新たな研究では激しい運動の後に乳酸などの代謝物のレベルが上昇することにより、血中の免疫細胞に「栄養」が与えられ、免疫が強化される可能性が示されました。続きを読む……
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「年を取るにつれ学習意欲が落ちる」原因となる脳の回路を特定、再活性化によりやる気を取り戻せる可能性も

人は年を取るごとに新しいことを学習するモチベーションを失っていきます。マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームが、マウスを用いた実験で、モチベーション低下において重要な役割を果たす脳回路を特定しました。研究チームはこの回路を再活性化させることでマウスの学習に対するモチベーションが上がり、抑圧することでモチベーションが下がることを確認しています。続きを読む……
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コロナウイルスは150以上のタンパク質を模倣する「擬態の達人」だと研究者

自然界には、他の生物や周囲の色などを模倣する擬態生物がいることが知られていますが、ウイルスも宿主の体内にあるタンパク質を模倣して、宿主の免疫系を欺いています。中でも、コロナウイルスは他のウイルスと比べて、特に擬態に優れていることが、新たな研究で判明しました。この発見により、一部の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が重症化する原因も確かめられています。続きを読む……
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脳スキャンにより発達障害に見られる「感覚過敏」の原因となる脳の部位が判明

神経発達障害の一種である自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)の中には、視覚や聴覚といった感覚が敏感なため生活に不便を来す「感覚過敏」という症状を持つ人がいます。ASDやADHDの人を含む合計218人の脳をスキャンした最近の研究により、発達障害に見られる「感覚過敏」の原因となる脳の部位が特定されました。続きを読む……
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「人に触ること」がタブー視されると何が起こるのか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で人との接触が制限され、またMeToo運動により多くの人が「他人に触れること」に対して慎重になってきています。これらの状況から近年は「他人に触れること」がタブー視される傾向になってきていると、認知神経科学者のローラ・クルシアネッリ氏は指摘しています。「触れること」がなくなると人の体にどのような影響があるのか、人との接触が制限されるなかでこの問題を解決する…
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激しい肉体労働は認知症のリスクを高めるとの研究結果

運動は健康や精神衛生にさまざまなメリットを与えるほか、脳機能を改善する効果があることも知られています。しかし、「肉体労働で体を動かす」ことが認知症のリスクに与える影響を調査したところ、「重労働は認知症のリスクを高める」という結果が出たと報告されました。続きを読む……
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