プラズマの中で光を30%加速させることに成功

プラズマに強力なレーザーを2方向から照射することで、プラズマ中の光の速度を調整することができたとの実験結果が発表されました。高温のプラズマと強力なレーザーの相互作用を明らかにしたこの実験結果により、レーザーなどで燃料をプラズマ化させて核融合を起こす慣性閉じ込め方式の核融合技術が大きく進展すると期待されています。続きを読む……
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日中の眠気が短寿命と関係している可能性

睡眠不足はさまざまな健康問題を引き起こす上に、「人生の喜び」を損なうという研究結果まで存在します。新たな研究では、細胞の寿命に影響を与えるといわれるテロメアの長さが睡眠時間に関係しているという結果が示されました。続きを読む……
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「なぜ人は夢を見るのか」は機械学習の観点から説明が可能

誰しも、現実ではあり得ないようなとんでもない内容の「夢」を見ることがありますが、「なぜ夢を見るのか」という理由ははっきりしておらず、さまざまな仮説が立てられています。タフツ大学のエリック・ホーエル氏は、脳の神経回路をまねて作られた機械学習の手法「ディープニューラルネットワーク(DNN)」の観点から、1つの新たな仮説を立てています。続きを読む……
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「ただのサージカルマスクでも新型コロナ感染予防に効果アリ」とドイツの研究者が発表

ドイツ・マックスプランク化学研究所の研究者らが2021年5月20日に、「単純なサージカルマスクでも、日常生活のほとんどの場面で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の拡散を十分に予防する」との研究結果を発表しました。これにより、医療機関など感染に対して特に注意しなければならない場所でない限り、市販されている一般的なマスクでも感染予防に十分に効果的だということが確かめられました。続きを読む……
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「うつ病」と「炎症」の関連が8万6000人を対象とした過去最大規模の研究で発見される

うつ病は心や精神が原因になって発生するため身体的な変化で見分けることが困難ですが、ストレスホルモンの量を汗や耳あかから計測したり、うつ病により脳が変質するとされることから画像の見え方やユーモアの傾向で判定したりと、症状を早期発見するための研究が行われています。2021年5月に報告された過去最大規模の研究では、うつ病のリスクが高いほど、体に表れる「炎症」のレベルが高くなることが示されています。続きを…
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シャーロック・ホームズの記憶術よりも効果が高い「古代アボリジニの記憶術」とは?

暗記したい内容を視覚的なイメージに結びつけて覚える「記憶の宮殿」という記憶術はシャーロック・ホームズやハンニバル・レクター博士が使っていた手法として有名で、「暗記力を向上させる」と科学的調査によっても効果が実証されています。しかし新たに、記憶の宮殿よりも「古代アボリジニの記憶術」が優れているとオーストラリア・モナシュ大学の研究者が実証しました。続きを読む……
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環境汚染の原因となる使い捨てプラスチックの55%がわずか20社の企業によって作られている

ペットボトルや食品の包装といった使い捨てプラスチックはほとんどが焼却または埋め立て処理されており、海洋汚染などの原因になるだけでなく地球温暖化にも影響を与えています。そんな使い捨てプラスチックについてオーストラリアの慈善団体であるミンダルー基金が、「使い捨てプラスチックを製造する企業トップ100社」のランキングを作成しました。続きを読む……
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新型コロナウイルスの「武漢研究所流出説」について科学者18名が再調査を要求

世界保健機関(WHO)の武漢調査団が「武漢にある研究所からウイルスが流出した可能性は極めて考えにくい」と結論を下した一件について、シカゴ大学やカリフォルニア大学、ハーバード大学などの研究機関に所属する科学者18名が学術誌大手のサイエンス誌上で「再調査」を要求しました。続きを読む……
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新型コロナウイルスが勃起不全を引き起こす可能性が示される

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者の11%が8カ月以上にわたって後遺症に苦しんでいることが明らかになっています。こうした後遺症について、マイアミ大学の研究チームが新たに「COVID-19が勃起不全を引き起こす可能性がある」という研究結果を報告しました。続きを読む……
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ワクチン接種をためらう人には「個人のメリット」に焦点を当てた説得が有効との研究結果

新型コロナウイルスワクチンが普及し始めたことにより、人口の一定以上の割合が免疫を獲得すると感染者が出ても他の人への感染が減って流行が収まる「集団免疫」の達成が期待されています。しかし、ワクチンの接種を躊躇(ちゅうちょ)する人々がいることも事実であり、例えばイギリスでは成人の約7~12%がワクチン接種を躊躇するとの調査結果も示されています。ワクチン接種を躊躇する人の意見を変える手段として、「個人の利…
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30年分のデータを調査した結果「男女の脳に有意な差はない」と判明

「男性は成績優秀者が多い代わりに落伍者も多い」といった研究結果や男性の自閉スペクトラム症(ASD)発症頻度は女性の約4倍といった事実から、「男女の脳には有意な差が存在する」という見解が存在します。しかし、脳における性差の専門家であるロザリンドフランクリン医科学大学のリーズ・エリオット教授が「男女の脳にはサイズ以外の有意な差はない」と発表しました。続きを読む……
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新型コロナ生存者は6カ月以内の死亡リスクが60%上昇するという研究結果

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は「死亡率がおよそ2%」と判明している病気です。しかし、8万7000人以上の被験者を対象とした新たな調査によって、COVID-19の生存者ですら6カ月以内の死亡リスクが約60%増加することが明らかになりました。続きを読む……
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「懸念される変異株」に指定された変異株「B.1.617.2」とはどのようなものなのか?

イングランド公衆衛生庁は2021年5月6日に、インドで初めて発見され、イギリスの首都ロンドンなどを中心に感染が拡大しつつある新型コロナウイルス感染症(COVID-19の)変異株B.1.617.2を「懸念される変異株」に指定しました。まだ不明な点が多いこの変異株について、学術系メディアのThe Conversationが取材結果をまとめています。続きを読む……
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無料で自分の遺伝子をチェックして健康上のリスクを調べる方法とは?

医学は長年にわたって多くの人間に共通する治療法を開発してきましたが、実際は体質の違いなどから同じ治療法であっても効果には個人差が生じます。そのため、近年では患者個人に最適化した治療であるプレシジョン・メディシンが注目を集めているとのことで、イギリスのケンブリッジ大学で遺伝子工学などについて研究するSouradip Mookerjee氏が「無料で自分の遺伝子をチェックして健康上のリスクを知る方法」に…
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なぜ天候が悪いと頭痛になってしまうのか?

天気の変化に伴って体が反応するという人は多く、そうした人は天候が悪くなると頭痛になったり関節が痛くなったりすることがあります。そんな「天候が悪くなると頭痛がする」メカニズムについて、イギリスのダラム大学で神経科学の教授を務めるアマンダ・エリソン氏が解説しています。続きを読む……
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