世界の「ワクチン接種率格差」はどうなっているのか?

日本でも新型コロナウイルスワクチンの配布が進んでおり、2021年6月17日からは大規模接種センターで行うワクチン接種の対象年齢が「65歳以上のみ」から「18歳から64歳も含む」に拡大しました。こうした現況から、日本では時間がたてば多くの人がワクチンを接種できるようになるという見通しですが、世界には医療関係者ですらワクチンを接種していない国が多数残されています。続きを読む……
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3万年前に使われたたいまつの素材は何だったのか?

人間の生活に欠かせない火は現代でこそ自由に扱えるものの、我々の祖先はかつてはたき火やたいまつなどといった限られた手段で火を扱っていました。そんな大昔の火を扱う道具について、約3万年前から始まる後期旧石器時代にはどんな素材が使われていたのか、考古学者が実験により「当時の理想的な照明」を再現して推測しました。続きを読む……
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人が暗闇を恐れるのは光に対する脳の反応が関係しているかもしれない

暗闇に対する恐怖心は子どもにおいて一般的で、怖い話を聞いた後やホラー映画を見た後などに「暗闇」が怖いと感じ、電気を付けっぱなしで寝た経験のある人も多いはず。脳と心の健康を専門とするモナッシュ大学ターナー研究所が新たに、人が暗闇を恐れるのは「光に対する脳の反応」が関わっているという研究結果を発表しました。続きを読む……
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危険な病原体を扱う研究施設が安全を確保する方法とは?

新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスといった、人類を危険に脅かすウイルスに関する研究が多くの研究機関で行われています。そんなウイルス研究の意義や安全性を確保する仕組みについて、オクラホマ州立大学でウイルスに関する研究を行っているジェリー・マライエル氏が解説しています。続きを読む……
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マジックマッシュルームの幻覚成分を1回服用するだけで「慢性的な頭痛が半減」するとの研究結果

マジックマッシュルームに含まれるシロシビンは、日本を含む多くの国々の法律で厳しく制限されている幻覚成分ですが、近年ではうつ病の「画期的治療薬」として承認されるなど医薬品としての効果が見直されているほか、合法化に踏み切る地域も増えています。新たに、片頭痛に苦しむ人にごく少量のシロシビンを投与した実験により、「シロシビンはたった1回投与するだけで慢性的な頭痛に持続的な治療効果を与える可能性がある」こと…
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なぜ人は精神的なダメージを負った時に「肉体的な痛み」を感じるのか?

失恋や近親者の死によって大きな悲しみに襲われた際に、胸が締め付けられるかのような耐えがたい痛みを経験した人もいるはず。こうした精神的なダメージが「肉体的な痛み」を生み出すメカニズムについて、トロント大学心理学部のジェフ・マクドナルド教授とミシガン大学心理学部のイーサン・クロス教授が解説しています。続きを読む……
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新型コロナウイルスへの感染後に爪に現れる「特徴的な症状」とは?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、症状としては呼吸器系のものが代表的ですが、後遺症としては心臓へのダメージや脳の損傷などまで報告されています。そんな中、COVID-19を発症した人の爪に残るさまざまな痕をイースト・アングリア大学で循環器系の講師を務めるバシリオス・バシリウ氏がまとめています。続きを読む……
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実は新型コロナウイルスは2019年にアメリカに存在していた可能性

アメリカ国立衛生研究所(NIH)が2021年6月15日に、「2019年12月の時点で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)がアメリカの国内に存在していた」とする研究結果を発表しました。研究者は、公衆衛生当局が初期の感染を見抜けなかったことから、「複数の血液検査方法を使用することの重要性が示された」としています。続きを読む……
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リチウムイオンバッテリーが劣化するメカニズムが解明される

スマートフォンや電気自動車などの電源として用いられているリチウムイオンバッテリーは、使い続けると容量が低下していくことが知られています。そんなバッテリーの劣化メカニズムが、スタンフォード大学の研究チームによって解明されました。続きを読む……
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ガンの腫瘍を青魚に含まれる「オメガ3脂肪酸」が殺す様子が確認される

青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は「体にいい脂肪」として有名。がんや生活習慣病の原因となり得る長時間持続する体内の軽い炎症「慢性炎症」の予防には青魚を食べることが重要だとも、近年の研究で示されています。そんな中、新たな研究で、オメガ3脂肪酸がガン腫瘍を殺すメカニズムが示されました。続きを読む……
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巨星を隠す「正体不明の不透明な巨大円盤」が存在する可能性がある

天文学者らの調査により、太陽の100倍の大きさの惑星「VVV-WIT-08」が数百日かけて「またたいた」ことが観測されました。このような点滅はまれであり、天文学者らは「巨星を隠したのは巨大な不透明の円盤である」と推測しています。続きを読む……
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「笑気ガス」がうつ病治療に役立つ可能性があるとの研究結果

うつ病患者の中には抗うつ剤の効果が出ない人がいます。しかし、こうした人に対して低濃度の亜酸化窒素ガス(笑気ガス)を用いることでわずかな副作用で症状を緩和させられるという研究結果が発表されています。続きを読む……
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環境問題を訴えるのに「物語」が有効かどうかは政治的思想に左右される可能性

近年では気候変動によって多くの人々の生活が脅かされており、環境問題対策の必要性を周知する方法が模索されています。アメリカの研究チームが、環境問題に取り組むことの重要性を訴えるために「物語」を使うという手法を実験したところ、有効性は対象の政治的思想によって左右される可能性があると判明しました。続きを読む……
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一体なぜ「体幹」の強さが必要なのか?どうすれば体幹を維持できるのか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックでリモートワークに移行したり外出の頻度が減ったりしたことで、多くの人々がパンデミック前よりも座りがちな生活を送っています。そんな生活によって健康に生きる上で重要な「体幹」の筋肉が衰えてしまう人も多いとのことで、一体なぜ体幹が重要なのか、どうすれば体幹を維持できるのかをオーストラリア・フェデレーション大学でスポーツ科学の上級講師を務めるアンド…
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根絶したはずの天然痘の治療薬が承認へ、「生物兵器として使われること」の懸念により

アメリカの医療品規制を行うアメリカ食品医薬品局(FDA)が、2021年6月4日に天然痘の治療薬「テンベキサ(ブリンシドフォビル)」を承認しました。天然痘ウイルスは1980年に撲滅宣言が出されており、すでに自然界には存在しないといわれていますが、今後、化学兵器として使用される可能性が懸念されています。続きを読む……
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