月軌道の「ぐらつき」により2030年代に洪水が激増するおそれがあるとNASAが発表

月の軌道が周期的に変化する働きによる潮汐(ちょうせき)が原因で、高潮がもたらす洪水がアメリカで急増すると、NASAが発表しました。過去の研究により、地球温暖化の影響で波がどんどん高くなっていることが判明しており、この2つの現象の相乗効果によりアメリカ沿岸部の都市では2030年~2040年の間に洪水が常態化すると、研究者は警告しています。続きを読む……
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新たな言語を学ぶときはタイピングよりも手書きの方が優れているとの研究結果

新型コロナウイルスのパンデミックによりオンライン授業が増加し、授業内容を手書きでメモする機会が減っている学生も少なくないはず。しかし、文字を手書きする生徒がより良い成績をあげる傾向にあることが研究で明らかになっているように、手書き学習がタイピング学習よりも優れた効果を発揮することは広く知られています。そして新たに、新しい言語を学ぶ際にPCやスマートフォンで文字をタイピングするのではなく、手書きで文…
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女性が男性よりも長生きする理由とは?

厚生労働省の簡易生命表によると、令和元年(2019年)の女性の平均寿命は87.45年で、男性の81.41年を6年以上も上回っています。この傾向は日本以外の国々でも同様とのことで、科学系メディアのLive Scienceは女性の平均寿命が男性よりも長い理由をまとめています。続きを読む……
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ペットのネコとイヌは驚くほど高い確率で飼い主から新型コロナをうつされているという研究結果

2020年4月にペットとして飼われているイヌが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染したとの事例が報告され、その後もわずかながら人から動物へと新型コロナウイルスが感染する事例が報告されています。第31回欧州臨床微生物感染症学会(ECCMID)で発表された査読されていない研究論文で、「ペットの飼い主が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症していた場合、ペットのネコ・イヌにSAR…
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睡眠時間が6時間未満の日が連続すると心身へのダメージが悪化し続ける、平日も十分な睡眠が必要

睡眠は心身の健康を維持する上で重要な役割を担っており、アメリカ国立睡眠財団(NSF)は2015年に「成人の適切な睡眠時間は7~9時間」と推奨しています。仕事などが忙しい人の中には、「平日は睡眠時間を削って休日に寝だめする」という方法で睡眠時間を確保している人もいるかもしれませんが、サウスフロリダ大学で睡眠についての研究を行っているスミ・リー氏が新たな論文で、「たった1日でも睡眠時間が少ないと精神と…
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世界中の新型コロナウイルスをかきあつめたら何キログラムになるのか?

新型コロナウイルスの粒子の大きさは直径80~220nmで、人の髪の毛のおよそ660分の1程度の大きさしかありませんが、世界中の人々の健康を脅かす重大な存在となっています。そんな新型コロナウイルスが人体にどれだけ存在するかを推定する研究により、「全人類の体内で発生する新型コロナウイルスを集めたら、一体何kgの重さになるのか?」が導き出されました。続きを読む……
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光速の20%で宇宙船をアルファ・ケンタウリに送りこむ「ブレイクスルー・スターショット」計画の技術的課題とは?

人類最速の宇宙船でさえ、地球から最も近い恒星系であるケンタウルス座アルファ星(アルファ・ケンタウリ)に到達するには何千年もの時間がかかるため、人間の乗組員は生きている間に到着を迎えることができません。そんなケンタウルス座アルファ星におよそ20年で到着することを目指す「ブレイクスルー・スターショット」計画を実現するための技術的課題の解決策を、オーストラリア国立大学の研究チームが発表しています。続きを…
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自然が動物や人類の体を数千年の時を超えて「保存」する方法とは?

地球では長い歴史の中で膨大な数の生物が登場しては絶滅してきましたが、一部の生物の体、あるいはフンや足跡は化石となって現代まで残されています。また、場合によっては化石になる以外の方法で生物の体が保存される場合もあるそうで、「自然が生物の体を保存する方法」について科学系メディアのLive Scienceがまとめています。続きを読む……
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熱中症による死者の3人に1人は「地球温暖化」が原因で命を落としたとの研究結果

気候変動などがもたらす気温の上昇は人体にさまざまな影響を及ぼすことが知られており、とりわけ熱中症は死に至るリスクもある重大な症状です。全世界における熱中症の死亡例と気候変動の関係を調べた研究により、1991年~2018年に発生した熱中症の死者のうち37%が「地球温暖化がもたらした気温の上昇が原因」だという可能性が示されました。続きを読む……
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赤ちゃんの「恐怖に対する反応」は腸内細菌によって左右されているかもしれない

腸内細菌は人間の気分や食べ物の好み、持久力などさまざまな面に影響を及ぼしていることが知られており、腸は「第2の脳」とも呼ばれています。ノースカロライナ大学の研究チームが新たに発表した論文では、乳児の「恐怖に対する反応」も腸内細菌によって左右されている可能性が示唆されています。続きを読む……
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古代ユダヤ人は戒律で禁じられた食べ物を普通に食べていたことが判明

宗教が生活の土台となっている地域では、宗教の戒律によって食生活が厳しく取り締まられていることがよくあり、特にイスラエルを中心に信仰されているユダヤ教の食物に関する戒律は「カシュルート」と呼ばれ、非常に厳しいことで知られています。そんなユダヤ教の戒律では、「ヒレやウロコがない魚を食べてはいけない」と定められていますが、古代のユダヤ教徒はウロコがない魚もよく食べていたことが判明しました。続きを読む…..
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3000人に1人は「太りにくい遺伝子」を持っている可能性があると判明

世の中には痩せようと必死に努力しても痩せないという人もいれば、反対に何もしなくても痩せることができる人、あるいは太りたいと思っているのに太れない人などいろいろな人がいます。こういった違いを決定づけている可能性のある「太りにくい遺伝子」が、研究により発見されました。続きを読む……
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モデルナがmRNAを用いたインフルエンザワクチンの臨床試験を開始

新型コロナウイルスのmRNAワクチンを開発したモデルナが、季節性インフルエンザに対する予防効果があるとされるmRNAワクチン「mRNA-1010」の第1/2相の臨床試験を開始したことを発表しました。続きを読む……
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「他人の糞便」を腸内に移植すると新型コロナの回復が早まる可能性、すでに臨床試験もスタート

2020年から流行が続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する治療薬の開発は少しずつ進んでいますが、記事作成時点だと確実な治療法はまだ確立していません。そんなCOVID-19の治療法として、他人の糞便を腸内に移植する「糞便移植(FMT)」が効果的である可能性が指摘されており、臨床試験も予定されています。続きを読む……
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人間の学習にはニューロンが発火するタイミングと脳波の「ズレ」が関係しているかもしれない

脳の研究者は長年にわたり、神経細胞(ニューロン)が活動電位に達する「発火」を脳活動の尺度として扱ってきました。ところが、アメリカの研究チームが発表した新たな論文では、ニューロンが発火する頻度だけでなく、「発火するタイミング」が脳において重要な役割を果たしている可能性が示唆されています。続きを読む……
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