ワクチン接種を完了した人は新型コロナへの感染リスクが半減するとの研究結果、他者への感染リスクを低める可能性も

イギリスで約10万人を対象に行われたPCR検査の結果から、ワクチン接種を完了した人はワクチンを接種していない人に比べ、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染するリスクが50%~60%減少したことが明らかになりました。インペリアル・カレッジ・ロンドンがプレプリントとして発表しました。続きを読む……
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新型コロナのパンデミックにより「近視の子ども」が急速に増加

新型コロナウイルスのパンデミックにより世界中の人々の生活習慣が変化しており、それに伴い運動量が減ったりアルコール摂取量が増えたりと、さまざまな影響が報告されています。パンデミックにより若者の精神状態が改善したという報告もありますが、新しい研究調査では子どもの視力が低下していると指摘されています。続きを読む……
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「新型コロナワクチン由来のスパイクタンパク質は有害」というフェイクニュースがFacebookで拡散されている

ニュースの信ぴょう性を調査し反証するフランス通信社(AFP)の組織「AFPファクトチェック」が、アメリカの研究論文を利用して「新型コロナウイルスワクチンで体内に複製されるスパイクタンパク質が有害である」という誤った主張をする投稿がFacebookで拡散されていると報じています。続きを読む……
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CERNがLHCを使った実験で新たな「テトラクォーク」を発見、寿命が長くさらなる研究にも期待

クォークとは、物質を構成する最小単位である素粒子のグループです。2021年7月29日、欧州原子核研究機構(CERN)が大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使った実験で、4個のクォークから構成される「テトラクォーク」の新たなタイプを発見したと報告しました。今回見つかったテトラクォークは粒子としての寿命が長く、さらなる研究を進める手がかりになると期待されています。続きを読む……
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火星の地下に存在すると思われた「液体の水」が実は粘土だったことが判明

火星は太陽系の惑星の中では最も地球の環境に近いことから、地球外生命体が生息する可能性があるとして多くの研究・調査が行われています。そんな研究の中でも2020年に発表された「火星の地下に多くの湖が存在している」とする研究報告は火星での生命発見の可能性を高めるものとして大きく注目されていました。しかし、その後に行われた研究によって、火星の地下に存在しているのは「液体の水」ではなく「凍った粘土」である可…
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「歯が少ない人は認知機能低下リスクが1.5倍」との研究結果、入れ歯の使用や日常の手入れが認知症予防のカギ

合計4万人近くの人々を対象とした新たな研究により、「歯を失えば失うほど認知症や認知機能低下のリスクが高い」ことが判明しました。この結果から専門家は、義歯や入れ歯といった治療や歯の手入れの重要性を改めて強調しています。続きを読む……
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散歩が心の健康に与える5つのメリットを臨床心理士が解説

これまでの研究により、「よく歩く人ほど死亡リスクが低い」ことや、「散歩は脳の健康に好影響を与え賢く幸せになれる」ことが分かっています。散歩には、こうした健康への影響だけでなくメンタルケアにつながる効能もあるとして、臨床心理士のジェイド・ウー氏が散歩のメリットを5つにまとめました。続きを読む……
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精神障害の発症リスクを若年期の知覚異常から予測できることが判明

近年、精神障害の発症に関わる遺伝子が発見されたり、統合失調症の発症リスクを分析するツールが開発されたりと、精神障害に関する研究開発が進んでいます。そんな中、ビンガムトン大学の研究チームが「若年期における『音や色に対して過敏になる』といった知覚異常から精神障害の発症が予測可能である」と発表しました。続きを読む……
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「ブラックホールの向こう」からの光が初めて観測される

ブラックホールは、強力な重力により光でさえ飲み込んでしまう天体なので、当然ブラックホールの後ろも観測できないはずです。ところが、この直感に反して「ブラックホールの向こうから放射された光線」が観測されたとの論文が、2021年7月28日に発表されました。論文によるとこの現象は、アインシュタインによって予言されながらもこれまで確認されたことがなかったものとのことです。続きを読む……
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新型コロナのデルタ変異株は「従来よりも潜伏期間が短くウイルス量も1000倍以上に増加する」と判明

2020年末にインドで確認され、2021年5月11日にWHOから「VOC(Variant of Concern、注視すべき変異)」に指定された新型コロナウイルスのデルタ変異株(B.1.617.2株)は、従来のウイルスよりも感染力が強いとされています。学術誌のNatureに掲載された中国・広州市にある広東省疾病予防管理センターの研究チームによるプレプリントで、「デルタ変異株は潜伏期間が従来のものより…
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「VRでジェットコースターに乗る実験」から片頭痛に苦しむ人の脳の特徴が明らかに

発作的に頭痛が走る「片頭痛」は、状況によっては吐き気や知覚にも変化が生まれるといわれていますが、原因は不明です。また、定期的に片頭痛に苦しめられる人もいれば、まったく片頭痛になったことがない人もいます。そこで、片頭痛になっている時に脳でどんなことが起こっているのかを解明するべく、バーチャルの世界でジェットコースターに乗っている人の脳を調べる実験が行われました。続きを読む……
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新型コロナウイルス感染症に長期間苦しむ人には「角膜の神経損傷」が起きているとの研究結果

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、軽症であってもさまざまな症状が長期間継続するケースがあり、これは「Long Covid(ロングCOVID)」とも呼ばれています。そんなロングCOVIDを経験する患者の角膜では、「神経細胞の損傷」や「免疫細胞の増加」といった異変が見られるとの研究結果が報告されました。続きを読む……
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AIを使って地球外技術文明の探査機を徹底的に探し出す「ガリレオ・プロジェクト」が始動

天文観測史上初めて太陽系外から飛来したことが確認された小天体「オウムアムア(A/2017 U1)」について、ハーバード大学の天文学部長も務めたアヴィ・ローブ教授をはじめとして、一部の天文学者からは「地球外文明の宇宙船ではないか」という説が唱えられています。このオウムアムアをはじめとする未確認空中現象(Unidentified Aerial Phenomena:UAP)を最新機器や人工知能(AI)技…
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新型コロナワクチンを接種したらマスクをしなくてもOKなのか?

新型コロナウイルスのワクチン接種が世界中で進み、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴う規制を解除する動きが世界各地で活発になっています。そんな中、「新型コロナウイルスワクチンを接種したらマスクを着用する必要はなくなるのか?」という疑問にカリフォルニア大学サンフランシスコ校で薬学教授を務めるピーター・チン・ホン氏が答えています。続きを読む……
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森林の近くで暮らす子どもは認知能力やメンタルヘルスが向上するとの研究結果

近年では、自然との触れ合いがメンタルヘルスや健康に与える影響が注目されており、「緑の少ない場所で育った子どもは精神疾患のリスクが高い」「自然と触れ合うことで免疫力向上やストレス軽減といった効果が得られる」「1日10分ほど自然の中で過ごすだけで精神状態が改善される可能性がある」といった研究結果が相次いで発表されています。新たにイギリスの研究チームが発表した論文では、「森林の近くに住む子どもは、認知能…
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