NASAの火星探査機「パーサヴィアランス」が岩石サンプルの採取に失敗、その理由は?

NASAの無人探査機「パーサヴィアランス」が、2021年8月6日に初となる岩石サンプルの採掘を実行しましたが、全計器から「正常に完了した」というデータが得られていたのにもかかわらず、「サンプル容器が空」という奇妙な失敗をしていたことが明らかになりました。この失敗の原因について岩石サンプル採取&格納担当チーフエンジニアのルイーズ・ジャンドゥラ氏が解説しています。続きを読む……
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「植林すると降水量が増加する」とのシミュレーション結果が報告される、なぜ森林が雨を降らすのか?

木は生長すると多くの二酸化炭素を吸収する上に周囲の気温を下げる効果を持つことから、「植林こそが地球温暖化に対する最も強力な対抗策」とも言われています。新たにスイスやイギリスの研究チームが行ったシミュレーションでは、植林して森林を増やすことで「降水量が増加する」という可能性が示されました。続きを読む……
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「微小な針を並べたパッチ」を貼り付けて毛を再生するハゲの治療法が開発される

頭髪が薄くなったり生え際が後退したりする「ハゲ(男性型脱毛症)」をコンプレックスだと感じる人は多く、市場ではさまざまな治療薬が販売されているほか、発毛を促進する方法を調査する研究者も大勢います。新たに浙江大学の研究チームが、「微小な針を並べたパッチ」を貼り付けることで毛を再生する治療法を発表しました。続きを読む……
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新型コロナの治療にイベルメクチンは「何の効果もない」ことが調査で示される

日本でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種がスタートしていますが、これに伴いワクチン接種に反対する「反ワクチン派」の声もさまざまな場所で耳にするようになっています。そんな反ワクチン派がCOVID-19の治療薬として推奨している治療薬のひとつが、イベルメクチンです。イベルメクチンの効果については北里研究所で医師主導治験が行われており、「(COVID-19の)軽症者にはよく効く…
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火星でヘリコプターを飛行させたNASAの次なるミッションとは?

2021年4月、NASAが開発した無人ヘリコプター「インジェニュイティ」が火星で飛行し、人類史上初めてとなる地球以外の惑星での動力飛行という偉業が達成されました。NASAがこのようなヘリコプターを今後どのように進化させていくのかについて、ロボット工学ライターのエヴァン・アッカーマン氏が解説しています。続きを読む……
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新型コロナの根絶は「天然痘根絶より難しい」が不可能ではないという研究結果

2019年12月に中国で発生した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が世界中で猛威をふるい続けて1年以上の月日が経ちましたが、デルタ株やラムダ株といった変異株の登場や、ワクチンを接種した人でも感染するブレークスルー感染により、日々の感染者数は収まる気配がないというのが現状です。パンデミック前のマスクのない生活に戻るのは夢物語のように感じられる今日この頃ですが、「新型コロナウイルス感染症(CO…
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新型コロナウイルス感染症は脳にどのような影響を及ぼすのか?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は発熱・喉の痛み・せきなどの症状を引き起こすものであり、心肺や脳にまで影響を与えるという可能性も一部で報告されています。そんなCOVID-19が脳にどのように影響を与えるのかについて、フローリー神経科学精神衛生研究所の神経学者、トレバー・キルパトリック氏とスティーブン・ペトロウ氏が解説しています。続きを読む……
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海洋循環システムの1つ・大西洋南北熱塩循環の安定性はほぼ完全に失われたとの研究

地球の気候に影響を与えている「海洋大循環」が温暖化の影響で弱まる可能性は以前から指摘されてきましたが、このうち、大西洋の海流システムである大西洋南北熱塩循環が、ここ数十年で最も弱い状態になっており、安定性はこの1世紀でほぼ完全に失われたことが明らかになりました。続きを読む……
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「地球温暖化は人間が原因」とIPCCがついに断定、「人類にとって赤信号」と国連事務総長

国連環境計画と世界気象機関が設立した気候変動評価機関・気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がおよそ8年ぶりに報告書を発表し、その中で「地球温暖化は人間が原因」と初めて断定しました。続きを読む……
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計算速度を既存の100万倍にする技術が「グラフェン」を用いることで実現する可能性があるという研究結果

結晶中の電子の「バレー自由度」を用いてデバイスに応用する「バレートロニクス」は、次世代の電子デバイスに要求される低消費電力・大容量化などを実現できるとして昨今盛んに研究が行われています。インド工科大学ボンベイ校のM.S.Mrudul氏らは、これまで困難とされてきたグラフェンでのバレー制御を実現したと報告し、現代の100万倍の計算速度を実現する技術の成功可能性を示しました。続きを読む……
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1000億円超かかる究極の量子力学実験施設とは?

ミクロな系における力学を考察する「量子力学」において、考えられる限り最高の環境が整うのが「宇宙空間における量子力学実験」です。この量子力学実験を行う設備を宇宙に整備するには約10億ドル(1100億円)という巨額の資金が必要となるのですが、なぜこれが必要になるのかを、ドイツ・テュービンゲン大学に所属するAlessio Belenchia氏が解説しています。続きを読む……
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一定期間動作した後は体内で分解されるバッテリー不要のペースメーカーを研究者が開発

ペースメーカーは一定のリズムで心臓の筋肉に電気刺激を与え、心臓の収縮を人工的に発生させる医療機器です。埋め込んだペースメーカーが恒久的に必要な人もいれば、中には一時的な補助装置として利用する人も存在し、後者の場合は一定期間が過ぎると取り外す必要がありますが、手術にはリスクが伴います。そこでアメリカの研究チームは、一定期間のみ動作したらその後は自然に分解し、体内に吸収されるペースメーカーを開発しまし…
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間仕切りのない「オープンオフィス」では雑音がネガティブな気分を25%も増幅させるという研究結果

デスクを収納やパネルで仕切り、オフィス全体に天井までの間仕切りを設けない「オープンプランオフィス(オープンオフィス)」は、社員同士のコミュニケーションや部署の垣根を越えたコラボーレションを促進するなどの理由から、多くの企業が採用しているオフィスレイアウトです。そんなオープンオフィスについて、作業環境が認知やパフォーマンスに及ぼす影響について研究しているボンド大学のリビー・サンダー助教授が「オープン…
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「畳み込みニューラルネットワークとは何か?」を分かりやすく図解するとこうなる

AI・機械学習・ニューラルネットワークといった言葉を目にする機会が多くなりましたが、実際にこれらがどのようなものなのかを理解するのは難しいもの。そこで、臨床心理士でありながらプログラム開発も行うYulia Gavrilova氏が、画像・動画認識で広く使われている畳み込みニューラルネットワーク(CNN)の仕組みについて、わかりやすく解説しています。続きを読む……
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