ヒトの脳は7万年前から縮小しつつある

ヒトは火を使う能力を身に付け、直立歩行を行い、精巧な言語を発達させました。さらに高度な文明を築き、複雑な脳を持つことで未来を計画したり過去を処理したりできるようになりました。もちろんこれらは脳の進化によって可能になったわけですが、実はヒトの脳の容積はおよそ7万年前を境に縮小傾向にあることがわかっています。サンフランシスコ大学が、2017年に学生のサヴァンナ・ロビソンさんが脳の縮小傾向とその原因をま…
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瞳孔のサイズは明るさだけでなく「知覚している物体の数」でも変化することが判明

網膜に到達する光を通す瞳孔は、明るい場所では収縮して取り込む光量を減らし、暗い場所では拡大して光量を増やします。ところが、瞳孔のサイズは光だけでなく「見ている物体の数」によっても変化することが、新たな研究で示されました。続きを読む……
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水の新しい形態「超イオン氷」が海王星や天王星の内部に存在する可能性

水は固体・液体・気体の3つの状態に変化しますが、実は液体の状態だけでも12以上の異なる構造が存在しています。氷にも複数の構造が存在しているとされており、そのひとつが「超イオン氷」と呼ばれる構造です。この超イオン氷が海王星や天王星の地下深くに存在している可能性を科学者たちが指摘しています。続きを読む……
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超音波ビームで「がん治療薬を脳に送り込む」治療法が登場

従来のモノクローナル抗体治療では効果が見込めなかった脳内のがんについて、新たに「MRIと超音波ビームでモノクローナル抗体を脳に送り込む」という治療法が登場しました。続きを読む……
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偽薬で症状が改善する「プラセボ効果」では脳で何が起こっているのか?

本物の薬のように見えて実際は有効成分が全く含まれていない偽物の薬をプラセボ(偽薬)と呼び、有効成分が含まれていないはずの偽薬を飲むことで症状の改善が見られる「プラセボ効果」があるといわれています。このプラセボ効果が発生している最中の脳活動を観察する実験を、シドニー大学医学部の研究チームが発表しました。続きを読む……
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「地球外生命体が発見された時に踏む手順」を整備すべきとNASAの科学者が主張

これまで地球外生命体が確実に存在する証拠は発見されていませんが、多くの科学者が「地球外生命体は存在する可能性が高い」と考えています。アメリカ航空宇宙局(NASA)の主任研究員であるジェームズ・グリーン氏らの研究チームは、「地球外生命体の存在を追究する研究の枠組み」をあらかじめて決めておくべきだと主張しています。続きを読む……
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1000年前の「黄金のマスク」に人間の血が塗られていたことが判明

1990年代初頭、南米・ペルーで約1000年前の墓が発掘され、中から黄金のマスクをつけた頭蓋骨が発見されました。この黄金のマスクは赤く塗られており、長らく原料が不明のままだったのですが、最新の分析により、原料に人間の血液が含まれていることが判明しました。続きを読む……
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致死性の病原菌入りアロマスプレーがスーパーマーケットや通販で販売されていた

アメリカでは2021年3月から7月にかけて、類鼻疽(るいびそ)という主に東南アジアを中心に流行する感染症の患者が4人発生し、そのうち2人が死亡しました。アメリカ在住で直近の渡航歴もない人々が類鼻疽を発症した経路を調査したアメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、「大手スーパーチェーンのウォルマートで販売されていたアロマスプレー」に類鼻疽菌が含まれていることを突き止めました。続きを読む……
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新型コロナウイルスは「脳の血管」を詰まらせて脳にダメージを与えるという研究結果

これまでにも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は脳に影響を与えていることを示唆する研究結果がたびたび発表されてきましたが、フランス・スペイン・ドイツの共同研究チームが新たに「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は脳の内皮細胞にダメージを与える」という研究結果を発表しました。続きを読む……
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水についての科学的知識5選

地球表面積の7割を占める水は、我々人間を含めたすべての生物に欠かせない資源です。そんな水についての豆知識を5つ、カリフォルニア大学バークレー校の化学教授であるリチャード・セイカリー氏が解説しています。続きを読む……
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宇宙から撮影した地球の写真に写った「謎の青い怪光」の正体とは?

2021年10月8日、宇宙飛行士のトーマス・ペスケ氏がTwitterに投稿した「国際宇宙ステーションからヨーロッパ上空を撮影した写真」に、青い謎の光が写ったことが話題となりました。この青い光の正体について、科学系ニュースサイトのScience Alertが解説しています。続きを読む……
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冥王星の大気がどんどん薄くなっていることが判明

2018年8月15日に冥王星が太陽の前を通過したとき、サウスウエスト研究所(SwRI)の天文学者チームがアメリカとメキシコの複数地点で、太陽に重なる冥王星の大気を観測しました。このえんぺい現象から冥王星の希薄な大気を測定することで、冥王星が太陽から遠く離れていくにつれて、大気が表面に再凍結することを示す有力な証拠を発見したとサウスウエスト研究所は報告しています。続きを読む……
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木材を通常の23倍硬くする加工方法が誕生、ステンレスのナイフより3倍切れる木製ナイフが作成可能に

材料科学関連の査読付き科学誌であるMatterで2021年10月20日に発表された論文の中で、木材を従来の23倍硬くする加工方法が発表されました。この方法で加工された硬化木材を用いてナイフを作れば、ステンレススチール製のナイフよりも3倍切れ味が鋭いナイフが完成します。続きを読む……
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限りなく絶対零度に近い「宇宙で最も寒い場所」が地球上に作られる、実験室内で観測された最低温度を塗り替える新記録

ドイツの研究チームが2021年8月に、絶対零度である-273.15度に非常に近い「38ピコケルビン(1兆分の38度)」まで物質を冷却する実験に成功したと発表しました。この温度は、それまで研究者らが実験室内で作り出したどの低温状態よりも低いことから、研究チームは「宇宙で最も寒い場所の1つ」と呼んでいます。続きを読む……
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なぜストレスを受けた時の記憶はなかなか消えてくれないのか?

人は毎日の散歩の記憶はすぐに忘れてしまいますが、就職面接などのストレスを感じた状況については、なかなか忘れないもの。なぜストレスを感じた経験は長期間にわたって記憶に残り続けるのかを、ドイツの研究チームが「人に面接でストレスを与えて脳の活動を観察する」という方法から明らかにしました。続きを読む……
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