脳に電気刺激を与えることで記憶力が向上するという研究結果

2日前の晩ご飯を思い出せなかったり、試験のために必死に覚えたはずの言葉を思い出せなかったりと、人間は記憶したものを忘れてしまうことがしばしばあります。イギリスの研究者らは、記憶力の向上に「脳の特定の部位に電気刺激を与えることが有効」である可能性を示し、論文を発表しました。続きを読む……
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「冷たいシャワー」が病気を減らすとの研究結果、減量やメンタルヘルス改善の効果も

日本には、精神統一や健康などを目的に滝の水を浴びる滝行という修行があります。わざわざ滝に打たれなくても、家で冷たいシャワーを浴びたり水風呂に入ったりするだけで健康上のさまざまな効果が得られるということが、複数の研究により分かってきました。続きを読む……
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「新型コロナへの感染による免疫とワクチンによる免疫の違い」が判明、一体どちらの免疫の方が強力なのか?

「新型コロナウイルスに感染すると強力な免疫を得られる可能性がある」とするプレプリントの論文がある一方で、専門家は「過去に新型コロナウイルスに感染していたとしても、ワクチン接種を受けるべき」と話しています。そんな中、新型コロナウイルスの3800種類以上もの変異をシミュレーションした研究により、ウイルスへの感染で獲得した免疫とワクチン接種で獲得した免疫との間には大きな違いがあることが確かめられました。…
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「体の内側からのシグナル」が外観や体形などの自己イメージに大きな影響を与えているとの研究結果

お風呂に入った時などに、鏡に映った自分の体に不満を持った経験がある人は少なくないはず。特に、おなかのたるみや手足の太さといった体形は、多くの人にとって悩みの種です。このような体形や体重へのこだわりには、「脳と内臓の間にあるつながり」が大きく関わっていることが、新たな研究により示されました。続きを読む……
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「抗生物質が大腸がんの発生リスクを高める可能性」が4万人以上のがん患者を対象にした大規模調査で示される

抗生物質は人間にとって有害な細菌を殺したり、増殖を抑制したりする目的で処方されますが、近年では抗生物質が効かない耐性菌(スーパーバグ)の登場が問題視されているほか、抗生物質が大腸がん(結腸がん・直腸がん)の発生リスクを増加させる可能性も複数の研究で示されています。新たに医学誌のJournal of the National Cancer Instituteに発表された論文では、スウェーデンの4万人…
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自身に「生まれる前に消えた双子の兄妹」がいたか否かはDNAをチェックすることで確認できる

一卵性双生児は分裂して2つの胚を生み出す卵細胞に由来するものです。この2つの胚は発育過程で1つが消滅するケースがあり、その場合は1人の赤ん坊だけが生まれることとなります。この現象を「バニシングツイン」と呼ぶのですが、最新の研究によると、DNAには一卵性双生児として生まれた胚であるか否かを確認するための情報が記されており、自身に消えた双子の兄妹がいたかを確認することができるとのことです。続きを読む….
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武漢の新型コロナ患者の約半数は1年たっても症状が続いていることが判明

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は症状が長期にわたって持続する「Long COVID(ロングCOVID)」の発生が報告されており、アメリカでは何百万人もの人々が永続的に後遺症を抱えることで、社会全体の経済的負担が増加すると危惧されています。ロングCOVIDについてはまだ多くの点が解明されていませんが、新たな調査では、武漢の感染者の約半数が感染から1年経過しても症状を呈していることが示さ…
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人間は130歳まで生きられることが判明、ただし運次第

人間の寿命の限界を導こうとする研究は数多く行われており、これまでに「人間の寿命は115歳で頭打ちする」「人間の寿命は120~150歳が限界」「人間は105歳を超えると死ににくくなる」といった研究結果が報告されています。新たに、スイス連邦工科大学ローザンヌ校で統計学教授を務めるアンソニー・デイヴィソン氏が率いる研究チームによって「人間は非常に運が良ければ130歳まで生きられる」とする研究結果が報告さ…
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氷の台座に石が鎮座する日本庭園っぽい自然現象「バイカル禅」の原理が解明へ

ロシア南東部のバイカル湖で冬に発生する「氷の台座の上に石が乗っているかのような現象」は、日本の庭園にちなんで「Zen stone(バイカル禅)」と呼ばれます。バイカル禅がなぜ発生するのかは科学的に不明であったところ、研究者がラボの中でバイカル禅を再現することに成功し、その原理を公開しました。続きを読む……
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極地の氷が解けることで「地殻変動」が起きていることが判明、氷床から数百km以上離れた場所でも

地球温暖化によって北極や南極の氷が解けることは、海面の上昇や極地に生息する動物の生息域が減少するといった問題を引き起こします。新たな研究では、極地の氷が解けることで海の下にある「地殻」が垂直方向だけでなく水平方向にも動いており、それが極地から数百マイル(数百キロメートル)以上離れた場所でも発生することが判明しました。続きを読む……
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新型コロナの感染拡大はマスク着用義務のある学校・ない学校で圧倒的に違うことが調査で示される

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の死者数が1918年のスペインかぜを超えたアメリカでは、学校での対面授業が再開することによって、ワクチンの接種対象とならない子どもを中心に感染が拡大する可能性が懸念されています。アメリカの学校ではマスクの着用義務に反対する動きが大きくなっていることも懸念材料ですが、新たな2つの研究結果から、マスク着用義務のない学校はある学校に比べて圧倒的にCOVID-1…
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運動後の水風呂は筋肉を回復させるのか?

「激しい運動をした後に水風呂に入ることが筋肉の回復を助ける」という話を耳にしたことがある人は多いはず。運動後、氷を入れて水温を10度前後にした冷水風呂に5~10分ほどつかるという「アイスバス」について、運動生理学の専門家が本当に筋肉を回復させて運動パフォーマンスを向上させる効果があるのかどうかを解説しています。続きを読む……
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新型コロナウイルス人工説をあざ笑っていた研究者が「コウモリ由来のコロナウイルスを作成する研究」の助成金を求めていたことが判明

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の起源はいまだにはっきりしておらず、「自然なウイルス変異によって発生した」とする説と、「人為的に生み出された」という説の両方が可能性として考えられます。後者の「人為的に生み出された」とする説は一度は陰謀論として片付けられていたのですが、2021年に入って再調査が行われてきました。そんな中、「人為的に生み出された」とする説を真っ向から否定してた研究者が、「研…
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流行の歌が「感染するように」はやる過程はウイルスの感染拡大と共通点を持っている

ヒットソングが流行するとき、「伝染するように」もしくは「感染するように」という表現が用いられることがあります。これはあくまで爆発的な広がり方を例えたものですが、2021年9月下旬に発表された研究では、そのような流行をした音楽・曲・歌は実際に、病気の感染拡大と同様のモデルで理解できる多くの共通点があると示されました。続きを読む……
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「月に天文台を作ること」が天文学の進歩にとって重要な理由をNASAの科学者が解説

月は地球から約38万km離れた位置で公転している衛星であり、引力によって潮の満ち引きを生み出したり、自転の速度を緩めたり、地軸の傾きを安定させたりと、さまざまな面で地球に影響を与えています。そんな月に天文台を作るというプロジェクトがNASAによって提唱されており、一体なぜ人類は月に天文台を作ろうとしているのかについて、NASAの科学者が解説しています。続きを読む……
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