毛虫の毒は細胞に穴をあける、研究が進めばがん治療薬などの創薬分野で役立つ可能性

毛虫に刺されて皮膚が腫れ上がった経験がある人は多いはず。新たに一部の毛虫が持つ毒が細胞に穴をあける効果を持っていることが明らかになりました。さらに、毛虫の毒が細菌の毒から進化したものである可能性も浮上しています。続きを読む……
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ペンギンが水中で素早く泳げる理由は特殊な「翼」にあるという研究結果

ペンギンは鳥でありながら水中では非常に速いスピードで泳ぐことが可能であり、中でも南極周辺に生息するジェンツーペンギンは最高時速35kmにも達します。中国科学院やタイのモンクット王工科大学ラートクラバン校の研究チームが、ペンギンの翼を流体力学的に分析した結果から、「泳いでいる間に翼の角度を変える能力がペンギンの水泳能力にとって重要」だと報告しました。続きを読む……
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母ザルが自分で産んだ赤ちゃんの死体を数日間持ち歩いた後に食べてしまう衝撃的な事例が報告される

一部の動物は人間と同じように仲間の死を悼むことが知られており、野生のゾウが「死んだ子どもを運び続ける」といった行動をとることも報告されています。2020年8月には、チェコの動物園で飼育されていたドリルの母親が赤ちゃんの死体を2日間にわたり持ち運び、その後に死体を食べてしまうという事態が観察されました。この衝撃的な行為について研究者は、共食いには生殖上の利点があるかもしれないと説明しています。続きを…
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カモメは「人間が持っているものと同じ食べ物」を識別して好んで盗むことが実験で判明

「カモメに襲われて食べ物を奪われる」と聞くとまるで漫画やアニメの中の出来事のようですが、実際に海岸や船上で物を食べていると、カモメが手から食べ物を奪っていくことがあります。科学者たちは以前から「なぜカモメは人間の食べ物を奪うのか?」についての研究を行っており、イギリス・サセックス大学の研究チームが発表した新たな研究では、「カモメは2種類の食べ物が目の前にある時、近くの人間が手に持っているものと同じ…
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犬にかまれるリスクは「暑くてスモッグの多い晴れた日」に増えるという研究結果

人間の行動は大気の質や気候によって左右されることが知られており、「気温が上昇すると交通事故や暴力事件が増える」という研究結果や、「大気汚染の悪化が暴力犯罪の増加と相関している」という研究結果が報告されています。学術誌のScientific Reportsに掲載された新たな研究では、大気や気候の影響を受けるのは人間だけではなく、「犬が人間にかみつく可能性」も気温や大気汚染などに関連していることが示さ…
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サメの心臓の中に体長20cm超の「コンゴウアナゴ」が2匹も潜り込む珍しい事例

海の動物の体内に潜む寄生動物というと、小さな線虫や小魚が思い浮かぶ人が多いはず。しかし、1992年に陸揚げされた死んだサメの心臓からは、コンゴウアナゴが2匹も見つかりました。コンゴウアナゴは発見時には死んでいたものの、胃袋からサメの血が検出されたことから、しばらく生きていた可能性があると報告されています。続きを読む……
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犬のフンを路上に放置してはいけない理由とは?

犬のフンを放置すると、悪臭のもとになるだけでなく、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。「なぜ犬のフンを路上に放置してはいけないのか」についてシドニー大学のメリッサ・スターリング氏が解説しています。続きを読む……
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史上最大のサメ「メガロドン」は温血動物だったことが判明

地球上に存在した中で最大の肉食動物のひとつであるメガロドンは、2300万年前に登場し、360万年前に姿を消すまで約2000万年間にわたり地球の海に君臨していた巨大なサメで、体長は少なくとも15メートル、最大で20メートルにも達したとされています。そんなメガロドンの体には周囲の海水より温かい血が流れていたことがわかりました。続きを読む……
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「宿主の寿命を数倍以上に延ばす寄生虫」はどのようにしてアリの寿命を操っているのか?

西ヨーロッパに生息するムネボソアリ属のTemnothorax nylanderiというアリは、サナダムシの一種であるAnomotaenia brevisという寄生虫に感染すると働きアリとしての仕事を辞めてしまい、その他の働きアリと比較して寿命が数倍以上に延びることが知られています。ドイツの研究チームが、そんな「宿主の寿命を延ばす寄生虫」がどのようにアリの寿命を操っているのかについての新たな論文を、…
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砂まみれの草を食べる「牛の歯」が一体なぜすり減らないのかが判明

「古代エジプトのミイラの歯がよくすり減っているのは、石臼でひいた麦のパンに混じった砂で歯が削れてしまったせいだろう」という(PDFファイル)説があるように、食べ物に含まれる砂や小石は歯の天敵です。ところが、砂や泥ごと草を食べてから、定期的に口の中に戻して歯でかみ直す反すうを行う牛などの反すう動物は、他の草食動物より歯が摩耗しないようになっていることが知られています。牛の歯の健康には、特殊な胃の働き…
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なぜ「仲間の死体を見たハエ」は老化が加速して早死にしてしまうのか?

親しい人が亡くなったり著名人の訃報に触れたりして気分が落ち込み、体調を崩してしまったという経験がある人は多いはず。同様の現象は人間以外の動物でも見られるそうで、「仲間の死体を見ると老化が加速して早死にしてしまうハエ」についての研究結果が、生物学の査読付き学術誌・PLOS Biologyに掲載されました。続きを読む……
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タコは自分のRNAを書き換えることで水温の変化に適応しているという研究結果

変温動物であるタコは体温調節の機能を体内に備えていません。そのためタコの脳は、水温の変化に対して常に危険にさらされています。しかし非常に高い知能を持つタコは水温の変化に応じて、神経細胞のRNAをその場で書き換える機能を備えています。その結果タコは水温の高低に対応しているという研究結果が、シカゴ大学海洋生物学研究所のジョシュア・ローゼンタール氏らの研究チームによって示されました。続きを読む……
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ワニが「処女懐胎」した事例が初めて報告される

動物園で飼育されていたメスのワニが、オスと接触することなく卵を産んだことが初めて確認されたとの論文が発表されました。まるでクローンのように親とほぼ同じ遺伝子を持った子どもが生まれてくるこの単為生殖の事例は、同じ祖先を持つ恐竜の繁殖方法を知る上で重要な洞察をもたらすと研究者らは指摘しています。続きを読む……
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手術しなくてもメスのネコの避妊ができる注射が開発される、野良ネコの殺処分減少に期待

望まない妊娠、出産の予防や性ホルモンに関連する病気の予防のために、ペットに対して不妊治療が施される場合があります。不妊治療の際には、卵巣と子宮を外科的手術によって取り除く不妊手術が広く行われていますが、子宮や卵管の働きを抑制するホルモンをメスのネコに注射するという、従来の不妊手術に代わる安全で効果的な方法をマサチューセッツ総合病院の研究チームらが発明しました。続きを読む……
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メンタルヘルスを改善させるにはどんな観葉植物を選ぶべきなのか?

世界保健機関(WHO)は世界中の成人の約5%がうつ病に苦しんでいると推定しており、ストレス・うつ病・不安障害などのメンタルヘルスの問題は深刻です。そこで、イギリス・レディング大学の博士研究員であるジェニー・バーガー氏は、「どのような観葉植物が最もメンタルヘルスの改善に役立つのか」を調べる研究を行いました。続きを読む……
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