犬にかまれるリスクは「暑くてスモッグの多い晴れた日」に増えるという研究結果

人間の行動は大気の質や気候によって左右されることが知られており、「気温が上昇すると交通事故や暴力事件が増える」という研究結果や、「大気汚染の悪化が暴力犯罪の増加と相関している」という研究結果が報告されています。学術誌のScientific Reportsに掲載された新たな研究では、大気や気候の影響を受けるのは人間だけではなく、「犬が人間にかみつく可能性」も気温や大気汚染などに関連していることが示さ…
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サメの心臓の中に体長20cm超の「コンゴウアナゴ」が2匹も潜り込む珍しい事例

海の動物の体内に潜む寄生動物というと、小さな線虫や小魚が思い浮かぶ人が多いはず。しかし、1992年に陸揚げされた死んだサメの心臓からは、コンゴウアナゴが2匹も見つかりました。コンゴウアナゴは発見時には死んでいたものの、胃袋からサメの血が検出されたことから、しばらく生きていた可能性があると報告されています。続きを読む……
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犬のフンを路上に放置してはいけない理由とは?

犬のフンを放置すると、悪臭のもとになるだけでなく、さまざまな健康被害を引き起こす可能性があります。「なぜ犬のフンを路上に放置してはいけないのか」についてシドニー大学のメリッサ・スターリング氏が解説しています。続きを読む……
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史上最大のサメ「メガロドン」は温血動物だったことが判明

地球上に存在した中で最大の肉食動物のひとつであるメガロドンは、2300万年前に登場し、360万年前に姿を消すまで約2000万年間にわたり地球の海に君臨していた巨大なサメで、体長は少なくとも15メートル、最大で20メートルにも達したとされています。そんなメガロドンの体には周囲の海水より温かい血が流れていたことがわかりました。続きを読む……
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「宿主の寿命を数倍以上に延ばす寄生虫」はどのようにしてアリの寿命を操っているのか?

西ヨーロッパに生息するムネボソアリ属のTemnothorax nylanderiというアリは、サナダムシの一種であるAnomotaenia brevisという寄生虫に感染すると働きアリとしての仕事を辞めてしまい、その他の働きアリと比較して寿命が数倍以上に延びることが知られています。ドイツの研究チームが、そんな「宿主の寿命を延ばす寄生虫」がどのようにアリの寿命を操っているのかについての新たな論文を、…
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砂まみれの草を食べる「牛の歯」が一体なぜすり減らないのかが判明

「古代エジプトのミイラの歯がよくすり減っているのは、石臼でひいた麦のパンに混じった砂で歯が削れてしまったせいだろう」という(PDFファイル)説があるように、食べ物に含まれる砂や小石は歯の天敵です。ところが、砂や泥ごと草を食べてから、定期的に口の中に戻して歯でかみ直す反すうを行う牛などの反すう動物は、他の草食動物より歯が摩耗しないようになっていることが知られています。牛の歯の健康には、特殊な胃の働き…
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なぜ「仲間の死体を見たハエ」は老化が加速して早死にしてしまうのか?

親しい人が亡くなったり著名人の訃報に触れたりして気分が落ち込み、体調を崩してしまったという経験がある人は多いはず。同様の現象は人間以外の動物でも見られるそうで、「仲間の死体を見ると老化が加速して早死にしてしまうハエ」についての研究結果が、生物学の査読付き学術誌・PLOS Biologyに掲載されました。続きを読む……
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タコは自分のRNAを書き換えることで水温の変化に適応しているという研究結果

変温動物であるタコは体温調節の機能を体内に備えていません。そのためタコの脳は、水温の変化に対して常に危険にさらされています。しかし非常に高い知能を持つタコは水温の変化に応じて、神経細胞のRNAをその場で書き換える機能を備えています。その結果タコは水温の高低に対応しているという研究結果が、シカゴ大学海洋生物学研究所のジョシュア・ローゼンタール氏らの研究チームによって示されました。続きを読む……
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ワニが「処女懐胎」した事例が初めて報告される

動物園で飼育されていたメスのワニが、オスと接触することなく卵を産んだことが初めて確認されたとの論文が発表されました。まるでクローンのように親とほぼ同じ遺伝子を持った子どもが生まれてくるこの単為生殖の事例は、同じ祖先を持つ恐竜の繁殖方法を知る上で重要な洞察をもたらすと研究者らは指摘しています。続きを読む……
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手術しなくてもメスのネコの避妊ができる注射が開発される、野良ネコの殺処分減少に期待

望まない妊娠、出産の予防や性ホルモンに関連する病気の予防のために、ペットに対して不妊治療が施される場合があります。不妊治療の際には、卵巣と子宮を外科的手術によって取り除く不妊手術が広く行われていますが、子宮や卵管の働きを抑制するホルモンをメスのネコに注射するという、従来の不妊手術に代わる安全で効果的な方法をマサチューセッツ総合病院の研究チームらが発明しました。続きを読む……
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メンタルヘルスを改善させるにはどんな観葉植物を選ぶべきなのか?

世界保健機関(WHO)は世界中の成人の約5%がうつ病に苦しんでいると推定しており、ストレス・うつ病・不安障害などのメンタルヘルスの問題は深刻です。そこで、イギリス・レディング大学の博士研究員であるジェニー・バーガー氏は、「どのような観葉植物が最もメンタルヘルスの改善に役立つのか」を調べる研究を行いました。続きを読む……
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人間は他の霊長類よりも「パンドラの箱」を開けたがることが実験で示される

「開けてはならないもの」という意味でよく用いられるパンドラの箱とは、ギリシア神話に登場する人類最初の女性・パンドラが「決して開けてはならない」と言われていた箱を好奇心から開けてしまい、さまざまな災いがこの世に飛び出したというエピソードに基づく言葉です。人間は好奇心によって良いことも悪いことも引き起こしますが、霊長類と人間の幼児を対象にした伏せたカップを開けさせる実験で、「人間は他の霊長類よりも中身…
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人間を殺すこともある危険な毒グモが出す毒はシチュエーションによって成分が変わるという研究結果

オーストラリアに生息する毒グモのグループであるジョウゴグモ科(Australian funnel-web spider)は、霊長類にとって致命的な毒を持っていることが知られており、かまれた人間が死亡する事例も報告される危険な毒グモです。そんなジョウゴグモ科の毒グモがさまざまなシチュエーションで分泌した毒を分析した研究で、一部の毒グモは「自分が置かれている状況」によって毒の成分が変わることが判明しま…
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ニワトリの「ソニック・ヘッジホッグ遺伝子」を活性化することで脚から羽毛を生やすことに成功

生物の四肢の発生には「ソニック・ヘッジホッグ」と呼ばれる遺伝子が大きく関わっています。ジュネーヴ大学の研究チームは、ニワトリのソニック・ヘッジホッグ遺伝子を発現させることで本来はうろこ状の皮膚で覆われた脚から羽毛を生やすことに成功しました。続きを読む……
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「なぜ虫は光に引き寄せられてしまうのか?」がハイスピードカメラを使った研究で解明される

日本には「飛んで火に入る夏の虫」ということわざがあるほか、シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」やヒンドゥー教の叙事詩「バガヴァッド・ギーター」といった古典の中でも詩人たちが語ってきたように、虫たちが火や明かりに引き寄せられることは昔からよく知られてきました。それにもかかわらず、その理由はこれまではっきりとは分かっていませんでしたが、ハイスピードカメラによる観察でついに解明につながる大きなヒントが…
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