なぜパンダは「ウマのうんち」を体に塗りたくるのか?

ジャイアントパンダは愛くるしい外見で人気が高い動物ですが、中国の一部地域に住む野生のジャイアントパンダは「ウマの糞便を体に塗りたくる」という奇妙な行動を取ります。一体なぜ野生のジャイアントパンダがウマの糞便を体に塗るのかについて、中国の研究チームが研究を行いました。続きを読む……
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競馬の短距離レースで勝つための理想的な戦略を算出する初の数学的モデルが作られる

競走馬は1頭ごとにスピードもスタミナも心肺能力も異なります。レースで勝つために、どうレースの中でペースをつかんで折り合いを付けるか、騎手と調教師は何世紀にもわたり、経験や前走までのデータ、そして直感に基づいて計画を立ててきました。しかし、パリの社会科学高等研究学校(EHESS)の数学者が、戦略を算出するための初めての数学的モデルを作ったことを発表しました。このモデルを用いれば、理論的には、個々の馬…
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人間がいなければ「飛べない鳥」が世界には今の4倍はいたとの研究結果

イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の生物学者らが2020年12月に発表した研究により、過去12万年の間に166種の「飛べない鳥」が人類に滅ぼされていたことが分かりました。これに対し、現存する飛べない鳥はわずか60種しかいないことから、研究者は「人間が絶滅に追い込まなければ、世界には飛べない鳥が今の4倍はいた」と指摘しています。続きを読む……
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大規模な駆除作戦を生き延びたネズミの「駆除されにくい性格」は次の世代に受け継がれるのか?

生存力の強いハツカネズミなどの動物は外来種として生態系を乱すことがあるため、たびたび大規模な駆除作戦が実施されます。そんな駆除作戦を生き延びたネズミの「慎重で捕まりにくい性格」が次の世代に受け継がれるのかどうか、実験して確かめた結果が発表されました。続きを読む……
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150年間昆虫学者を悩ませてきた「虫はどうやって羽を手に入れたのか?」という謎の一端が明らかに

1870年、ドイツの解剖学者であるカール・ゲーゲンバウアー氏が「カゲロウのような水生昆虫の腹部にあるエラが最終的に羽に進化した」と初めて提唱しました。それから150年間にわたり、科学者たちは「昆虫はどうやって羽を手に入れたのか?」について研究しており、その中でさまざまな理論が提唱されてきたのですが、2020年12月1日に学術誌のNature Ecology&Evolutionに掲載された論文により…
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トカゲだけでなくワニも尻尾を再生できることが判明

トカゲが自切や外敵からの攻撃で尻尾を失っても、再生させることが可能なのはよく知られています。しかし、トカゲよりもはるかに巨大なは虫類であるワニも、尻尾を再生させる能力を有していることが研究により明らかになりました。研究者らは、この発見が人間の再生医療にも活用できるのではないかと期待しています。続きを読む……
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爆薬の臭いを検出するために「サイボーグ化したバッタ」を用いる試み

動物の優れた嗅覚を応用する試みは数多く行われており、臭いを頼りに行方不明者を探す警察犬や空港で麻薬の密輸をチェックする麻薬探知犬、さらに地雷を嗅ぎ分けて除去処理を助ける地雷探知犬や地雷探知ネズミも存在しています。アメリカ・ワシントン大学の研究チームが行った研究により、「サイボーグ化したバッタの嗅覚を利用して爆薬の臭いを検出する試み」が進展したと報じられています。続きを読む……
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ホモ・サピエンスとネアンデルタール人では得意な「物の握り方」に違いがあったと研究者が主張

約40万年前に出現した人類の一種・ネアンデルタール人は、壁画を描いたり、埋葬を行ったりと高い文化を持っていただけでなく、現生人類であるホモ・サピエンスと交配していたこともわかっています。そんなネアンデルタール人とホモ・サピエンスの違いについて、親指の骨に着目した新たな研究で「得意な物の握り方」に違いがあったと研究者が主張しています。続きを読む……
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「生体鉱物アーマー」を持つ昆虫が発見される

アリはかなり組織化された生物であり、社会性の高い昆虫として知られています。時に大規模な戦争を起こすことでも知られるアリですが、新たな研究では、ハキリアリが自ら生み出した「生体鉱物アーマー」をまとっていることが発表されていました。昆虫界でミネラルを硬化させたボディーアーマーを装着している生物の例は、これが初めてとのことです。続きを読む……
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日本のコウモリから新型コロナウイルスの近縁種が何年も前に発見されていたことが判明

2020年に世界中で猛威を奮った新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の近縁種がキクガシラコウモリ属のコウモリから、日本では2013年に、カンボジアでは2010年に検出されていたという研究結果が報告されました。SARS-CoV-2はキクガシラコウモリ由来のウイルスであるという可能性がかなり高くなったと大手学術誌のNatureが報じています。続きを読む……
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ラクダのコブに貯蔵されているのは「水」ではない、ラクダが過酷な砂漠での暮らしに耐えるメカニズムとは?

「ラクダは1度に100リットル以上の水を飲み、その後水を飲まずに何日も耐えることが可能」と聞くと、つい背中のコブに水が蓄えられているとイメージしてしまう人もいるはず。科学系ニュースメディアのLive Scienceが、ラクダのコブには何が入っているのかという疑問の答えや、過酷な砂漠に適応したラクダの生態について解説しています。続きを読む……
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アリは「自分自身が分泌する酸を飲んで体内の雑菌を殺す」という研究結果

アリが主に攻撃に使用すると考えられてきた蟻酸(ギ酸)について、「ギ酸をなめることでアリは体内の有害な微生物を殺している」という新たな研究結果が発表されました。続きを読む……
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コツメカワウソは友だちの姿を見てパズルの解き方を学習することができる

持ち前の愛くるしさと、手先の器用さで動物園の人気者となっているコツメカワウソには、「1度解いたことがあるパズルを長期間覚える記憶力」や、「他のコツメカワウソの様子を見てパズルの解法を学習する能力」があることが、実験により判明しました。コツメカワウソがこのような能力を持っているということは、絶滅の危険にさらされている野生のカワウソを保全する上で良いニュースだと、研究者は指摘しています。続きを読む…..
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「植物由来のインフルエンザワクチン」が登場、大規模な臨床試験でも効果が確認される

毎年冬になると流行するインフルエンザから身を守るため、秋になるとインフルエンザワクチンを接種する人も多いはず。「植物由来のインフルエンザワクチン」を開発したカナダの研究チームが、世界で初めて大規模な臨床試験を行ってワクチンの効果を確認したと報告しました。続きを読む……
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牛は「直接人間に話しかけられる」ほうが録音再生された声より好き

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により直接会いに行くことができず、電話やZoomでしか遠くに住んでいる家族や友人と話せないという人の中には、「やっぱり直接会って話をしたい」と思っている人も多いはず。牛を対象に行われたオーストリアの研究により、牛も「スピーカーからの声より、直接話しかけられた声の方を好む」ということが判明しました。続きを読む……
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