カモノハシは遺伝子的に哺乳類でもあり鳥類でもありハ虫類でもあった

「毒のトゲや蛍光色に光る毛皮をもつ」「性染色体が10本ある」「汗をかくように母乳を分泌する」など、あまりにも奇妙な特徴を兼ね備えるカモノハシのゲノム(塩基配列)地図が発表されました。続きを読む……
紹介カモノハシは遺伝子的に哺乳類でもあり鳥類でもありハ虫類でもあったの続きを読む

研究者が「キツネザルの一種が長期にわたる宇宙旅行のカギを握っている」と考える理由とは?

近年は世界的に宇宙開発が活発化しており、NASAが2024年までの有人月面着陸を目指すアルテミス計画を推進しているほか、有人火星探査も現実味を帯びています。人類の宇宙進出が進む中、カールトン大学の研究者らは「長期にわたる宇宙旅行のカギを握っている」として、キツネザルの一種であるハイイロネズミキツネザルに着目しています。続きを読む……
紹介研究者が「キツネザルの一種が長期にわたる宇宙旅行のカギを握っている」と考える理由とは?の続きを読む

クモは「カエルを捕らえるためのワナ」を作っているかもしれない

地球上の至るところに生息しているクモは、昆虫だけでなく小型の鳥や哺乳類まで捕食することが可能であり、「世界中のクモの年間捕食量は地球上の全人類の体重より重い」との研究結果もあります。新たに科学誌のEcology and Evolutionに掲載された論文では、研究者らが「クモがカエルを捕らえるために作ったワナ」らしき構造物を発見したと報告されています。続きを読む……
紹介クモは「カエルを捕らえるためのワナ」を作っているかもしれないの続きを読む

「発情期を終えるとメスが立派な男性器を持つ」というモグラの不思議な生態が解明される

絵本やアニメなどではかわいらしいキャラクターにデフォルメされることも多いモグラですが、現実では地下で激しい縄張り争いを繰り広げています。そんなモグラのメスは、発情期以外はオスのような体を持つことがわかっており、モグラのゲノムを解析した結果、性転換のメカニズムが解明されました。続きを読む……
紹介「発情期を終えるとメスが立派な男性器を持つ」というモグラの不思議な生態が解明されるの続きを読む

キノコが人類を救うカギとなるとの主張

アメリカの菌類学者であるポール・スタメッツ氏は、ドラマ「ハンニバル」や「スタートレック:ディスカバリー」に同氏にちなんだキャラクターが登場するほど著名なキノコの研究者です。そんなスタメッツ氏が研究している「キノコで地球環境を救う方法」を、生物学者で作家のマーリン・シェルドレイク氏が科学雑誌のNautilusで解説しました。続きを読む……
紹介キノコが人類を救うカギとなるとの主張の続きを読む

カモメは「学校のお昼休み」を狙って食べ物を盗みに来ることが証明される

学校の給食や購買部で売っているパン、親が作ってくれたお弁当が好きだったという人の中には、毎日昼休みを心待ちにするという学生生活を送っていた人も多いはず。しばしば人の手から食べ物を奪い取ることで知られているカモメを追跡する実験により、カモメも人間の学校の昼休みを楽しみしていることが判明しました。続きを読む……
紹介カモメは「学校のお昼休み」を狙って食べ物を盗みに来ることが証明されるの続きを読む

ラマが体内で新型コロナウイルスの抗体として期待できるナノボディ「NIH-CoVnb-112」を生成することが明らかに

ラクダやアルパカ、ラマといったラクダ科の哺乳類は体内で標的抗原に結合する「ナノボディ」を生成することで知られています。そして新たに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対して有効であることが期待できるナノボディ群「NIH-CoVnb-112」を、ラマが体内で生成することを研究者が発見しました。続きを読む……
紹介ラマが体内で新型コロナウイルスの抗体として期待できるナノボディ「NIH-CoVnb-112」を生成することが明らかにの続きを読む

ハエを操作して「胞子を散布するドローン」にしてしまう菌類が発見される

デンマーク・コペンハーゲン大学の研究チームが、同国のハエから見つかった新種の真菌についての論文を発表しました。この研究により、生きたハエを体の内側からむさぼり食い、胞子をバラまくための道具にしてしまうという恐るべき生態を持った菌類2種の存在が明らかとなりました。続きを読む……
紹介ハエを操作して「胞子を散布するドローン」にしてしまう菌類が発見されるの続きを読む

科学者たちが「雨が降ると川のギンザケが大量死する」という謎を20年かけて解き明かす

北部太平洋地域に生息するギンザケは淡水の川で生まれ、1~2年を川で暮らしてから海に下り、産卵する時期になると再び河川に戻ってくる降海型の魚です。アメリカ・ワシントン州で発生した「雨が降ると河川のギンザケが大量死してしまう」という謎を調査した研究者らが、およそ20年越しにその原因を突き止めました。続きを読む……
紹介科学者たちが「雨が降ると川のギンザケが大量死する」という謎を20年かけて解き明かすの続きを読む

自分のエサとなる藻類を養殖するためにエビを家畜化する魚が見つかる

人間はさまざまな野生動物を家畜化してきましたが、動物を家畜にするのは人間だけではないことが明らかになりました。スズメダイ科のStegastes diencaeusという魚は、藻類を養殖するためにエビを家畜のように扱うことが明らかになっており、これは人間以外の脊椎動物が他の生き物を家畜化する初めての事例であると研究者は報告しています。続きを読む……
紹介自分のエサとなる藻類を養殖するためにエビを家畜化する魚が見つかるの続きを読む

新生物はアマゾンではなく砂漠や山頂など「不毛な場所」で生まれて多様化する

アマゾンの熱帯雨林は生物の多様性の宝庫とみなされていますが、新たな研究で、アマゾンのように多様な生物がみられる「ホットスポット」よりもそもそも生物が少ない「コールドスポット」の方が実は新生物の進化と多様化を促すと発表されました。続きを読む……
紹介新生物はアマゾンではなく砂漠や山頂など「不毛な場所」で生まれて多様化するの続きを読む

ミツバチは「動物の糞」を巣の周りに塗ってスズメバチから身を守ることが判明

高い情報処理能力を持っているミツバチは、身につけた技術を別の個体に教えたり、数字の概念を記号と結びつけて認識したりできることが知られています。そんなミツバチの脅威となるのが比較的大型で攻撃性が高いスズメバチの仲間ですが、新たな研究で「ミツバチは動物の糞を巣の周りに塗ってスズメバチから身を守る」ことが明らかとなりました。続きを読む……
紹介ミツバチは「動物の糞」を巣の周りに塗ってスズメバチから身を守ることが判明の続きを読む

なぜパンダは「ウマのうんち」を体に塗りたくるのか?

ジャイアントパンダは愛くるしい外見で人気が高い動物ですが、中国の一部地域に住む野生のジャイアントパンダは「ウマの糞便を体に塗りたくる」という奇妙な行動を取ります。一体なぜ野生のジャイアントパンダがウマの糞便を体に塗るのかについて、中国の研究チームが研究を行いました。続きを読む……
紹介なぜパンダは「ウマのうんち」を体に塗りたくるのか?の続きを読む

競馬の短距離レースで勝つための理想的な戦略を算出する初の数学的モデルが作られる

競走馬は1頭ごとにスピードもスタミナも心肺能力も異なります。レースで勝つために、どうレースの中でペースをつかんで折り合いを付けるか、騎手と調教師は何世紀にもわたり、経験や前走までのデータ、そして直感に基づいて計画を立ててきました。しかし、パリの社会科学高等研究学校(EHESS)の数学者が、戦略を算出するための初めての数学的モデルを作ったことを発表しました。このモデルを用いれば、理論的には、個々の馬…
紹介競馬の短距離レースで勝つための理想的な戦略を算出する初の数学的モデルが作られるの続きを読む

人間がいなければ「飛べない鳥」が世界には今の4倍はいたとの研究結果

イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の生物学者らが2020年12月に発表した研究により、過去12万年の間に166種の「飛べない鳥」が人類に滅ぼされていたことが分かりました。これに対し、現存する飛べない鳥はわずか60種しかいないことから、研究者は「人間が絶滅に追い込まなければ、世界には飛べない鳥が今の4倍はいた」と指摘しています。続きを読む……
紹介人間がいなければ「飛べない鳥」が世界には今の4倍はいたとの研究結果の続きを読む