藻の一種が火星でも光合成を行えるかもしれないとの研究結果、テラフォーミングへの期待が高まる

太陽系の惑星である火星は、以前から人類の移住先としての期待が高まっていました。NASAは2033年までの火星への有人探査を目的として掲げ、民間企業のSpaceXも火星都市建設を計画しています。火星で人類が生活する上で大きな障壁となるのが「大気」ですが、2021年2月16日、科学者たちが「光合成を行うシアノバクテリアが火星でも成長可能だ」とする研究結果を発表しました。続きを読む……
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哺乳類にも「網膜を再生させる遺伝子」が存在することが判明

網膜の損傷は人間が失明する主な原因ですが、一部の魚や両生類では網膜が損傷しても細胞が再生され、元通りに修復されることが知られています。ジョンズ・ホプキンズ大学などの研究チームが魚・鳥・マウスを対象に行った実験により、哺乳類の体にも「網膜を再生する遺伝子」が存在するものの、この能力が不活性化されていることが判明しました。続きを読む……
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ネコの狩猟本能を抑制するには何をすればいいのか?

古くから人間に愛されてきたネコは、トラやライオンと同じく肉食動物であり、野生動物に対して狩りを行うこともあります。近年は外飼いのネコが野生動物の絶滅を加速させていることが問題視されていますが、ネコの狩猟本能を抑えるには、遊ぶ時間を増やしたり、エサの種類を変えたりすることが有効であることが新たな研究で示されました。続きを読む……
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豚もテレビゲームをプレイできることが判明

テレビゲームをプレイするということは「画面に映し出された情報を読み取り」「何が起こっているかを判断し」「報酬を得るために適切な行動を入力する」という一連の行動を瞬時に行うことであり、きわめて高度な知能が求められます。アメリカのパデュー大学の研究チームは、豚がジョイスティックを使ってテレビゲームをプレイすることができたと報告しました。続きを読む……
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「人間でも飢えた男性なら地球の磁場を感じることができる」という研究結果

渡り鳥などの一部の鳥類は地球の磁場(地磁気)を知覚することで正確な方角に飛ぶ能力を有すると知られています。そんな地磁気を知覚する能力について、「人間の男性はブルーライトによって地磁気を検知している」という研究結果が2019年に発表されています。続きを読む……
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なぜ「記憶はRNAに保存される」という説が注目されているのか?

一般的に動物の記憶は、脳のニューロンが結合することによって形成されるシナプスに保存されていると考えられていますが、近年では「記憶はシナプスではなくRNAに保存されている」ことを示唆する研究結果も報告されています。元物理学者でありサイエンス系のブログを運営するスコット・ロックリン氏が、そんな「RNAに記憶が保存されている」という仮説についてまとめています。続きを読む……
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脳にチップを埋め込んだサルが「思考」でビデオゲームをプレイすることに成功したとイーロン・マスクが発言

テスラやSpaceXのCEOであるイーロン・マスク氏は、2017年に人間の脳をAIに接続することを目指すスタートアップ「Neuralink」を立ち上げました。Neuralinkはこれまでに人の脳とAIをつなぐ埋め込みチップ「Link」を発表していますが、マスクCEOは新たに、「Clubhouse」というアプリの中で、脳にチップを埋め込んだサルがビデオゲームを「思考」でプレイすることに成功したと話し…
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サルは人間と同様に「もう回収できないコスト」につられて判断を誤ってしまう

多くの場合、何かを得るためには資金や労力をつぎ込む必要があり、目的を達成すれば費やしたコスト以上のメリットが得られます。もしも「これ以上努力しても十分な利益が得られない」と理解した場合、これまでつぎ込んだコストの回収をあきらめて行為を中断することが正しい判断ですが、人はすでにつぎ込んでしまって回収できない埋没費用(サンクコスト)を気にして正しい判断が下せないことが多いもの。サンクコストを気にして判…
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なぜウォンバットのうんちは四角いのかという謎が少しずつ解き明かされている

オーストラリアに生息する小型の哺乳類「ウォンバット」は毎日100個近くの立方体のうんちを作り出します。この奇妙な形のうんちがどのように作り出されるかという疑問を解消するべく、研究者たちは奮闘を続けています。続きを読む……
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既知のミツバチの4分の1は1990年から生存が確認されていない

植物の花粉を媒介することで、世界中で栽培されている全作物の85%の受粉を助けているというミツバチが、1990年以降急激に種類を減らしていることが、新たな研究により判明しました。ミツバチは人間の農業だけでなく、生態系にも重要な役割を果たしていることから、科学者はミツバチの種の減少に危機感を募らせています。続きを読む……
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ペット用の新型コロナウイルスワクチンは必要なのか?

アメリカやヨーロッパで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が始まっていますが、COVID-19への感染は人だけではなく動物でも確認されています。動物に対するワクチン開発の状況とその必要性について、科学者が社説で見解を述べました。続きを読む……
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世界で始めて発見された恐竜の「お尻の穴」の化石から分かる新事実とは?

ティラノサウルスの完全な骨格が再現されるなど、恐竜の生態については多くの研究が行われていますが、新たに良好な状態の恐竜の「お尻の穴」の化石が発見され、さまざまなことが判明しています。続きを読む……
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「UVライトを照射するとネオングリーンに光るヤモリ」が持つ独特の仕組みとは?

暗闇で光る動物といえばホタルなどが有名ですが、近年ではタスマニアデビル、カモノハシなどでも紫外線を照射すると光ることが確認されています。2021年1月11日に学術誌のScientific Reportsに掲載された「紫外線(UV)ライトを照射するとネオングリーンに光るヤモリ」に関する論文で、ヤモリが光る独特の仕組みについて報告されました。続きを読む……
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30億年以上前の生物を記録した「ストロマトライト」が失われつつある

ストロマトライトは藍藻(シアノバクテリア)類と土砂などの堆積物が何層にも積み重なって形成された岩石です。現代でも積層を続けるストロマトライトがオーストラリアのわずかな水域で生息しているのですが、そんなストロマトライトが滅亡の危機にあるそうです。続きを読む……
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「キノコなどの菌類は植物ではない」とされる3つの理由とは?

菌類(真菌類)はキノコやカビなどを含む生物群であり、現代では動物や植物とは別の界に分類されています。ところが、菌類は分類学の歴史において長年にわたって「植物」として分類されていたそうで、「一体なぜ菌類が植物に分類されたのか?」「なぜ菌類は植物と違うのか?」といった疑問について、ウエストバージニア大学の博士研究員であるブライアン・ラヴェット氏が解説しています。続きを読む……
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