1900万年前にサメの大量絶滅「シャークポカリプス」が起こっていた可能性がある

世界中の海で生息しているサメの進化の歴史は長く、最も古いもので4億5000万年前に生息していた種の化石が確認されています。そんなサメに関して、イエール大学のエリザベス・シベール氏とアトランテック大学のリア・ルーベン氏の研究により、1900万年前に種の70%以上が絶滅していたことが明らかになりました。続きを読む……
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老化と共に減少するタンパク質を増加させてマウスの寿命を23%延ばすことに研究者が成功

多くの人々ができるだけ長生きしたいと考えており、世界中の研究者が寿命を延ばす方法について調査しています。新たに、イスラエルのバル=イラン大学やアメリカ国立衛生研究所などの国際的な研究チームが発表した論文で、加齢と共に減少する1種類のタンパク質の生産量を増加させることにより、マウスの寿命を23%も延ばすことに成功したと報告されました。続きを読む……
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蚊はどうして耳元に頻繁に寄ってくるように感じられるのか?

心地よく寝ようとしているのに耳元で聞こえる「プ~ン」という蚊の羽音には、即座に殺虫剤を手にしたくなるほどの怒りをかき立てられることがあります。一体なぜ蚊はあんなにも的確に耳元を飛んで邪魔をしてくるのか、アリゾナ大学昆虫学教授のマイケル・リーレ氏がその事情を明かしています。続きを読む……
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都市には固有の微生物パターンが存在する、指紋のように微生物から都市を特定することも可能

人間の体内には多様な微生物が存在しており、それぞれの体内から放出される微生物のパターンを調査することで個人を識別可能であることも知られています。6大陸の32カ国にまたがる60もの都市に生息する微生物を調査した新たな研究では、都市にもそれぞれ固有の微生物パターンが存在し、指紋のように微生物から都市を特定することも可能だと判明しました。続きを読む……
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犬のコロナウイルスが人に感染することが判明、危険性はあるのか?

2021年5月20日、オハイオ州立大学の研究チームが2017年~2018年に肺炎を発症していた患者のウイルスを調べたところ、そのウイルスが犬から人間へ感染した新型のコロナウイルスであることが明らかになりました。「CCoV-HuPn-2018」と名付けられたこのウイルスは人間にとって危険性があるものなのか、ケンブリッジ大学のサラ・キャディ氏が解説しています。続きを読む……
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NASAが「クマムシ」や「光るイカの赤ちゃん」を宇宙に打ち上げる予定

アメリカ航空宇宙局(NASA)は現地時間の2021年6月3日、スペースXの商業用打ち上げロケットであるFalcon 9による国際宇宙ステーション(ISS)への第22回貨物補給ミッションを実施する予定です。このミッションではさまざまな科学研究用の物資も補給されることとなっており、新たに驚異的な生命力を持つことで知られる「クマムシ」やハワイ近海に生息する発光イカ「ハワイミミイカ(Euprymna sc…
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キリンが頭を動かしても低血圧で気絶しないのはなぜなのか?

首の長い動物の代表格「キリン」は、脳に血液を送るためにさまざまな身体機能が構築されています。キリンがどのような仕組みで体内の血圧を維持しているのか、いくつかの研究により明らかになっています。続きを読む……
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「酒とタバコが好き」「のんびり屋とせっかちがいる」など魚と人類の意外な5つの共通点

魚は人間とは全く違う環境に生きているため、しばしば異質な生き物だというイメージを持たれますが、近年では魚も飼い主の顔を覚えられることや、鏡で自分を認識できることなど、魚をぐっと身近に感じられるような研究結果が数多く発表されています。そんな魚と人間の間にある意外な共通点を、アメリカ・ポーツマス大学の科学者が5つピックアップして解説しました。続きを読む……
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植物学者は「きれいな花」を研究対象に選びやすいバイアスを持っている

多くの人は地味な花よりも美しい花の方が好きであり、庭の花壇やベランダのプランターに植えるなら色鮮やかな花がいいと考えています。同様の傾向は植物学者の間にも存在するようで、オーストラリア・カーティン大学の植物学者であるキングスリー・ディクソン氏が、「植物学者は見た目がきれいな花を研究対象に選びやすいバイアスを持っている」と指摘しています。続きを読む……
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新型コロナとは別の「新しいコロナウイルス」2種類が動物から人間に感染していたと発表される

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のパンデミックが収束しない中、新たに2種類のコロナウイルスが動物から人間に感染する可能性があるとの研究結果が、相次いで発表されました。イヌとブタという、いずれも人間の身近にいる家畜が感染源になったと見られることから、新たなパンデミックの危険性が指摘されています。続きを読む……
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花粉を媒介させるために「死んだ虫の臭い」を放出する植物が報告される

いくつかの植物は花粉を媒介するために昆虫を利用しており、甘い蜜などをエサにしてミツバチやガなどをおびき寄せています。新たな研究により、甘い蜜ではなく「死んだ虫の臭い」を利用してハエをおびき寄せ、花粉を媒介させている植物が存在することが判明しました。続きを読む……
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クマムシは秒速825メートルの弾丸として射出されても生き残ることが判明

特定の条件下では超高圧や極低温にも耐えられることで知られる「クマムシ」ですが、新たな研究により秒速825mまでの速度であれば、その衝撃に耐えられることが明らかになりました。続きを読む……
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睡眠は脳ができるよりずっと前に進化した

日本と韓国の共同研究チームが行った実験により、中枢神経系さえ持たない単純な水生生物のヒドラも眠りに入ったり、眠りを妨げられた後に寝直したりすることが確認されました。これにより、「生物は脳を獲得するよりはるか前から睡眠を行っていたことが世界で初めて証明された」と、研究チームは発表しています。続きを読む……
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なんと「宿主の寿命を伸ばす寄生虫」が存在する、その異様な寄生とは?

寄生虫が宿主の不安感や脅威に対する不安感を操作することが、これまでの研究で報告されています。しかし、新たな研究では、寄生虫が宿主の寿命を極端に伸ばすケースが報告されました。ムネボソアリの寿命は通常数カ月であるところ、サナダムシに寄生された個体は何年も若々しいまま生き続けることが示されました。続きを読む……
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霊長類から鳥類まで65種の動物が「笑う」という研究結果

「笑い」は不快感を意味する場合もありますが、一般的には「楽しんでいる」という状態を表す人類共通のサインです。こうした「笑う」という動作について、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の自然人類学者が、「霊長類から鳥類まで65種の動物が笑う」という研究結果を新たに発表しました。続きを読む……
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