トマトは「実が虫に食べられた際にも電気的な警告を送っている」という研究結果

これまで植物で確認されてきた「ストレスにさらされた際に生体反応を示す」という性質について、新たにトマトで「果実が虫に食べられそうになると電気的刺激を送る」という現象が確認されました。研究チームは「果実も重要な情報を植物の他の部分と共有できる可能性がある」と解説しています。続きを読む……
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人間の存在によって野生の鹿の「警戒心」が崩壊しているという研究結果

野生の鹿は警戒心が強く、周囲の危険を察知すると即座に逃げ去っていきます。しかし、「人間が頻繁に立ち入る森に生息する鹿の場合はほぼ無警戒に見えるほど警戒心が低い」という調査結果が発表されました。研究者は「人間を絶えず警戒することに疲れてしまい、燃え尽き症候群のような状態になっているのでは」と述べています。続きを読む……
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普段使うベッドは微生物が繁殖しまくっている「シャーレ」のようなもの、どうすれば清潔に保てるのか?

1日の終わりにベッドで毛布にくるまって枕に顔をうずめることは、心身共にリラックスできる至福の時間といえます。ところが、実は人が眠るベッドは多種多様な微生物が繁殖する「ペトリ皿(シャーレ)」のようなものだと、イギリス・ウエストミンスター大学で医療微生物学の講師を務めるマナル・モハメド博士が解説しています。続きを読む……
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犬は「エサをくれた見知らぬ人に恩を返さない」という研究結果

犬は人間と深い関係を持つ動物だと知られており、過去の研究では「苦しんでいる飼い主を助けようとする」「飼い主の苦痛を解消するために行動する」といったことが示されています。ところが、オーストリアの研究チームが発表した新たな論文では、「犬はエサをくれた見知らぬ人に対し、お礼に食べ物をあげようとしない」との実験結果が報告されました。続きを読む……
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現生人類固有の遺伝子はわずか7%だけという研究結果

さまざまな進化を経て誕生した人類は、進化の過程で現生人類であるホモ・サピエンス・サピエンスのほかにもネアンデルタール人やデニソワ人などの旧人類が誕生しています。ホモ・サピエンス・サピエンスは遺伝子の多くが旧人類と共通しており、固有の遺伝子はわずか1.5~7%しか持っていないことが研究により明らかになりました。続きを読む……
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勝ち組の子どもは勝ち組になりやすいことがハイエナの研究から示される

近年、「個人の成功は自らの努力によるものなのか、それとも親や環境に依存しているのか」という疑問に関する議論が数多く行われています。そんな中、バル=イラン大学とミシガン州立大学の合同研究チームがハイエナの社会構造を分析して「子どもの社会的地位は親の社会的地位に依存する」とする研究結果を報告しています。続きを読む……
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カリフラワー特有の「フラクタル構造」が生まれるメカニズムが解明される

カリフラワーやロマネスコのつぼみは数学的に「フラクタル」と呼ばれる性質を持つ形状であることがよく知られています。フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究チームが、カリフラワーのフラクタル構造が発生する遺伝子のメカニズムを解明したという論文を発表しました。続きを読む……
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ムール貝やアサリなど10億匹以上が海岸でゆで上がってしまう

気温40度超えの日が続いていると報告されていたカナダのバンクーバーで、貝類など10億匹以上の海洋生物が熱波の影響により死亡したことが報告されました。この事態で一時的に水質が影響を受けるとみられています。続きを読む……
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オウムやイルカなどの「おしゃべりな動物」に共通する特徴とは?

人間以外にもイルカやコウモリなど音を出すことでコミュニケーションを取る動物は数多く存在しています。そんな「おしゃべりな動物」に共通する特徴や発声のメリット&デメリットについて科学関連メディアのLive Scienceがまとめています。続きを読む……
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脳に埋め込んだ装置で「痛み」を打ち消すことに成功、依存性のない鎮痛法の可能性を開く

「脳に生じた痛みの信号を検出し、それに応じて脳に信号を流して痛みを軽減する」という装置を開発し、マウスでの実験に成功したとの研究結果を、ニューヨーク大学グロスマン医学部の研究チームが発表しました。脳に埋め込んだ装置で痛みを和らげるシステムにより、依存性の少ない鎮痛法の開発やその他の脳に関連する障害の治療に可能性が生まれるとされています。続きを読む……
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恐竜は小惑星衝突の前から衰退の道をたどっていたという研究結果

恐竜はかつて地球上に広く生息していましたが、約6600万年前に直径およそ10~15kmの小惑星が地球に衝突した影響で絶滅したと言われています。ところが、新たな研究結果により、「小惑星が衝突する前から恐竜は衰退し始めていた」可能性が示唆されています。続きを読む……
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遺伝子編集技術「CRISPR-Cas9」の静脈注射による世界初の治療が難病を改善

遺伝子配列の特徴を利用したゲノム編集技術「CRISPR-Cas9」は、がん細胞だけを殺す新種の免疫細胞を作ったり遺伝性眼疾患を治療する研究に役立ったりと、さまざまな研究・医療技術に貢献を果たしています。そんなCRISPR-Cas9による深刻な遺伝性疾患の治療に臨んだ男性の事例を、アメリカ公共放送のナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)が紹介しています。続きを読む……
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猫を飼うことで人の感情や健康に影響する「腸内細菌叢」はどう変化するのか?

ペットの存在は飼い主にさまざな影響を与え、動物と触れ合うことでストレスを軽減することが研究で示されているほか、犬を飼うと心臓発作や脳卒中による死亡リスクが下がるという調査結果も存在します。猫を飼うことが「人の健康に大きく影響する」と考えられている腸内細菌にどう影響するかを調べた新たな研究によって、「猫の飼い主は、猫を飼っていない人と腸内細菌の状態が異なる」ことが示されました。続きを読む……
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ストレスによる白髪はストレス解消で元の色に戻る可能性がある

「ストレスを受けることで放出されるノルアドレナリンがメラニン細胞に影響を与える」というマウスを使った研究結果が明らかにしているように、ストレスによって毛が白くなるというのは実際に起こり得る話です。今回科学者たちが行った新たな研究により、「白くなった髪の毛は元の色に戻る」ことが明らかになりました。続きを読む……
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人間の平均寿命が延びているのは「長生きできる年齢の限界が上がったから」ではないという研究結果

人類の平均寿命は延伸の一途をたどっており、紙面には毎年のように「平均寿命過去最高を記録」という文字が躍っています。こうした報道からは「人類の寿命は延び続けている」という印象を受けますが、計14カ国の科学者からなる合同研究チームが新たに「平均寿命の延伸は早死にする人が減ったことが原因」という研究結果を発表。統計における「数字のマジック」の問題を明らかにしています。続きを読む……
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