いまだに論争が続いている未確認の「地球外生命体の証拠」5選

火星人の遺物ではなく目の錯覚だったことが判明した火星の人面岩など、当初は「地球外生命体の証拠」とされながらも後に否定されてしまった発見は数多く存在しますが、中には未解明のものもあります。火星の微生物の化石と取り沙汰されたミクロサイズの構造物から、星を覆い隠す巨大構造物の存在を匂わせる観測記録までさまざまな「未解明の地球外生命体の証拠」を、宇宙科学の専門家が解説しました。続きを読む……
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イカは「いつ・どこで・どんなエサを食べたのか」を記憶する能力が老化しても衰えないことが判明

自分が経験した出来事に関する記憶は「エピソード記憶」と呼ばれ、時間や場所、その時の感情などを伴うものです。人間においてエピソード記憶の能力は年齢を重ねると共に衰えることが知られていますが、イカを対象にした新たな研究により、イカは「いつ・どこで・どんなエサを食べたのか」といった出来事を記憶する能力が、加齢によって衰えないことが判明しました。続きを読む……
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メスが多いほど子孫を増やせるのに「オスとメスの数が同じくらい」なのは一体なぜ?

人間を含め、有性生殖を行う生き物の中にはオスとメスの比率がほとんど同じものが多く存在します。しかし、少数のオスがいれば多くのメスと繁殖が可能なため、オスはそれほどたくさん必要ないようにも思えます。突然変異がもたらす影響について遺伝子学的に調べた研究により、「子どもを産めないオスがメスと同じくらい生まれるのは一体なぜ?」という疑問の答えが示されました。続きを読む……
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ごく一部の魚だけが体温を保つ能力を獲得した理由とは?

ほとんどの魚は外界の温度によって自身の体温が変化する変温動物ですが、全魚類のわずか0.1%に相当する35種で体温を保つ能力が確認されています。ごくわずかな魚だけが体温を保つ能力を獲得した理由について、ダブリン大学トリニティ・カレッジの魚類学者であるルーシー・ハーディング氏が解説しています。続きを読む……
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類人猿も「こんにちは」「さようなら」とコミュニケーションの開始・終了を合図することが判明

人間は他人と会話などのコミュニケーションを取る時、最初に「こんにちは」、別れ際に「さようなら」とあいさつをします。このあいさつは「他人と共通の目標に向かって協力してコミュニケーションを取るための合図」として「ジョイントコミットメント」と呼ばれ、人間特有の行動とされていました。しかし、イギリスのダラム大学の研究チームが、ボノボやチンパンジーなどの類人猿もジョイントコミットメントを行っていることがわか…
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コウテイペンギンの個体数が99%減少する可能性があるとして絶滅危惧種に指定へ、気候変動の影響で

世界の気候変動は国連事務総長が「人類にとって赤信号」と発言するほどに進行しています。そんな気候変動の影響で南極の氷が溶けることにより、コウテイペンギンが絶滅の危機にひんしていることが報告され、絶滅危惧種に指定する動きが起きています。続きを読む……
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100年以上前から知られていた植物が実は「食虫植物」だったことが判明、葉ではなく茎で虫を捕獲していた

100年以上前から知られており、北アメリカの都市近郊にも広く生息しているオモダカ目チシマゼキショウ科のTriantha occidentalis(western false asphodel)という植物が、実は虫を捕獲して栄養分とする食虫植物であることをウィスコンシン大学マディソン校とブリティッシュコロンビア大学の研究チームが発見しました。Triantha occidentalisは特殊な葉を使っ…
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パンデミックでペットの多くが幸せになった可能性、特にネコ

イヌやネコといったペットは、コンパニオンアニマルとして飼い主の生活の質や幸福度に大きく貢献しているとともに、ペットの幸福もまた飼い主の行動や生活様式から多大な影響を受けています。さまざまなペットの飼い主約5000人にアンケートを実施したイギリスの研究により、2020年から始まった新型コロナウイルスのパンデミックとそれに伴うロックダウンが、ペットの暮らしや幸福度に大きな変化をもたらしたということが判…
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ペットや家畜が新型コロナウイルスの「変異株」を生み出すことはあり得るのか?

2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが生じて以降、COVID-19は犬や猫、果てはゴリラやトラの感染が確認されています。2021年に入ってデルタ株などの強力な変異株の危険性が叫ばれる中、ケンブリッジ大学でウイルス免疫学について研究する獣医のサラ・L・キャディ氏が「ペットや家畜によって新型コロナウイルスが進化することはあり得るのか?」という疑問に答えています。続きを…
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野鳥のためにエサ台を設置しても「不健全な依存状態」には陥らないとの研究結果

野鳥のエサが減る冬の時期には、庭やベランダにエサ台を置いてそこを訪れる鳥の姿を見て楽しむという人もいるはず。一方で、野生動物へエサをやることには「動物が不健全な依存状態に陥ってしまう」と懸念する声もあります。オレゴン州立大学の研究チームが発表した新たな論文では、「冬の間に野鳥のエサ台を設置しても、不健全な依存には陥らない」との結果が示されました。続きを読む……
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キリンの群れにはこれまで知られていなかった「複雑な女性社会」があることが判明

アフリカの大地を悠然と歩くキリンはこれまで、動物学者たちの間で「社会的な動物ではない」と考えられてきました。しかし、キリンの群れに関する膨大なデータを分析した研究により、キリンたちはメス同士の助け合いを中心とする極めて複雑な関係を築いていたことが新たに分かりました。続きを読む……
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地球に豊富な酸素があるのは「地球の自転が遅くなったおかげ」との研究結果、太古の地球は1日6時間しかなかった

人間を含む動物はもとより、光合成で酸素を生み出している植物や微生物も、酸素を吸って二酸化炭素を吐き出す呼吸をして生きています。このように、地球上に息づく生命を支える酸素が現在のように豊富になったのは、「地球の自転が遅くなったため」との研究結果が、科学誌・Natureに掲載されました。続きを読む……
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地球温暖化で牛乳や食用肉の生産量が低下する可能性があると研究者が指摘

地球温暖化などの気候変動は人間の生存を脅かしており、気温上昇が人体のシステムに影響を及ぼして命を危険にさらすと指摘されているほか、熱中症による死者の3人に1人は地球温暖化による気温の上昇が原因という研究結果も出ています。学術誌のThe Lancet Planetary Healthに掲載された体系的なレビューは、地球温暖化が人間だけでなくウシやブタなどの家畜にとっても脅威であることを示しています。…
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犬は「人のウソ」を見破ってウソつきの指示を無視するという研究結果

犬は「お手」や「おすわり」といったさまざまな芸を覚えたり、介助犬や警察犬として人間をサポートしたりと、賢い動物であることが知られています。ウィーン大学の研究チームが発表した新たな論文では、犬は単に人間の指示に従うだけでなく、「人のウソを見破って指示を無視する」ことがわかりました。続きを読む……
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マウスの赤ちゃんは目が開く前から「世界を見ることを夢見ている」かもしれない

赤ちゃんマウスの脳や網膜を調べる研究により、マウスは目が開く前から外界を視認する訓練をしている可能性があることが分かりました。この結果から研究者らは、「哺乳類が生まれてすぐ物を見たり目で追ったりできるのは、生まれる前から視覚が準備されているからではないか」と述べています。続きを読む……
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