酵母を利用して「水と空気からタンパク質とビタミンを作り出すシステム」を研究者が開発

記事作成時点で地球の人口は約81億~82億人といわれており、2080年代半ばには103億人でピークに達する見込みです。これだけの人々を養う食糧生産システムの構築が課題となっている中で、ドイツの研究チームが「微生物に水素・酸素・二酸化炭素だけを与えてタンパク質とビタミンB9(葉酸)を作り出すシステム」を考案しました。続きを読む……
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環境に優しい肉の選択肢として「ヘビ肉」が有望だと科学者が訴える

牛や豚などの肉は人間にとって貴重なタンパク源ですが、畜産は温室効果ガスの主要な排出源のひとつであるため、近年では環境のために肉の消費量を減らしたり、昆虫食に切り替えたりする必要があるという主張も強まっています。そんな中、オーストラリアやベトナムなどの研究チームは、牛や豚などの主要な食肉より環境に優しい代替品として「ヘビ肉」が有望であるという研究結果を報告しました。続きを読む……
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世界初の「乳牛が鳥インフルエンザに感染した事例」がアメリカで報告される、殺菌前の牛乳サンプルでも陽性反応

2021年以降、鳥インフルエンザ(H5N1型インフルエンザ:高病原性鳥インフルエンザ)の世界的な感染拡大が問題となっており、鳥だけでなくヒトやホッキョクグマなどでも感染が確認されています。新たにアメリカ当局が、世界で初めて乳牛が高病原性鳥インフルエンザの陽性反応を示したことを報告しました。続きを読む……
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「生焼けのベーコン」を食べた男性の脳からサナダムシが発見される、カリカリになるまで焼くべしと当局は推奨

豚肉はよく加熱しなければならない食材のひとつですが、ベーコンなら「加熱して食べてください」と書かれていない限りそのまま食べても問題ないとされています。ベーコンを加熱が不十分な状態で食べた男性の脳から寄生虫が発見された事例が、アメリカで報告されました。続きを読む……
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養殖サーモンが10年で8億6500万匹死滅、世界各地で大量死事件が多発

回転寿司のネタや定食の焼き魚として日本人の食卓に上るサーモンの多くは、ノルウェーやチリ、イギリスなどで養殖されたものです。しかし、これらのサーモンの主要な生産地では養殖サーモンの大量死が増加しており、多い時には一度に500万匹以上も死んでいることがわかりました。続きを読む……
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「1万年前に砂漠で生まれたネコがなぜマグロを好むのか?」の謎が科学的に明らかに

ネコと言えば魚好きで知られており、特にマグロを使ったキャットフードやネコ用おやつは大量にあります。ネコを飼っている人でも「愛猫は何となくマグロが好きらしい」と感じている人も多いと思いますが、「なぜネコはマグロが好きなのか?」を研究者が科学的に解き明かしました。続きを読む……
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3年間で80億匹のカニがアラスカの海から消滅、その原因とは?

アメリカのアラスカでカニが以前に比べて90%も激減し、個体数にして10億匹が突然姿を消したため2022~2023年のカニ漁が禁漁に指定されました。専門家が原因究明に向けた調査を進める中、一体何がカニの消失を招いたのかについて科学系ニュースサイトのLive Scienceが考察しています。続きを読む……
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「火星で最初に育てるべき植物」とは何なのか?

マット・デイモン主演の映画「オデッセイ」では、火星に一人ぼっちで取り残された植物学者の主人公が生き延びるためにジャガイモを栽培するシーンがありますが、実際に火星の土壌で植物を栽培するのは至難の業です。そこで、アメリカ・アイオワ州立大学の研究者らが、「取り残されたなどの緊急時ではない場合、火星で最初に育てるべき植物は何か?」を調べた研究結果を発表しています。続きを読む……
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ココナッツジュースが「豚の人工授精」に役立つことが判明

ココヤシの果実に含まれているココナッツジュースは優しい甘みと爽やかな風味があり、カリウム・ナトリウム・マンガンなどの電解質と抗酸化物質が豊富なため人気の高い飲料です。新たに東アフリカ・ウガンダの研究者が、ココナッツジュースが「豚の人工授精」において有用なことを発見したと報じられています。続きを読む……
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なぜ人間は道ばたに生えている雑草や葉っぱのほとんどを食べることができないのか?

ほうれん草やレタスなど、食材として売られている植物の「葉っぱ」は普通に食べられるものの、道端に生えている草や木の葉っぱを採って食べる人はほとんどいません。なぜ道端に生えている草は食べられないのかについて、海外メディアのUrboが植物学者のアシュリー・グレン氏に尋ねています。続きを読む……
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ダニにかまれて「肉アレルギー」になってしまった男性

アレルギーを引き起こす食品と言えばそばや小麦粉、甲殻類などを連想する人が多いかもしれませんが、中には「哺乳類の赤身肉」を食べるとアレルギー症状が出てしまう人もいます。2021年12月に発表された症例報告では、農場労働者の男性が「ダニにかまれた」ことが原因で肉アレルギーになってしまった事例が報告されています。続きを読む……
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アメリカの子どもの半分近くが「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思い込んでいる

アメリカで4~7歳の子どもを対象に行われた調査の結果、「ホットドッグやベーコンは野菜」だと思っている子どもの割合が約40%であるといった、「基本的な食品知識の誤解」があることが判明しました。続きを読む……
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なぜ標本の保管に「アルコール」が使われるのかを専門家が解説、貴重なサンプルを破壊することなく保存するコツとは?

研究室や博物館で見かける、ガラス瓶に入った生物の標本などで、防腐剤としてホルムアルデヒドの水溶液(商標名:ホルマリン)と並んでよく用いられるのがアルコールです。アルコール飲料や手指消毒剤などとしても身近に親しまれているアルコールが数百年間もサンプルを保存できるメカニズムについて、学術系ニュースサイトのLive Scienceが解説しました。続きを読む……
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乳牛を利用せずに「本物と分子レベルで同じタンパク質を持つ乳製品」を生産するスタートアップとは?

以前から大豆を使った豆乳やオーツ麦を使ったオーツミルクなど、植物原料を使用した牛乳の代替品は広く流通していますが、これらは成分の面で牛乳と大きく違います。そこで、アメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くPerfect Dayというスタートアップは、「乳牛を使わずに牛乳と分子レベルで同じタンパク質を持つ乳製品」を製造しているとCNNが報じています。続きを読む……
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