マンモス最後の個体群は徐々に絶滅していったのではなく「謎の事象」によって突如絶滅したことが判明

マンモスの代表的な種であるケナガマンモスは約1万4000~1万年前にほとんどの個体群が絶滅しましたが、一部の個体群はその後も数千年生き続けており、北極海に浮かぶウランゲリ島の個体群は約4000年前まで生き延びていたことがわかっています。新たな研究で、ウランゲリ島の個体群は遺伝的多様性の欠如によって徐々に絶滅したのではなく、「謎の事象」によって突如絶滅したことが明らかになりました。続きを読む……
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かつてはオスの蚊も吸血していたことが3000万年前の化石から判明

蚊が人や動物の血を吸うのは食事のためではなく、産卵期のメスがエネルギーを得たり卵巣を発達させたりするためだと知られています。そのため、「血を吸うのはメスの蚊だけ」というのが常識ですが、レバノンで発見された古い蚊の化石を分析したところ、かつてはオスの蚊も吸血していた可能性が明らかになりました。続きを読む……
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交通騒音によってひな鳥の成長が遅れるだけでなく卵がふ化する可能性も低下するという研究結果

自動車や鉄道などの騒音は人間の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、野生動物にも慢性的なストレスや健康被害を与えている可能性が指摘されています。新たな研究では、交通騒音がひな鳥の成長が妨げられるだけでなく、卵がふ化する可能性も低下するという結果が報告されました。続きを読む……
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MDMAをマウスに投与することで失った社交性を回復させることに成功

幻覚剤の一種である3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン(MDMA)は、日本では麻薬及び向精神薬取締法で厳重な規制が課せられている一方、社会性を向上させる効果があるとされています。スタンフォード大学の精神医学研究者であるロバート・マレンカ氏らの研究チームが、自閉症の傾向があるマウスにMDMAを投与すると社交性を取り戻したことを報告しています。続きを読む……
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白亜紀末の小惑星衝突によって恐竜が絶滅したにもかかわらずなぜ鳥類は生き延びることができたのか?

かつて地球上に多数存在していた恐竜は、約6570万年前の隕石の衝突によって絶滅してしまったと考えられています。しかし、ハトやペンギンといった鳥類の先祖は白亜紀末の大量絶滅を生き延びています。ティラノサウルスやステゴサウルスのような恐竜が絶滅した一方で鳥類が現代でも繁栄している要因について、科学系メディアのSmithonian Magazineが解説しています。続きを読む……
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牛の健康のために磁石を飲ませる「牛マグネット」が推奨されている

磁石の誤飲は内臓の損傷につながることもあり、場合によっては手術が必要になることもあります。ところが、家畜の牛では磁石を飲ませることが健康のために推奨されています。続きを読む……
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大量発生したセミがうるさすぎて住民が「この音は何?」と保安官事務所に通報する事態に

周期ゼミは北アメリカ大陸に生息するセミのグループであり、17年または13年の周期で大量発生することが知られています。アメリカ南東部のサウスカロライナ州ニューベリー郡では、久しぶりに現れたセミの鳴き声に驚いた住人が保安官事務所に騒音の理由を問い合わせているとAP通信が報じました。続きを読む……
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アンコウはオスがメスに融合する「性的寄生」により深海で繁栄したことが研究で判明

太陽の光がほとんど届かない海の漸深層、いわゆる「ミッドナイトゾーン(midnight zone)」に生息するアンコウは、生物発光ルアーで獲物を誘う珍しい狩猟方法など、深海の脊椎動物の中で最も多様な生態を持つグループです。遺伝子解析でアンコウの進化の歴史をたどる研究により、アンコウの繁栄には小さなオスがメスの体に取りついて一体化する奇妙な生態である「性的寄生」が大きな役割を果たしていたことが突き止め…
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窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」が発見される、生物学の教科書が書き換えられる新発見

生物学の教科書には、生物界を三分する細菌・古細菌・真核生物のうち、空気中の窒素を生命が利用できる形に変換する窒素固定ができるのは一部の細菌と古細菌だけだと記されています。新たに、真核生物に属する藻類の一種が細胞の中に窒素を固定する細胞小器官(オルガネラ)を持つことが判明したとの論文が発表されました。ミトコンドリアや葉緑体のように、元は別々の生き物が共生関係を超えて細胞小器官へと進化したのは、長い生…
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ミツバチの数が2017年以降のアメリカで急増している原因とは?

災害や異常気象などの影響を受けて、アメリカでは2000年以降ミツバチの数が大幅に減少していることが報告されていましたが、アメリカ国家農業統計局(NASS)による国勢調査では、近年ミツバチの数が急速な成長を見せていることが明らかになっています。続きを読む……
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遺伝子組み換え牛で「インスリン入り牛乳」が生産可能に、インスリンが安価に製造できるようになる可能性

糖の代謝を調整する機能を持つインスリンは、糖尿病の患者が血糖値をコントロールする上で重要ですが、アメリカなどでは価格の高騰により入手が困難になり、インスリンの自作を目指す人まで出ています。そんなインスリンを含むミルクを、安価かつ大量に生産することができる遺伝子組み換え牛が誕生したことが、報告されました。続きを読む……
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健康なサンゴ礁の音を水中スピーカーで流すと損傷したサンゴ礁が再生することが判明

熱帯の外洋に面した海岸でよく発達するサンゴ礁は、近年地球温暖化や乱獲、水質汚染などの影響で深刻な喪失の危機にひんしています。アメリカ・マサチューセッツ州のウッズホール海洋研究所に勤めるナデージュ・アオキ氏らの研究チームが、損傷したサンゴ礁に対し健康なサンゴ礁で録音した音を聞かせると、サンゴの発育状況が改善したことを報告しました。続きを読む……
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最古の性染色体は2億4800万年前に「タコ」の祖先から始まったことがゲノム解析で判明

タコの遺伝子の詳細な解析により、これまで卵を産むかどうかでしか見分けられなかったタコのオスとメスを決定づける性染色体があることや、それが少なくとも約2億5000万年前にさかのぼる、既知の中で最古の起源を持つことがわかりました。続きを読む……
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マンモス復活を目指すバイオテクノロジー企業がアジアゾウのiPS細胞作成に成功しマンモス復活に一歩近づく

アメリカのバイオテクノロジー企業であるColossal Biosciences(Colossal)はマンモスやドードー、フクロオオカミなどの絶滅動物をよみがえらせることを目標に掲げています。そんなColossalが、絶滅種のケナガマンモスと最も遺伝的に近い動物であるアジアゾウの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作成することに成功し、マンモス復活に一歩近づいたと報告しています。続きを読む……
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鹿がまるでゾンビみたいになってしまう「ゾンビ鹿病」がアメリカでまん延している

慢性消耗病(Chronic Wasting Disease:CWD)は鹿に感染するプリオン病の一種であり、発症するとよろめき・嗜眠(しみん)・社会的交流の減少・よだれの垂れ流し・急激な体重減少・意識の喪失といった症状が現れ、まるでゾンビのようになることから「ゾンビ鹿病」とも呼ばれます。そんなゾンビ鹿病がアメリカで広がっているとのことで、一体どのようなリスクがあるのかについて専門家らが解説しています…
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