認知症と診断された人の約13%が実際は「治療可能な肝臓の病気」かもしれないという研究結果

現代社会の高齢化が進むにつれて、認知症はますます大きな社会問題になっています。ところが、アメリカで認知症と診断された約6万9000人のデータを分析した新たな研究では、認知症と診断された人の約13%が実は認知症ではなく、「治療可能な肝臓の病気」かもしれないという結果が示されました。続きを読む……
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新型コロナの後遺症「ロングCOVID」を発症するリスクはパンデミックの過程で次第に低下していることが判明

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者の一部は主症状が回復した後も疲労感や息切れ、筋力の低下、認知機能の低下といった症状が続く「ロングCOVID」に悩まされています。パンデミック最初の2年間におけるロングCOVIDリスクの推移を調べた研究で、ワクチン接種やウイルス株の変化に伴って次第にロングCOVIDのリスクが低下していることが明らかになりました。続きを読む……
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ぞわぞわするような音で多幸感やリラックスを覚える「ASMR」とは一体何なのか?なぜ一部の人はASMRを体験できないのか?

近年よく耳にするようになったASMRは「autonomous sensory meridian response(自律感覚絶頂反応)」の略語であり、聴覚や視覚への刺激によって感じる心地よさやぞくぞくするような快感、リラックスした気持ちなどを指す言葉です。動画サイトではマイクの周りを化粧ブラシでなぞったり、石けんをカッターなどで削ったり、小声でささやいたりするASMR動画が一大ジャンルとなっています…
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人はルックスが自分と同じくらいの異性と付き合うことが研究で裏付けられる

恋人のルックスが好きすぎて「ひょっとして自分は不釣り合いかも」と思いがちな人には朗報なことに、人は自分や異性の外見的な魅力をかなり正確に評価しており、男女ともに自分とお似合いの相手を結婚や交際の相手に選ぶ傾向があることがわかりました。続きを読む……
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新型コロナ感染防止効果を「布製マスク」「サージカルマスク」「KN95」「N95」で比較して最も有効なマスクを探した研究結果が公開される

新型コロナウイルスへの感染対策にはマスクの着用が効果的であることが知られており、厚生労働省も医療機関や混雑した場所ではマスクの着用を推奨しています。そんな中、メリーランド大学カレッジパーク校の研究チームが、「布製マスク」「サージカルマスク」「KN95」「N95」の新型コロナウイルス感染防止効果を検証し、感染防止に役立つマスクの種類を突き止めました。続きを読む……
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睡眠不足になると記憶形成に関する海馬の重要な脳信号が乱されてしまうことが判明

学校のテストや資格試験の前に睡眠時間を削って勉強した経験がある人もいるかもしれませんが、近年は睡眠不足が記憶力に悪影響を及ぼして学習効率を下げてしまうため、ぐっすり眠った方がいいと指摘されています。新たにミシガン大学医学部の計算神経科学者であるカルマン・ディバ准教授らの研究チームが行った研究により、睡眠不足のマウスでは記憶形成にとって重要な脳信号が乱れてしまい、その後睡眠を戻しても睡眠十分のマウス…
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脳への電気刺激は失恋の悲しみを和らげることができる可能性

恋人との別れは深刻なもので、失恋によって生まれたトラウマには「愛のトラウマ症候群(LTS)」という固有の診断名が存在しているとのこと。しかし、イランのザンジャーン大学などの研究チームは、LTSの患者の脳に電気刺激を与えることで、失恋に伴う悲しみやネガティブさ、憂鬱(ゆううつ)を和らげる可能性があることを報告しました。続きを読む……
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異星人が作るダイソン球の正体はちりに覆われた高温の銀河「ホットドッグ」かもしれない

2024年5月に、異星人の巨大構造物「ダイソン球」の候補となる天体を7つ発見したとの論文が発表されました。これを検証した新しい研究により、ダイソン球候補の正体は「ちりに覆われた高温の銀河(Hot, dust-obscured galaxy:Hot DOG)」、いわゆるホットドッグの可能性が示されました。続きを読む……
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睡眠障害の原因になる「むずむず脚症候群」に関連する遺伝子のホットスポットが特定される

むずむず脚症候群はじっとしていたり横になったりしている時に、主に脚などにむずむずするような強い不快感が生じてしまい、脚を動かしたりさすったりせざるを得なくなる病気です。睡眠障害の原因にもなるむずむず脚症候群についての新たな研究では、「むずむず脚症候群に関連する140個以上の新しい遺伝子座を発見した」という結果が報告されました。続きを読む……
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乳首でわかる健康状態を解剖学者が解説

乳首は、母乳で子育てをするわけでもない男性にとってはあってもなくてもいいように思える器官ですが、性別にかかわらず乳首には健康に関する重要なヒントが隠されています。そんな乳首に関する医学的な知識や知られざるトリビアを、専門家が解説しました。続きを読む……
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偽薬だけでなく「偽手術」も痛みや症状を軽減する効果をもたらすと専門家が語る

プラセボ効果とは、生理学的効果を持たない偽薬を飲むことで症状の改善がみられる現象のことです。イギリスのレスター大学で共感ヘルスケア学の教授を務めるジェレミー・ハウィック氏が、偽薬だけでなく実際には治療をしない「偽手術」も、患部の痛みの軽減といった実際の手術と同様の効果をもたらすと語っています。続きを読む……
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父親になった男性は心臓の健康状態が悪化するとの研究結果

子どもを出産したり母乳で子育てをしたりする母親に比べて、父親は子どもができても健康への影響があまりないと考えられてきましたが、これまでの研究で子どもができた父親は脳の容積の減少や産後うつ病を経験する可能性があることがわかってきています。さらに、父親になった男性は心臓の健康状態が悪い傾向があることがわかりました。続きを読む……
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実験室で培養された「人間の脳」からCPUが作られる

幹細胞を培養して作られた脳組織(ヒト脳オルガノイド)をCPUとして使うシステム「ニューロプラットフォーム」が、スイスのバイオコンピューティング企業であるFinalSparkによって構築されました。ニューロプラットフォームは各地の研究者が遠隔でアクセスでき、「学習」と「情報処理」を行わせることが可能です。続きを読む……
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「内なる声」が聞こえない人はどのような世界を生きているのか?

多くの人は頭の中で本や新聞に書かれている文章を読み上げたり、買い物リストや電話番号を頭の中で繰り返したりすることができます。しかし、一部の人々はこの「内なる声」を聞くことができないとのことで、デンマークとアメリカの研究チームがこれらの人々を対象に、言語に関連するタスクのパフォーマンスを調査した結果を報告しました。続きを読む……
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「悪夢」や「白昼夢」が自己免疫疾患の早期兆候かもしれないという研究結果

「頻繁に悪夢を見る人は認知症の発症リスクが高い」という研究結果が報告されるなど、悪夢は見ると嫌な気持ちになるだけでなく、病気との関連性があることが示唆されています。新たな研究では、悪夢を見ることが自己免疫疾患である全身性エリテマトーデスの早期兆候かもしれないということが明らかになりました。続きを読む……
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