細菌にも“記憶”があり、何世代にもわたって受け継いでいることが明らかに

thumbnail image 目には見えないほど小さな体で、脳すらない大腸菌だが、じつは環境についての”記憶”があり、それを生存戦略に利用していることが判明した。 脳がない彼らが、どうやってそうした情報を処理しているのだろうか? 米国テキサス大学オースティン校のチームが『PNAS』(2023年11月21日付)で発表した研究によれば、その秘密は地球上でもっとも豊富に存在する元素のひとつ「鉄」であるという。 初期の細胞生命を支え…
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1日2握りのナッツを食べると男性の生殖能力が向上するという研究結果が報告される

thumbnail image クルミってどことなく”ふぐり”に似ている。それが関係しているのかどうかはわからないが、 クルミやアーモンドなどのナッツ類を1日に2握り食べると、男性の生殖能力がアップするという研究結果が報告された。 オーストラリア、モナシュ大学の研究チームが、過去に行われた関連研究をレビューしたところ、男性が1日60gくらいのナッツを食べると、精子が元気になることが判明したという。 いつもの食事にナッツを追加す…
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100歳以上の人々の血液検査で明らかになった長寿の人に見られるの特徴

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イギリスの名門私立小学校で国内初のAI校長が就任

thumbnail image まるでホグワーツのような趣のあるイギリスの全寮制の名門私立小学校で、国内初となるAI校長が就任したそうだ。 その学校はウェスト・サセックスにある「コッツモア・スクール」。1894年に開校した130年の歴史がある名門校で、その学費ははなんと1年間で580万円。 「アビゲイル・ベイリー」という名のAI校長は、人間の校長をアシストするべく訓練されており、今後この教育の現場で辣腕を振るうことになるという…
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史上初、完全自動AIが超新星が検出し確認・分類・共有される

thumbnail imageImage credit: Legacy Surveys / D. Lang (Perimeter Institute) for Legacy Surveys layers and unWISE / NASA/JPL-Caltech / D. Lang (Perimeter Institute) 宇宙にひらめく壮大な花火である超新星の捜索は、いずれAIが全て担ってくれる未来が来るかもしれない。 こ…
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絶滅種のタスマニアタイガーの標本からRNAを抽出することに史上初めて成功

thumbnail image スウェーデンの博物館が常温で保管している絶滅種、タスマニアタイガー(フクロオオカミ)の標本から、130年以上前のRNAを抽出し、その配列を読み解くことに成功したそうだ。 絶滅した動物から、皮膚と骨格筋のRNA情報すべて(トランスクリプトーム)が得られたのは、史上初となる。 この成果は、タスマニアタイガーやウーリーマンモスなど、すでに絶滅してしまった動物の研究やその復活、さらには感染症の原因となる…
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紙ストローの9割から永遠の化学物質を検出。環境に良くない可能性が示唆される

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人間の心臓組織から9種のマイクロプラスチックを発見

thumbnail image マイクロプラスチックは、直径5mm以下の微小なプラスチック粒子や、紫外線や波などで分解されたプラスチック製品の小さなかけらだ。 地球上のいたるところに存在し、食品や飲料水を通じてマイクロプラスチックが人間の体内に取り込まれることがこれまでの研究から明らかになっている。 今回、これから手術を受ける心臓病患者の心臓を調べてみたところ、そこから9種類ものマイクロプラスチックが発見されたそうだ。続きを読…
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オリーブオイルを定期的に摂取することでアルツハイマー病の死亡リスクが軽減するという研究結果

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物理学者がワームホールで過去にタイムトラベルを可能にする理論上の方法を考案

thumbnail image 理論物理学者は物理学のルールの抜け穴や矛盾を探している。 カナダ、アルバータ大学の物理学者が見つけ出した抜け穴を利用すれば、時間は過去から未来へ流れるというルールを回避できるかもしれないという。 つまり、少なくとも”理論上”は過去にタイムトラベルすることが可能になるのだ。 具体的には時空の近道とされる謎めいた「ワームホール」を利用する。リング状ワームホールという特殊なタイプのものなら、そこをくぐ…
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AIの力を利用して動物たちの言葉を理解しようと試みる研究者たち

thumbnail image 悲しいことに動物は人間の言葉を話すことができない。動物たちの言葉(鳴き声)や仕草がわかったら、もっとより良い共存の形を営めるだろう。 そこで登場するのがAIだ。英セント・アンドリューズ大学のクリスチャン・ルッツ教授が率いる国際的研究チームは、さまざまな言語を翻訳してくれるAIを使って、動物たちの言葉の解読に挑んでいる。 『Science』(2023年7月13日付)に発表された論文によると、AIの…
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かければそこは本の世界。メガネ型の電子書籍リーダーが開発される。

thumbnail imageimage credit:solreader 本の世界にひたるのが常態で、紙だろうがデジタルだろうがいつも書籍が手放せないガチな読書家向けの革新的な新製品? サングラス似の「Sol Reader (ソル リーダー)」は、メガネ型のウェアラブルデバイスで、電子書籍を読むためだけのものだ。 このデバイスはメガネ型でありながらユーザーに外の景色を見せる気はない。まず光を通さずオフだと何も見えない。 オン…
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ショッピングカートのセンサーが命を救う可能性。脳卒中のリスクがある買い物客を診断

thumbnail image イギリスでちょっと変わった実験が行われた。スーパーのショッピングカートの持ち手部分に心拍を測定するセンサーを設置し、「脳卒中」になるリスクがある人を診断したのだ。 心房が細かく動いてけいれんし、不整脈を起こす「心房細動」という心臓の病気がある。これになると脳卒中のリスクが5倍以上もあがるという。心臓に血栓ができやすく、それで血管がつまってしまうからだ。 2100人以上が参加した今回の研究では、こ…
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宇宙で作られた太陽光発電エネルギーを地球に無線送電することに初めて成功

thumbnail image アメリカの研究者が宇宙で太陽光を利用して発電した電気を、地球に無線(ワイヤレス)送電することに初めて成功したそうだ。 太陽光発電は持続可能な再生可能エネルギーだが、夜には発電できないのが弱点だ。だが宇宙でならば昼夜を問わずにほぼいつでもOKだ。 問題はその電気をどうやって地上に送るのかということ。そこで登場するのが、今回カリフォルニア工科大学の研究チームが成功した「無線送受電技術」だ。 これは、…
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中国、2028年に月の土で月面基地を作るロボットを打ち上げ予定

thumbnail image 月面に人類の拠点を築くという壮大な計画に向けて、中国は独自のロボット技術を開発している。このロボット「スーパーメイソン( Super Masons)」は、月の土を利用して建築物を作ることができるという。 中国は10年以内に月面基地の建設をスタートする予定だ。まずは2028年に、月の土からレンガを作る任務を負ったスーパーメイソンが、嫦娥 8 号ミッションで打ち上げられるという。 続きを読む…
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