100%生分解性で食品包装などに使える「オオムギプラスチック」を研究者が発明、5年以内にプロトタイプが製造される可能性も

プラスチックに植物由来の原料を用いた「バイオプラスチック」の存在を知っている人もいるはずですが、植物原料だからといって必ずしも自然に分解されやすいというわけではなく、自然の微生物によって分解される「生分解性プラスチック」とバイオプラスチックは異なるものです。デンマーク・コペンハーゲン大学の研究者らはオオムギ由来で100%生分解性のプラスチックを発明し、この新素材が将来的にプラスチックによる環境汚染…
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10代のころに知能が低かった人は老いてからの脳卒中リスクが228%も高い

10代の時期に知能が低かった人は、50歳になるまでに脳卒中を発症するリスクが知能が高い人の3倍だったとの研究結果が報告されました。若くして脳卒中を患い、障害を抱えながら残りの人生を過ごす人が増えていることから、研究者は知能が低い個人に対する早期の支援が不可欠であると訴えています。続きを読む……
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「失敗は成功のもと」はウソ、失敗した人が成功をつかむ確率は人が信じているよりずっと低い

「失敗は成功のもと」とよく言われるように、失敗が成功の足がかりになるという考えは広く支持されています。しかし、アメリカ心理学会で発表された新しい研究により、失敗を経験することのメリットが過大評価されていることがわかりました。続きを読む……
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「言語は思考よりもコミュニケーションのためのツールである」と研究者が主張

言語は人間という存在を特徴付けるもののひとつですが、その機能については「思考のためのツール」なのか、「コミュニケーションのためのツール」なのかで議論があります。2024年6月19日に科学誌のNatureに掲載された論文で、研究者が「言語はコミュニケーションのためのツールである」と結論付けました。続きを読む……
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陰謀論者の中年は学生時代に「ぼっち」だったとの研究結果

ノルウェーの中高生2000人を約30年にわたって追跡した研究により、思春期に強い孤独を味わった人や、生涯にわたり孤独だった人は中年期に陰謀論的な世界観にはまってしまいやすいことがわかりました。その理由について研究者は、孤独な人が孤立感から自尊心を守るために陰謀論に走ったり、陰謀論者のコミュニティにつながりを求めたりするからではないかと指摘しています。続きを読む……
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日光にさらされたペットボトルの水には有害な揮発性有機化合物が含まれているとの研究結果

ペットボトルは「大量生産しやすい」などの便利さから、日常のあらゆる場面で使用されています。しかし、済南大学広東省環境汚染健康重点実験室の研究チームが実施した研究では、日光や紫外線にさらされたペットボトルは、トルエンやベンゼン、フロン類といった有害な揮発性有機化合物(VOC)を放出することが指摘されています。続きを読む……
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500万回の睡眠データから眠りには5つの種類があることが判明

睡眠の種類というと、眠りの深さに関連するレム睡眠やノンレム睡眠が思い浮かびます。これとは別に、睡眠には長さや中断のタイミングなどによって分類される5つのタイプがあることが、3万3000人から集めた睡眠500万回分のデータの分析から判明しました。続きを読む……
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「暑い夜」は脳卒中のリスク増加と関連している

初夏から夏にかけて次第に夜の気温が高くなり、日本では夜間の最低気温がセ氏25度を超える熱帯夜も珍しくなくなります。15年間にわたる脳卒中の発生率と夜間の気温との関係を調べた研究で、「気温が高い夜は脳卒中のリスクが高くなる」ことが明らかになりました。続きを読む……
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ビッグバンのわずか3億5000万年後に炭素が誕生したことが判明、生命の起源に大きな一石

宇宙が誕生して間もない時期の銀河を観測した結果、驚くほど大量の炭素が含まれていたことがわかったとの研究結果が発表されました。生命の源として重要な元素である炭素が、従来の想定より早く生成されたことを意味するこの発見は、宇宙で生命が誕生するのに必要な条件が早い段階で整った可能性を示しています。続きを読む……
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現代人の苦しみは「人類の進化と文化のミスマッチ」が原因のひとつだという指摘

メンタルヘルスの悪化や生活習慣病といった現代社会に生きる人々を苦しめる問題の多くは、急速な技術の進歩や近代化によって生じていると指摘されています。こうした問題の背景には、人類の進化と文化の変化が食い違う進化論的ミスマッチがあると、イギリスのノーサンブリア大学で心理学助教を務めるホセ・ヨン氏が解説しています。続きを読む……
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腰痛を改善するたったひとつの簡単な運動は「散歩」、ウォーキングで腰痛再発リスクは半分に

腰痛対策のために、人間工学に基づいて設計された高価なオフィスチェアを買ったり、足しげく整形外科に通ったりしている人は少なくないはず。一度発症するとしつこく再発する腰痛の改善には、「ウォーキング」が適していることが新しい研究で判明しました。続きを読む……
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年2回投与のHIV予防薬「レナカパビル」が第III相臨床試験でHIV予防で100%の有効性を示す

世界第2位の大手製薬会社であるギリアド・サイエンシズが開発するレナカパビルは、HIV感染症の予防薬です。このレナカパビルが第III相臨床試験において、HIV予防で100%の有効性を示すことに成功したとギリアド・サイエンシズが報告しています。続きを読む……
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妊娠中の猛暑は子どもの健康や経済力などに生涯にわたる悪影響を及ぼす

猛暑は熱中症などの身体的な悪影響をもたらすことが知られているほか、認知機能の低下やメンタルヘルスの悪化といった問題も引き起こすことがわかっています。29件の研究を体系的にレビューした新たな論文では、母親の妊娠中に暑さにさらされた子どもは、収入の減少や早死にリスクの増加といった生涯にわたる悪影響を受けることが判明しました。続きを読む……
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プロの自転車競技者がドーピングの使用を疑われた結果どうなったかの戦いの記録

プロサイクリストのリジー・バンクス氏は、女性の自転車レース大会「Giro d’Italia Women」を2019年と2020年に連覇するなど、華々しい成績を飾ってきました。しかし2023年7月に、ドーピング検査で複数のドーピングの陽性反応が現れたことで、バンクス氏の選手生命は一転しました。続きを読む……
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SpaceXの衛星インターネット「Starlink」などの人工衛星が急増すると地球を守るオゾン層が破壊されてしまう可能性

地球の高度約10~50kmの成層圏に存在するオゾン層は、太陽からの有害な紫外線を吸収することで地球の生態系を保護する役割を担っています。ところが、近年急速に増加している地球低軌道の人工衛星により、オゾン層が破壊されてしまう可能性があるという研究結果が報告されました。続きを読む……
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